リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

淡水・海水別のエビの飼い方! 混泳の相性や繁殖のコツも紹介

スタッフ

カインズ How to ペット編

カインズ How to ペット編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」のペット関連のコンテンツを文字起こししています。

エビは単体で飼うのも良し、観賞魚のタンクメイトにするのも良しで、近年人気が高まっています。一口にエビといっても「淡水エビ」「海水エビ」で飼い方が異なり、種類もさまざまですが、ペットとして飼いやすい初心者向きのエビは限られてきます。

この記事では、ペットしておすすめのエビの種類とその飼い方、必要な道具などをわかりやすくまとめました。繁殖のコツについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

淡水? 海水? 飼いやすいエビはどっち

淡水? 海水? 飼いやすいエビはどっち

エビは淡水にも海水にも生息しており、汽水域に住んでいる種類もいます。お世話の手間を惜しまないならどこに住むエビでも飼えますが、飼いやすさや入手のしやすさでは淡水エビのほうが上でしょう。

■淡水エビを飼うメリット

  • 人工海水を準備する必要がない
  • 流通量が多く、比較的安価
  • 繁殖が比較的簡単

もちろん、海水エビも人気があり、海水エビならではのメリットがあります。

■海水エビを飼うメリット

  • 淡水エビよりも鮮やかな種類が多い
  • 個性豊かで単体で飼う楽しみもある
  • 種類を選べば繁殖も楽しめる

なお、どちらのエビでも、観賞魚の餌の食べ残しや水槽に生えた苔や藻を食べてくれる「クリーナー」として活躍できる種類がいます。どのエビを飼おうか迷っている方は、飼うエビの生態についてよく調べてからにしましょう。

ペットとして飼われるエビの種類と値段

ペットとして飼われるエビの種類と値段

世界には約3,000種のエビがいるといわれていますが、ここではペットとして飼育しやすい、あるいは入手しやすいエビを厳選して紹介します。カインズが展開するpetsone(ペッツワン)で入荷することもあるので、お気軽にご相談ください。

淡水エビ

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビ

体長 3.5~5cm
主な分布 日本、台湾、フィジー、マダガスカルなど
飼育適温 1~30℃
寿命 2~3年
値段 30~300円

透き通った体がトレードマークのヤマトヌマエビは、ヌマエビのなかでは大きなほうで、メスは最大5cmほどに成長する場合もあります。体格に見合った丈夫さを持ち合わせており、水温は1~30℃まで対応可能なので、ヒーターがなくても飼育可能です。

美しい見た目から観賞用として人気があるのはもちろん、水槽の苔などを掃除するクリーナーとしての需要もあります。ただ、繁殖させるには汽水域を再現した飼育水が必要なため、初心者の方向きではありません。

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビ

体長 2~3cm
主な分布 日本、台湾、中国など
飼育適温 1~30℃
寿命 1~2年
値段 ・ノーマル品種:20~100円
・改良品種:100~600円

ミナミヌマエビは、ヤマトヌマエビよりもやや小ぶりのエビです。日本では西日本に多く分布しており、台湾や中国にも多くの亜種が確認されています。ヤマトヌマエビと同じく1~30℃の水温に適応でき、クリーナーとしても優秀です。

ヤマトヌマエビにない魅力は、多くの改良品種が存在する点です。ミナミヌマエビが得意な擬態の性質を活かし、赤・青・白・橙・チョコレート色など、豊富な品種が生み出されています。そのため、珍しいカラーの個体は600円前後と、ノーマルカラーの5倍以上の価格が付けられていることもあります。

品種にこだわりのない方は、自然採集するのもよいでしょう。ミナミヌマエビはきれいな川の石の下などに潜んでいることが多く、その周辺を網ですくうと捕まえられるケースが多いです。

ビーシュリンプ

ビーシュリンプ

体長 2.5~3.5cm
主な分布 香港(説)
飼育適温 21~25℃
寿命 1~2年
値段 ・ノーマル品種:200円
・高グレード品種:1,000~2,000円

ビーシュリンプは、名前の通り蜂のようなツートンカラーの模様を持つ小型のエビです。多くの改良品種が生み出されており、「レッドビーシュリンプ」を代表に非常に人気があります。また、品種にはグレードが存在し、配色具合や割合によって販売価格が異なります。

飼育事態はさほど難しくありませんが、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビのようなタフさはありません。水温は21~25℃を目安とし、急激な温度変化は避けてください。水質の悪化にも要注意なので、ろ過能力の高いフィルターを用意することをおすすめします。

レッドチェリーシュリンプ

レッドチェリーシュリンプ

体長 約3cm
主な分布 台湾
飼育適温 13~25℃
寿命 1~2年
値段 70~300円

レッドチェリーシュリンプは、チェリーのような鮮やかな体色をしている小型のエビです。ミナミヌマエビの近似種であるシナヌマエビから作出されたといわれています。擬態能力があることから、カラーの濃淡には個体差があり、飼育環境によっても変わります。色の鮮やかさで販売価格が異なることもあるでしょう。

飼育の仕方は比較的簡単ですが、低温には弱いため、ヒーターを導入するなどして13℃を下回らないよう管理してください。もちろん、極端な温度変化はNGです。

なお、レッドチェリーシュリンプはクリーナーとしても人気で、水槽内の苔や混泳する観賞魚の餌の食べ残しを平らげてくれますが、食べるもので色が変わることもあります。カラーを落としたくない場合は、色揚げができる餌を与えるとよいでしょう。

ホワイトグローブシュリンプ

ホワイトグローブシュリンプ

体長 約2cm
主な分布 スラウェシ島(インドネシア)
飼育適温 25℃前後
寿命 約2年
値段 500~1,500円

ホワイトグローブシュリンプはインドネシアのスラウェシ島出身の淡水エビです。ペットとしての歴史は浅いものの、その美しさから非常に人気のあるエビです。真っ赤な体と白いドット模様に加え、白い手袋をしているような4本の脚がかわいらしいと評判です。

飼育難易度は高いとはいえませんが、少しデリケートであり、中性~アルカリ性の硬度の高い水質を好みます。水温は25℃前後が適温で、急激な温度変化や寒さには弱い面があります。

また、観賞魚との混泳は可能ですが、捕食される恐れがあるため、エビ同士で飼育するほうが安全でしょう。

海水エビ

アカシマシラヒゲエビ(スカンクシュリンプ)

アカシマシラヒゲエビ(スカンクシュリンプ)

体長 5~7cm
主な分布 千葉県以南の太平洋、カリブ海など
飼育適温 18~25℃
寿命 2~3年
値段 1,000~2,500円

アカシマシラヒゲエビは、「アカスジモエビ」とも呼ばれる海水エビです。赤い縞模様に白いヒゲがトレードマークで、背中にはスカンクに似た白い筋があることから、「スカンクシュリンプ」という別名もあります。

「クリーナーシュリンプ」という愛称もあり、その名に恥じないお掃除部隊として活躍してくれます。水槽内の汚れのほか、同居する観賞魚に付いた寄生虫まで食べてくれるため、タンクメイトとしてまず候補に上がるエビの一つです。

ただ、アカシマシラヒゲエビがいるからといって、病気を防げるわけではない点、誤解のないようにしてください。また、アカシマシラヒゲエビの数が多すぎると喧嘩が勃発します。30cm程度の水槽の場合、1~2匹の同居が目安でしょう。

ホワイトソックス(シロボシアカモエビ)

ホワイトソックス(シロボシアカモエビ)

体長 7~8cm
主な分布 インド洋、太平洋など
飼育適温 23~25℃
寿命 2~3年
値段 2,000~3,000円

ホワイトソックスは、脚の先端が白く染まっている海水エビです。背中には白い点模様も見られ、赤と白の組み合わせから「サンラエビ」というニックネームもあります。「シロボシアカモエビ」という別称もありますが、ショップではホワイトソックスの名で販売されていることが多いでしょう。

クリーナーとしても活躍し、観賞魚に寄生する寄生虫を食べてくれます。しかし同居の観賞魚に襲われる可能性もあるため、大型のベラやゴンベなどと混泳させるのは危険です。

キャメルシュリンプ(スザクサラサエビ)

キャメルシュリンプ

体長 4~6cm
主な分布 琉球諸島以南、インド洋、太平洋など
飼育適温 20~28℃
寿命 3~4年
値段 800~1,200円

赤い体に直線的な白模様が入るキャメルシュリンプは、最大でも5~6cmほどにしか成長しない小さな海水エビです。流通量が多く安価であり、比較的丈夫なことから、海水エビの入門種ともいわれています。

クリーナーとしても活躍しますが、その特徴的なルックスからキャメルシュリンプ単体で飼う方も多くいます。複数飼育すれば鑑賞度もぐんと上がるでしょう。

フリソデエビ

フリソデエビ

体長 4~5cm
主な分布 インド洋、太平洋など
飼育適温 24℃前後
寿命 2~3年
値段 2,000~3,000円

フリソデエビは、白い体に色鮮やかな斑点を持つ海水エビです。第二ハサミ脚にまで見られるカラーリングがまるで振袖のように見えることから、この名で呼ばれるようになりました。見方を変えれば毒々しくもありますが、毒は持っていないのでご安心ください。

オスとメスとがペアで行動する性質があり、狩りも2匹で行います。狩りの対象となるのは主にヒトデで、まれにウニを襲って食べることも。餌となるヒトデは1匹500~600円程度するため、一般的な海水エビよりも飼育コストが重くなりがちです。

オトヒメエビ

オトヒメエビ

体長 約4~6cm
主な分布 インド洋、太平洋、大西洋西部など
飼育適温 25℃前後
寿命 1~2年
値段 600~1,000円

長いひげと大きなハサミ脚が特徴のオトヒメエビは、美しく可憐なエビとして人気が高いです。体表は半透明の白色で、頭部や腹部、尾扇には濃い赤色の斑紋が見られます。また、脚には紅白の帯を持ちます。

名称とは裏腹に攻撃的な一面を持ち、ほかの魚を攻撃したり、捕食したりする可能性があります。肉食魚類の体表を這い回って寄生虫を食べることはほかのエビでも見られますが、オトヒメエビは口の中にまで入り込んで食事をすることもあります。

フシウデサンゴモエビ

フシウデサンゴモエビ

体長 約4~6cm
主な分布 インド洋~中・西部太平洋など
飼育適温 20~25℃
寿命 2~3年
値段 400~600円

フシウデサンゴモエビは、甲背面や脚の毛の束が発達している特徴的な見た目をしています。模様は個体差が大きく、珍しいタイプだと多少値段が上がることもありますが、おおむね400~600円とお迎えしやすい価格帯です。

糸状の苔を食べてくれるクリーナーで、観賞魚のタンクメイトとしてよく選ばれています。繁殖も比較的簡単なコストパフォーマンスの高い海水エビです。

自然界ではリーフの隙間や転石の隙間に潜んでおり、臆病な性格をしています。飼いはじめはレイアウト素材に隠れて出てこないことが多いかもしれません。

エビを飼うのに必要な飼育アイテム

淡水エビか海水エビかで必要なアイテムが異なりますが、共通するものもたくさんあります。エビを飼うために必要な飼育道具一覧は、次の通りです。

■飼育アイテム一覧

  • 水槽(ふた付き)
  • 床材
  • 水草
  • ろ過装置(フィルター)
  • シェルター(レイアウト素材)
  • 人工海水(海水エビ)
  • カルキ抜き
  • 冷却ファン・ヒーター
  • 水温計

水槽

飼育容器は気密性の高いガラス製水槽をおすすめします。飛び出し事故を防止するため、ふた付きのものを選びましょう。

水槽サイズはエビの種類や数、鑑賞目的によって異なるため、以下はおおよその目安です。

■30cm水槽でも可能

  • 淡水エビ5~10匹
  • 海水エビ1~2匹(ペア)


■45cm水槽以上(60cmを推奨)

  • 淡水エビ10匹以上
  • 海水エビ2~3匹

少々大きめの水槽を用意するのは、繁殖して増える可能性があるためです。また、海水エビは淡水エビより縄張り意識が強いため、一つの水槽に数匹を目安としたほうが安全でしょう。

上記の水槽はろ過装置(フィルター)付きで、水の汚れを効率良く取り除いてくれます。

床材

底砂は水質の安定や水草の育成に役立ちます。淡水エビを飼う場合は、水質を弱酸性(6.5前後)に保ちやすいソイルを敷くとよいでしょう。ただし、粒が細かすぎる場合はフィルターが詰まらないよう注意してください。

海水エビには、天然のサンゴを使用されたコーラルサンドと呼ばれる砂がおすすめです。

水草

水草はエビの飼育には必須アイテムです。酸素を供給してくれ、水質の改善にも期待できるほか、隠れ家としても機能します。

水草にはたくさんの種類がありますが、淡水エビにはマツモ、アナカリス、ミクロソリウム、グロッソスティグマなどがおすすめです。また、カボンバやウィローモスの葉は柔らかく、エビの餌にもなります。なお、必ず無農薬であることを確認してから導入してください。

海水エビであれば、マユハキモやヨレヅタといった海藻を用意するとよいでしょう。

ろ過装置(フィルター)

エビは水質の変化に敏感なので、頻繁な水換えが欠かせません。とはいえ、何かと忙しくお世話の手間を減らしたい方は、ろ過装置(フィルター)を活用するとよいでしょう。フンや餌の食べ残しを取り除け、バクテリアの繁殖にも役立ちます。

フィルターには、底面式や外部式などさまざまな種類がありますが、初心者の方は水槽とフィルターがセットになっている商品を使っても問題ないでしょう。あえて別々に選ぶのであれば、水流が穏やかで稚エビでも吸い込まれにくい底面式フィルターがおすすめです。

シェルター(レイアウト素材)

多くのエビは臆病なので、安心できる隠れ家が必要です。水草や海藻がその役割を担うこともありますが、ほかにも岩や流木、サンゴ、ライブロック(風化したサンゴの骨格にさまざまな生物が付着・繁殖したもの)などを設置してあげましょう。

人工海水(海水エビ)

海水エビの飼育水には海水が必要です。天然の海水を汲んでくるか、海水の素で人工海水を作りましょう。天然海水に含まれるミネラルを豊富に含んだものや、小分けになって使いやすいものなど、さまざまなタイプがあります。水質の目安は多くの海水観賞魚と同じく、pH8.1~8.4、比重1.020~1.023です。

カルキ抜き

多くの観賞魚と同じく、水道水をそのまま飼育水に使うのは危険です。必ずカルキ抜きを行いましょう。バケツなどに半日以上汲み置きしたものを利用するか、市販のカルキ抜き剤(水質調整剤)を使います。液体タイプのカルキ抜きであれば、瞬時に効果を発揮します。

エビは基本的に雑食なので、平たくいえば何でも食べます。エビ専用の人工飼料はもちろん、オトシンクルスやコリドラスに与えるような沈降性のタブレット餌、冷凍アカムシなどを与えるとよいでしょう。

水槽内のクリーナーとして飼育する場合は、水槽内の苔や混泳している観賞魚の食べ残しが餌となりますが、飼育数によっては餌が足りなくなり、餓死する恐れもあります。水草や海藻をかじっていたら餌不足かもしれないため、定期的に人工飼料を与えましょう。

冷却ファン・ヒーター

飼育適温に合わせてヒーターや冷却ファンを設置しましょう。特に暑さ対策は重要で、30℃を超えると衰弱死の危険性が高まります。小型のエビは体が小さく抵抗力も弱いため、1℃の上昇でも体力を奪われてしまいます。

暑さ対策の定番は、水槽用クーラーや冷却ファンの設置です。また、エアコンを効かせ、室温ごと管理する手もあります(しかし、24時間作動させなければなりません)。

水温計

水温をチェックするための温度計は、鑑賞や水槽レイアウトの妨げになりにくい小型タイプがおすすめです。下記の商品は、水槽内にぴたりと張り付け可能です。

エビの上手な飼い方と注意点

エビの上手な飼い方と注意点

エビはデリケートな種類が多いため、飼育水の管理を慎重に行うことをおすすめします。水質・水温管理に気を配れば、衰弱死やショック死、病気の予防にもつながるでしょう。ここでは、エビの上手な飼い方を注意点とともに解説します。

水合わせは慎重に

エビはとにかく繊細なので、水合わせは慎重に行いましょう。おすすめは「点滴法」と呼ばれる水合わせです。手順は次の通りです。

  • 購入したエビが入っている袋ごと水槽に浮かせる
  • 20~30分浮かべて水温を合わせる
  • バケツなどに袋の水ごとエビを放す
  • エアチューブをセットし、エビを入れる予定の水槽の飼育水を徐々に足していく

時間や手間はかかりますが、スポイトやカップで少しずつ水合わせするやり方でも構いません。。

4つの水温対策

エビは高温に弱いタイプが弱く、水温が30℃を超えると突然死することがあります。水温が高いとエビが死んでしまう一番の理由は、酸欠です。水に溶け込む酸素の総量が減るうえ、わずかな酸素を同居しているエビや観賞魚と奪い合うことになるため、体力の低いエビから死んでいってしまいます。

また、高温になると水が汚れやすく、フンや餌の食べ残しの腐敗が早まります。水質が変わるとpHも変化し、エビが適応できる範囲を超える恐れがあります。

以上の驚異からエビを守るために、次の対策を心がけてください。

  • 直射日光を避ける
  • 水槽用クーラー・冷却ファン・エアコンで水温を管理する
  • エアレーションを付ける
  • 飼育水を多めに入れ水温の変化を緩やかにする

便利なのは水槽用クーラーですが、導入コストが高い点がネックかもしれません。また、冷却ファンは気化熱を利用して冷やす仕組みで、水分が蒸発して塩分濃度が変化します。定期的な足し水を忘れないようにしてください。

水換えの頻度とコツ

水換えの頻度はフィルターの有無で変わります。フィルターがある場合は1~2週間に1回の水換えでも構いませんが、ない場合は3~5日に1回を目安に水換えしてあげましょう。もちろん、あくまで目安です。目視で水が汚れている場合は都度交換してください。

水質の変化でエビが驚かないよう、水換えの水量は1/3程度に留めるのが基本です。また、小型の水槽は水分の蒸発で飼育水が濃縮するため、定期的な足し水も行いましょう。

混泳の相性

ほかの観賞魚と混泳させ、クリーナーとしての活躍を期待する場合は、混泳させても問題が起きない組み合わせかどうかを確認する必要があります。特に、体格差が著しい場合、エビは格好の餌となってしまう可能性が高いです。

■淡水エビと相性が良い鑑賞魚

  • カラシン
  • クラウンキリー
  • ランプアイ
  • グッピー
  • ネオンテトラ
  • コリドラス・ローチ
  • オトシンクルス
  • プレコ
  • ゼブラダニオ
  • プリステラ など

小型で大人しく、エビを捕食できないタイプであれば混泳を楽しめます。

■海水エビと相性が良い観賞魚

  • 小型のハゼ類
  • ギンボ類
  • デバスズメダイ

海水エビも淡水エビと同じくクリーナーとして活躍してくれますが、淡水エビより縄張り意識が高いことが多く、注意が必要です。混泳予定の観賞魚と共生関係にあるかどうか、お迎えする前にお店の方によく相談するとよいでしょう。

なお、いくら相性が良くても、過密状態や飢餓状態にある場合は争いが起きる可能性が高いです。また、脱皮の際には隠れ家の有無が重要なので、岩や海藻、ライブロックなどの設置を忘れないようにしましょう。

病気の症状・原因と主な対策

エビも多くの観賞魚と同じく、病気にかかります。主な症状と対策を知っておき、様子がおかしければ早めに対応しましょう。

病気 症状・原因 対策
体表異常 ・白濁・黄濁など体表の色が変わる
・明らかに弱る個体もいれば、突然死する個体もいる
・高水温、水質異常、外部からの感染
・水換え
・ろ過環境の見直し
・ストレスを与えない など
※薬浴は逆効果の可能性あり
水カビ病 ・水質悪化により、白い綿のようなものが体表に付着する ・水質管理と定期的な水換え
※薬浴は逆効果の可能性あり
ネクタリン寄生虫 ・内蔵に寄生虫が感染し、体がオレンジ色に染まる
・外部感染が多い
・寄生された個体を隔離する
脱皮不全 ・脱皮後の皮がきれいに取れない ・水質(ミネラル)管理
・ストレスを与えない など

飼育中のエビを繁殖させるには

エビを繁殖させるには

ここでは、繁殖が比較的簡単な淡水エビの繁殖に限定して解説します。ただし、ヤマトヌマエビのように、繁殖に汽水域環境が必要だったり、稚エビではなくゾエア幼生を育てなければいけなかったりする淡水エビもいます。難易度がかなり上がるため、初心者の方は別の淡水エビの繁殖からチャレンジしたほうがよいでしょう。

カップル成立を目指して10~20匹を飼育する

まずは、オスとメスがペアになってもらわないと話が進みません。個体同士の相性もあるうえ、エビはオスとメスの区別が難しいこともあるため、10~20匹をまとめて飼うほうが効率的です。

エビを個別で飼育する

エビをほかの観賞魚と混泳させる目的でお迎えする方も多いでしょうが、繁殖を目指すのであれば個別で飼育することをおすすめします。稚エビは非常にか弱い存在のため、混泳する観賞魚に食べられてしまう恐れがあります。また、ほかの観賞魚がいることで親エビが神経質になり、ペアができても抱卵しないケースも見られます。

産卵用の水槽に移す

飼育水温は適正に保ち、水質も安定させましょう。水が腐敗しやすい夏場や、水質が20℃以下になる冬場は要注意です。また、エビが安心して隠れられる水草や岩などを配置してあげることも大切です。

無事にメスが抱卵したら、産卵用の水槽に移動させましょう。産卵用の水槽にも、隠れ家となるレイアウト素材を配置してあげてください。大きな水槽で飼っている場合は、隔離ケースを使っても構いません。

孵化直後の餌は基本的に不要

無事に稚エビが孵化したら、すかさずメスを元の水槽に戻します。そのままでは我が子を食べてしまうことが多いためです。

稚エビは、孵化してから1~2週間は水槽内の苔や微生物などを食べて過ごします。徐々に親エビと同じ食生活ができるようになりますが、はじめはゾウリムシやプランクトンを発生させる餌を与えるとよいでしょう。ウィローモス、マツモ、アナカリスなども稚エビの餌となります。

エビが増えすぎてお世話できない場合

繁殖がうまくいき、予想以上にエビが増えた結果、お世話ができない方もいるでしょう。このとき、増えすぎたエビを自然に放つのは止めてください。たとえ国内の固有種であっても、人の手で育てたエビが何らかの影響を及ぼす恐れがあります。

最も簡単な解決策は、アクアリウムショップで引き取ってもらうことです。お店の事情にもよりますが、快く引き取ってくれるお店が多いでしょう。

またSNSで里親を探したり、ネットオークションで販売したりする手段もあります。エビは鑑賞目的のほか、大型の観賞魚や水生生物の餌としての需要も高いため、買い手を見つけるのはそう難しくないでしょう。

エビの飼い方まとめ

エビの飼い方まとめ

エビの飼い方は、淡水エビか、海水エビかで飼育の仕方や難易度が変わります。どちらも水質や水温には敏感で、水合わせや水換えの注意点はありますが、比較的飼育が簡単なのは淡水エビのほうでしょう。

一方、海水エビには淡水エビにはない美しさや存在感があり、淡水エビとさほど変わらない値段で入手できる種類もいることから、非常に人気です。

お迎えするエビに迷った場合は、ショップのスタッフに相談することをおすすめします。カインズが展開するpetsone(ペッツワン)でもエビを取り扱っている店舗がありますので、飼い方や餌の種類、水換えのコツなど、お気軽にご相談ください。

※専門家・有識者のみなさま

本記事の内容については細心の注意を払っておりますが、行き届かない点、お気づきの点がある場合は、下記メールアドレスまでご連絡ください。迅速に対応させていただきます。

info_tonarinocz@cainz.co.jp

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから