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カタツムリの駆除方法| 駆除剤やビール、コーヒーを使った方法を解説

クリエイター

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監修者:岩瀬勲

監修者:岩瀬勲

珍奇植物専門店びざーるBotanicalすとあーShield 代表。前職はペット関連に携わっていたが、特にウラボシ科の植物に興味を示し、自己研究で胞子の培養を研究。植物全般に範囲を広げ店舗を開業するに至った。希少種のウラボシ科の培養研究を現在も続けている。

梅雨といえば、あじさいの葉を這うカタツムリの姿が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。けれども、家庭で野菜や草花を育てている人にとっては、カタツムリはとても厄介な存在。あらゆる植物を食害し、移動した後にベタベタした粘性の痕跡を残します。

本記事では、駆除剤やビール、熱湯などを使ったカタツムリの駆除方法を解説します。また、カタツムリによる被害を最小限にとどめるための対策方法も紹介。身近なものを上手に利用して、カタツムリから植物を守りましょう。

カタツムリはどのような生き物?

カタツムリ

そもそもカタツムリとは、どのような生き物なのでしょうか。童謡「かたつむり」の中では「でんでんむし」として登場していますが、正確には巻貝の仲間。タコやイカと同じ軟体動物で、タニシやウミウシなどが属する腹足類に含まれます。

では、なぜこれら腹足類のうち、カタツムリだけが陸上に生息しているのでしょうか。理由は、カタツムリが水中で呼吸するためのエラを進化させ、肺を持ったから。

カタツムリのチャームポイントである殻は、じつは体の一部。外套膜(軟体動物の体の表面を覆う膜)から分泌される炭酸カルシウムによってつくられます。成長とともに殻も大きくなり、外敵から身を守るだけでなく、乾燥や暑さ・寒さから体を守る役割も果たしています。

カタツムリは、植物由来のものであれば何でも食べる広食性です。葉はもちろん、花びらや落ち葉まで食べてしまうことも。移動能力が極めて低いことや、水中での食性を持ったまま陸上に上がったため、このような食性になったのではないかと考えられています。

カタツムリとナメクジの違いは?

ナメクジ

カタツムリによく似た生き物といえばナメクジです。「何が違うの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、最大の違いは殻があるかないかです。ナメクジは進化の過程で殻を体内に取り込み、非常に小さくなったため、外からは見えなくなりました。

殻がないナメクジは、そのぶんのエネルギーをすべて体の成長に使えるため、カタツムリよりも早く成長します。さらに、殻の重さに左右されないため、餌や住みやすい場所を求めて自由に移動できるのも特徴です。

ただし、殻がないぶん体内の水分が失われやすく、乾燥に弱いという弱点もあります。そのため、ナメクジは主に夜間に活動し、乾燥を避けるようにしています。

カタツムリによる被害は?

カタツムリによる被害は?

カタツムリは、植物であればなんでも食害します。好き嫌いはなく、葉や花びら、落ち葉やキノコなどを片っぱしから食べてしまう厄介者。とくに、次の時期や環境で発生しやすいため注意してください。

カタツムリが発生しやすい時期

多くの人のイメージどおり、カタツムリは梅雨によく発生します。具体的には、以下のシーズンにしばしば見られます。ちなみに5〜8月は、湿度・気温の上昇により産卵期に入るため、食欲がより旺盛になります。

  • 4〜6月(気温が上昇しはじめ、降雨が続く時期)
  • 9〜11月(気温が下がりはじめ、過ごしやすくなる時期)

カタツムリは乾燥や直射日光を嫌います。もっとも気温が高い真夏は、殻に粘膜で蓋をしたり塀や樹木にへばりついて一時的な休眠状態となり、じっとしていることが多いです。

カタツムリが発生しやすい環境

カタツムリは梅雨によく発生するとおり、じめじめした湿気のある環境を好みます。とくに鉢やプランターの底や落ち葉の下は、カタツムリにとって格好の隠れ家になります。

雨の降らない日中はカタツムリが見えないため、潜んでいることに気がつかず、水やり後に大切な植物が食い荒らされてしまうケースも。葉にカタツムリ特有の粘液が付着していたら、よくよくチェックしてください。

カタツムリの駆除方法

カタツムリの駆除方法

では、カタツムリを見つけたらどのように駆除すればよいのでしょうか。駆除剤を使うのが一般的ですが、ビールや熱湯など身近なものを活用する方法もあります。

駆除剤を使う

カタツムリはもちろん、ナメクジにも高い効果を発揮するのが、リン酸第二鉄を有効成分とする駆除剤です。リン酸第二鉄は自然界にも存在する無機化合物で、カタツムリやナメクジの内臓に生理的な変化を引き起こし、数日から1週間ほどで死に至らせる作用があります。

リン酸第二鉄は人や犬、猫、家畜などには無害であるため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、安心して使用できるのが大きな特長です。

珍奇植物専門店びざーるBotanicalすとあーShieldさんプロフィール画像

岩瀬さん

ただし、直接触った場合は、念のためよく手を洗いましょう。

使い方は非常にシンプル。カタツムリやナメクジを見つけたあたりに、夕方の水やりが済んで太陽が沈み始めた頃、パラパラとまいておけばOKです。これらの駆除剤は、ホームセンターやインターネットなどで気軽に購入できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

リン酸第二鉄を成分とする駆除剤

ビールトラップをつくる

カタツムリやナメクジの駆除には、ビールを使ったトラップも効果的です。発酵したビールの香りに引き寄せられる性質を利用しますが、作り方はとても簡単。ツナの空き缶などにビールを注ぎ入れ、カタツムリを見かけた場所に埋めるだけ。このとき、空き缶を地面から3cmくらい出しておくのがコツです。

カタツムリがビールのにおいに誘われてトラップに近づいた結果、中に落ちて溺れてしまうという仕組み。さらにビールにイーストを加えると、より高い効果が得られるといわれています。

ただし、ビールそのものに殺虫効果はないため、いわゆる「飲み逃げ」をされることがあります。また、トラップ付近に生息しているカタツムリしか寄ってこないことも。カタツムリがたくさん発生しているようなら、複数のトラップをしかけておきましょう。

熱湯を浴びせる

カタツムリに熱湯をかけると体内のたんぱく質が固まり、瞬時に死に至ります。とても手軽ですし、素早く駆除できるのがメリットですが、熱湯を撒くことにより植物にダメージを与えてしまうので注意が必要です。お湯がはねて火傷をするおそれもあるため、撒く際には十分に注意してください。

また、塩を使った駆除方法も有名ですが、なるべくなら避けたいところ。なぜなら、育てている野菜や草花に塩が悪影響を及ぼしかねないからです。やはり、駆除剤を用いた駆除方法が無難といえるでしょう。

カタツムリによる被害を防ぐには?

カタツムリによる被害

落ち葉の掃除を欠かさない

カタツムリは腐敗し発酵した有機物を好むため、庭や花壇、鉢やプランターの落ち葉を放置するのはNG。これらは、カタツムリにとって絶好のすみかになります。こまめに掃除をし、カタツムリを寄せつけないようにしましょう。リを寄せつけないようにしましょう。

銅テープを張る

銅から発せられる銅イオンは、カタツムリに強い忌避効果を発揮します。そのため鉢やプランターに、銅テープを張るのもおすすめ。銅テープは、駆除剤と同じくホームセンターやインターネットで購入できますよ。ちなみに同じ理由から、10円玉や5円玉を置いておくのも一手です。

コーヒーのかすを土に撒く

珍奇植物専門店びざーるBotanicalすとあーShieldさんプロフィール画像

岩瀬さん

飲み終えたコーヒーのかすを乾燥させ、土にまんべんなく撒くのも有効です。なぜなら、カタツムリはカフェインが苦手で、コーヒーかすが体に纏わりつき移動しつらくなることで、コーヒーを避ける性質があるからです。なお、この方法は、有害センチュウ類の抑制にも効果があるといわれています。

カタツムリを適切に駆除して植物を守ろう

小さな殻を背負った、かわいらしい姿をしているカタツムリ。自然に見かけるぶんには問題ありませんが、家庭菜園やガーデニングをしている人にとっては、害虫になります。

また、寄生虫を持っているおそれもあるため、むやみに触れるのは危険。大切に育てている植物にカタツムリが這っているのを見かけたら、このページを参考にして適切に駆除しましょう。

※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。
※効果は使用環境や使用状況により異なります。

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