「最強の定食」の定義から考える。「色」と「方向」重視の定食
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庭に目隠しを設置したい場合におすすめなのが、庭木です。庭木のなかでも常緑樹は1年を通して葉がついているため、目隠しの木として最適。
本記事では、目隠しに向いている常緑樹のなかでも、虫がつきにくい樹木をご紹介します。庭の目隠しとして樹木を使用するメリット・デメリットもご紹介しますので、あわせてご一読ください。
お庭の目隠しとして樹木を使うメリットには、圧迫感や違和感がなく設置できる点があげられます。フェンスや柵を立てるとどうしても圧迫感が出てしまいますし、完成まで時間がかかるのが難点。しかし樹木を使えば、ナチュラルかつすぐに目隠しをすることが可能です。
樹木であれば窓や玄関の前だけ、といったようにピンポイントで目隠しすることができます。フェンスをピンポイントで使おうとするより、かなりコスパが高くなるのがメリットです。
なお、玄関前は人の行き来が多くなる場所。玄関前に植樹する場合は、とくに虫がつきにくい樹木を選ぶことが大切です。
庭木はそのほとんどが2m以上あるため、高いところまでカバーしたい人にはとくにうってつけです。植樹スペースに余裕があって高いところも気になる場合は、背の高い庭木を選ぶとよいでしょう。
ただ、背の高い庭木はプロの手入れが必要になるので、その点は注意してください。
どの庭木でも、やはりある程度手入れが必要です。とくに庭木のお世話が初めての人にとっては、手入れが手間に感じられるかもしれません。ただ、惜しまず手入れをすることできれいな姿をキープできますし、目隠しの役割もしっかりこなしてくれますよ。
自分でなかなか手入れができない、やり方が分からない場合は、植木屋さんに相談してみてもよいでしょう。
どうしても避けられないデメリットとして、虫がついてしまう点があげられます。ほうっておくと葉を食べられてしまったり、庭木自身が腐ったりしてしまうことも。とくに「チャドクガ」や「イラガ」などの毛虫は近くにいるだけで痒くなったり、触れると痛みを感じたりします。
なるべく虫がつきにくい庭木を選ぶのが大切ですが、もし虫がついた場合は早急に対策をとる必要があるでしょう。
目隠しの木として欠かせないのが、葉の密度。なるべく密度の濃い木を選ぶことが大切です。その際、葉が大きいものを選ぶと剪定したときに密度が薄くなる可能性があるので、必ずしも葉が大きければいいというわけではありません。
また、落葉樹ではなく常緑樹を選ぶのも大切なポイントです。落葉樹は冬になると葉が散って幹だけになってしまうため、1年を通して目隠しになる常緑樹を選ぶようにしてください。
まったく虫がつかない庭木はどうしてもありませんが、虫がつきにくい庭木ならいくつかあります。代表的なのはシラカシやオリーブ、キンモクセイなどです。庭木のなかでも、ツバキはチャドクガがつきやすいので選ばないようにするのをおすすめします。
目隠しにする庭木は、頻繁に剪定をしなくてもよいのがメリットでもありますが、それでも年に数回は剪定をして美観を保つのがおすすめです。目隠しとなる木なので、表面を刈り込むだけでよいものが望ましいでしょう。
自分で軽く剪定する程度で美観が保てるような木を選ぶことで、末長くきれいな庭木を楽しむことができますよ。
生長スピードが早く、大きく育つ品種が多いオリーブは目隠しの木として最適です。細長い葉をつけますが、密度が高いため1年を通して目隠しとなってくれるでしょう。
日光や乾燥にも強いので手入れがしやすく、初めて庭木を植える人にもおすすめ。春には小さく白い花をつけるので、目隠しとしてはもちろんですが、花や香りも楽しめますよ。
なお、オリーブは日陰だと日照不足を起こす可能性があるため、植える場所が日光に当たるかはしっかり確認しておきましょう。
どんぐりをつける木として有名で、虫がつきにくいシラカシも、目隠しの木としておすすめです。シラカシは列植することで、より広範囲かつ高い場所までの目隠しになります。道路沿いの目隠しの木を探している方には、とくにおすすめの庭木です。
シラカシはとても丈夫なので、手入れをそこまでしなくても痛んだり枯れたりする心配がありません。庭木の手入れに慣れていない方が目隠しの木を探しているなら、シラカシを選ぶと失敗しないでしょう。
目隠しになることはもちろん、彩も楽しみたい方におすすめなのが南天です。秋から冬にかけて赤くて小さい実をつける南天は、古くから縁起のいい木として知られています。
手入れの手間もそれほどかからず、虫がつきにくいのも特徴。半日陰でも育ちますが、ある程度日光に当たった方が元気な葉や実をつけるので、植える場所の日光の当たり具合は必ずチェックしておきましょう。
秋になるとオレンジ色の小さい花をつけるキンモクセイ。甘い香りが特徴で、キンモクセイの香りを嗅ぐと秋を感じる人も多いのではないでしょうか。
日陰でも育ちますが、なるべく日当たりのいい場所に植樹するのがおすすめです。そのほか、風通しが悪い場所に植えてしまうと目隠しに必要な葉付きが悪くなるだけでなく、カイガラムシなどの虫がつくことがあるので、日当たり・風通しの良さはチェックしておきましょう。
青々とした葉をつけるアオキは、庭木としての歴史が古い木のひとつです。大きな葉をつけるので、目隠しとしても大活躍。ある程度耐陰性があるため日陰でも育ちます。背丈が低い木なので、それほど高さを必要としない場所への植樹がおすすめです。
なお、カイガラムシがつくと駆除するのが大変。予防として、あらかじめ殺虫剤をまいておくのをおすすめします。放置しておくと葉が黒くなってしまいますよ。
花を咲かせたり紅葉したりと、四季それぞれで違った様子を見せてくれるハナミズキ。目隠しとしてだけでなく、そういった変化も楽しみたい方におすすめです。
剪定しなくても、ある程度整った樹形で生長していきます。自分で剪定するのに抵抗がある方などは、目隠しの木としてハナミズキを選ぶとよいかもしれません。日光を好む木ですが、直射日光のあたる場所だと葉焼けしてしまうため、東側や南東側に植えるとよいでしょう。
シマトネリコは3〜4mほどに生長する、大きな庭木です。生長が早く剪定で木の高さを低く保つのが難しいので、最初から高いところの目隠しをしたい方におすすめ。直射日光や乾燥にもある程度耐えられます。そのうえ虫もつきにくいので、手入れもそれほど大変ではありません。
ただ、寒さに弱いため地域を選びます。関東地方だと北風にあたりすぎて葉が落ちてしまうことがあるので、注意してください。
厚みのある葉や南国調の花で洋風な雰囲気をかもすフェイジョアも、目隠しの木としておすすめです。剪定がしやすく害虫の心配も少ないうえ、生長するにつれて樹形が整っていくので手間がかかりません。
ただ、フェイジョアは壁や日陰が苦手です。目隠しをしたい場所から少し離して植えるのをおすすめします。インパクトのある木なので、玄関前の道路側などに植えるとシンボルツリーとしても楽しめますよ。
玄関先に植えるなら虫がつきにくいもの、道路沿いなら列植できるもの、2階の目隠しなら背が高いものといったように、植える場所によって選ぶのをおすすめします。
なお、日当たりや風通しによっては木がダメージを受けてしまったり、生長に影響を及ぼしたりする場合もあるので、庭木の品種は慎重に選んでくださいね。