寝袋がすぐ使えて撤収しやすい! キャンプ道具の収納術&グッズリスト【寝具編】
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
玄米を精米する際に発生する「米ぬか」。米ぬかには米が成長するための栄養分が詰まっており、ぬか漬けなどの料理はもちろん、腐葉土に混ぜて肥料としても利用されています。他にも、油汚れを落としたり床を磨いたりするのにも利用でき、天然素材で掃除をしたい方にもおすすめです。
この記事では米ぬかの詳しい成分や、上手な活用方法を解説。米ぬかを無駄なく使いたい方はぜひ参考にしてみてください。
前述したとおり、米ぬかは玄米を精米する際に発生します。玄米の表面には胚芽(はいが)、ぬか層(ぬかそう)などがあり、それらを削って精米する際に発生する粉が米ぬかです。米ぬかには米の90%以上の栄養が含まれていると言われており、とても栄養価が高い特徴があります。
そのため、米ぬかはぬか漬けやパウンドケーキやクッキーに使われたり、料理以外にも腐葉土に混ぜたり、掃除やハンドソープとしても活用できます。
米ぬかは精白米と比べて、タンパク質や食物繊維、マグネシウムやミネラル、ビタミンが豊富に含まれています。効果としては、便通を改善したりお腹の調子を整える効果や、肌荒れやアトピー、花粉症などの改善効果、血液をさらさらにする効果など、様々な栄養分を含んでいるんです。
他にも、多くの成分を含んでおり、次のような効果も期待できます。
米ぬかの使い道について、まずは豊富な栄養を体に取り入れられるように、料理に活用する方法から見ていきます。ぜひ参考にしてみてください。
米ぬかを使った料理の代表とも言える「ぬか漬け」。ぬか床を返す作業が必要なので少し手間はかかりますが、その分愛着が湧いて毎朝の楽しみになったり、日頃から野菜を食べる習慣がついたりとメリットもたくさんあります。
ぬか床は基本的には涼しい場所で保管しましょう。30度以上になると、ぬか床の菌が異常発酵してしまうことがあるため、夏場は冷蔵庫で保管するのがおすすめです。また、10日以上家をあける際は、ぬか床をビニール袋に入れてよく空気を抜き、冷凍庫で保管するようにしてください。
もっと手軽に米ぬかを楽しみたい方は、「炒りぬか」を作ってホットミルクやヨーグルトに混ぜて食べたり、ケーキやクッキーに加えて食べるのもおすすめです。
炒りぬか香ばしさとほんのりと甘さがあるため、そのまま食べてもおいしいですが、ボソボソとした食感が気になることも。その場合は、次のような方法で食べるのもおすすめです。
他にも、味噌汁やスープ、カレーなどに混ぜてもおいしく食べられます。ぜひお好みの食べ方を見つけてみてください。
食べやすく栄養もある炒りぬかですが、食べすぎには注意が必要です。米ぬかには元々整腸作用があるため、食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまうことも。また、炒りぬかは時間が経つと風味が悪くなってしまうため、2週間ほどで食べ切れる量を作るようにしましょう。
中には、ぬか漬けや炒りぬかだけでは米ぬかを使い切れずに困っている方もいるかもしれません。そんなときは洗い物や掃除に活用する方法もあります。
米ぬかは米油の原料でもあり、油脂を多く含んでいるため油汚れや水アカ、茶渋などを落としたいときに便利です。いつものスポンジに米ぬかをふりかけてこすり洗いしてみましょう。スポンジに米ぬかがつくのが気になる場合は、網目の細かい排水口ネットなどに米ぬかを入れて使うのもおすすめです。
米ぬかを掃除に使う際は「ぬか袋」を使うと掃除しやすくなります。ぬか袋の作り方は、米ぬかをガーゼや綿の薄いハンカチ、ティーバッグなどで包み輪ゴムで結ぶだけ。
フローリングを掃除する場合は、固く絞った濡れ雑巾にぬか袋を包み、床拭きしていきましょう。米ぬかの油分でフローリングの汚れが落ち、合わせてワックス効果も得られます。同じく木製のテーブルやイス、柱などの掃除にも使えます。
畳の場合は、掃除機をかけた後ぬか袋で優しく拭いていきましょう。米ぬかの油分が畳に染み込み、つやが出たり汚れがつきにくくなったりします。
米ぬかはもちろん天然成分なので、赤ちゃんやペットのいる家庭でも使うことができます。自然のもので家をキレイにしたい方はぜひ活用してみてください。
もし自宅に使いかけの固形石鹸が余っていれば、米ぬかを混ぜて手作り石鹸を作ることができます。米ぬかはビタミンを豊富に含んでいるため、肌の潤いを守ってくれたり美白効果が期待できます。また、小さくなって使いにくくなった石鹸を再利用でき、サステナブルなのもポイントです。
最後は腐葉土に米ぬかを混ぜて、ぼかし肥料として活用する方法です。ぼかし肥料とは、野菜くずなどに米ぬかを混ぜて発酵させた肥料のこと。栄養分が豊富な米ぬかを混ぜることで土の中の微生物の働きも活発になり、野菜や花がよく成長したり実つきや花つきが良くなります。
窒素飢餓とは有機物を与えすぎることで起きる生育障害のこと。米ぬかの豊富な栄養分にたくさんの微生物が引き寄せられることで発生します。窒素飢餓になると生育が鈍ってしまうため、一度に大量に肥料を与えるのではなく野菜や植物の様子を見ながら与えるようにしましょう。
米ぬかには糖質やタンパク質も豊富に含まれているため、コバエやゴキブリなどの害虫を引き寄せることも。合わせて、その害虫をエサとする害鳥の被害に遭うこともあります。あらかじめ忌避剤を撒いたり防虫ネットを張るのがおすすめです。
これらの注意点に気をつけながらぼかし肥料を使いましょう。
いかがでしょうか。ここまで米ぬかの使い道について解説してきました。栄養分が豊富な米ぬかは料理や肥料に使うのはもちろん、洗い物や掃除などにも活用することできます。米ぬかがたくさん余っていて使い道に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。