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土を使わず水(液体)で植物を育てる水耕栽培。清潔な水で育てることから、害虫や病気にもかかりにくく、無農薬で安全な野菜を作れます。ベランダのちょっとしたスペースや室内で気軽に始められるため、家庭菜園でも人気です。
水耕栽培は土から栄養が吸収できない分、全ての栄養素を肥料で補う必要があります。肥料選びは、植物の生長を大きく左右するとても重要なもので、量や種類を間違えると生長を妨げたり枯れる原因にもなります。
ここでは、水耕栽培で使える肥料や、肥料の選び方や注意点、自宅にあるもので肥料を代用できるかなどを詳しく紹介します。どうぞ最後までご覧ください。
まずは、水耕栽培ではどのような肥料を使うのか、土で栽培するときに使う肥料とはどのような違いがあるのかをみていきましょう。
土での栽培は、固形肥料を土と一緒に混ぜて与えることが多いですが、水耕栽培は水に溶けやすい「液体肥料(液体)」を使うのが一般的です。
液体肥料には「化成肥料」と「有機肥料」があります。有機肥料は微生物の死骸や枯葉などの自然由来の栄養素からできているため、肥料が徐々に腐って、水が濁りやすくなります。
一方の化成肥料は、人口的な栄養素から作られていて腐りにくいので、化成肥料のほうが管理に手間がかかりません。
他に、水に溶けやすい「粉末肥料」というものもありますが、液体肥料と比べると溶け残りが出やすいため、特にこだわりがなければ、化成の液体肥料を選ぶのが無難です。
植物の生長には、窒素やカリウムやリン酸をはじめとした栄養素が必要です。土にはもともと有機由来の栄養素が含まれているため、土で栽培するための肥料には、これらの栄養を加味した量の栄養が配合されています。
しかし、土を使わない水耕栽培は、肥料から栄養を吸収する必要があります。そのため、水耕栽培では、土耕栽培用と異なる栄養素が配合されている、水耕栽培用の肥料が適しています。植物の根を太く丈夫にするカリウムを多めに配合し、日照不足でも育てやすい配慮がされています。
次に、水耕栽培で使う「液肥」の選び方と、与える頻度や量をみていきましょう。
水耕栽培の肥料はとても豊富で、必要な栄養素が1液に配合されているもの、2液を混ぜて使うもの、粉末状のものや土壌でも使えるものなど様々です。
栽培品種の特徴や使いやすさで選びますが、初心者や手間が面倒という人は、必要な栄養素が1液に含まれている「1液性」の肥料がおすすめ。
その中でも、薄める必要のある「原液タイプ」と、そのまま使える「希釈タイプ」がありますが、配合の手間のない希釈タイプの方が使いやすいでしょう。
液体肥料は根や茎から吸収しやすく、即効性もあります。そのため、肥料の与えすぎは、かえって植物の生長を妨げたり、コケの増殖に繋がってしまいます。
肥料を与えれば与えるだけ元気に育つというものではありませんから、使用量や頻度は、各メーカーが指定している規定量を守って使用しましょう。
ここからは、水耕栽培では必ず肥料を与える必要があるのか、自宅にあるもので肥料を代用できるのかなどの疑問について答えていきます。
肥料なしで育つ植物もあります。具体的には、ブロッコリースプラウトや、かいわれ大根などのスプラウト系や、クレソンなどの結実がなく、概ね1ヶ月以内に収穫可能な植物です。
水には植物の生長に必要な栄養素が含まれていないため、実や花をつける植物の場合、栄養が足りず開花しなかったり、枯れやすくなるので、肥料なしの栽培はおすすめできません。
「与えるのが面倒だ」という人は、希釈しないで使える肥料も販売しているので、そちらを利用すると良いでしょう。
水耕栽培の肥料は、もともと土に含まれる栄養素と同じ物質で構成されています。そのため、室内で液体肥料を使っても、人体への影響はありません。
また、害虫対策などを必要としないため、水耕栽培用の肥料は農薬を配合していません。したがって、無農薬で安全で美味しい野菜を作ることができます。
水耕栽培で、自作の肥料を使うことはできます。しかし、あまりおすすめできません。これは、自作肥料は基本的に「有機肥料」だからです。有機肥料は水が濁りやすく、カビやコケが繁殖しやすいデメリットがあります。また、材料によっては悪臭を放つ場合もあります。
市販の液体肥料は水に溶けやすく、根や茎からの吸収効率の良いもので作られていますが、自作肥料は吸収効率も落ちます。そのため、植物の生長面でもおすすめできません。
しかしながら、米のとぎ汁から作った肥料は、窒素やカリウムなどの栄養が豊富で、即効性が低いことから、植物が弱っている場合でも使えます。自作肥料が全く使えないわけではないので、植物の品種や状況に合わせて使い分けると良いでしょう。
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