縄文時代の鍋料理が食べたくて、とりあえず土から鍋を作ることにした
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家庭菜園に虫の悩みはつきものです。今回の記事では、大切に育てている野菜たちができるだけ虫の被害に遭わないように、家庭菜園の虫除けについて解説します。手作りスプレーや防虫ネット、酢、ハーブのコンパニオンプランツなど、気軽に取り入れられる対策方法をまとめました。
家庭菜園で虫の発生を防ぐには、野菜の葉や実に虫がついてしまうよりも前に虫除け対策をおこなうことが重要です。今回紹介する家庭菜園の虫除け対策は大きく3つ。
いずれも虫除けに効果的な対策です。一つずつ、詳しく説明していきます。
虫除けスプレーは市販のものもありますが、虫が嫌う成分を材料に含めた手作りスプレーも人気です。市販も手作りも、成長中の野菜に虫がついてしまう前に葉や花などに吹きかけて散布し、虫の被害を予防します。雨が降るとせっかくのスプレー効果が半減してしまうので、天気の良い日に吹きかけるようにしましょう。
市販のスプレーの場合、購入しさえすればすぐに使いはじめられる手軽さが魅力。食酢100%など天然由来の製品も多数出てきているので、薬剤の使用が気になる方にも安心です。
虫除けスプレーは手作りしてもOK。虫への抗菌作用や殺菌作用がある酢や唐辛子、ニンニク、ハーブといったキッチンにある身近な材料を水と混ぜ合わせたら、手作りスプレーの完成です。
手作りの場合、市販の木酢液の原液を使った木酢液スプレーも良いですね。木酢液とは、木炭や竹炭を作る時に発生する煙や水蒸気を冷やして液体にし、さらにろ過して不純物を取り除いたもののこと。焚き火をした時のような焦げ臭く少し酸っぱい香りが特徴で、成分はもちろん、この独特な香りも虫除けに効果があるとされています。
もっと詳しく>>【虫除けに便利な木酢液の作り方】使い方や効果を詳しく解説!
野菜を育てはじめたタイミングで、防虫ネットをかけて野菜を虫から防護するのも良いでしょう。種まきや苗の植え付けと同時に、早めに防虫ネットをかけてしまうことが徹底的な虫除けのためのポイントです。
防虫ネットは、目合い(網目の細かさ)によって虫除けできる虫の種類が変わってきます。例えば、アブラムシなどの小さな虫なら0.8mm以下のものがおすすめ。避けたい虫のサイズよりも小さい目のものを選ぶようにしてください。
コンパニオンプランツとは、「共栄作物」や「共存作物」という意味の言葉。すなわち、生育を促したり、病害虫を防ぐためにいくつかの種類の植物を一緒に育てることやその関係のこと、お互いにそうした関係を持っている植物のことを言い表します。
例えばトマトとバジルを一緒に育てた場合、バジルの独特の香りが虫除けの効果をもたらします。また、トマトの根の周囲の水分が適度に保たれ糖度などの品質を向上させる効果と、トマトの根の周囲の微生物を多様にして土壌病害を予防する効果が期待できるのです。
コンパニオンプランツの利点を活かせば、トマトと組み合わせたバジルのように虫除けの効果を期待することが可能です。バジルのようなハーブは強い香りを持つ植物が多いので、コンパニオンプランツとして重宝します。ただし、虫によって嫌がる成分は異なるので、予防したい虫の特性に応じて効果が期待できるコンパニオンプランツを選ぶようにしましょう。
アブラムシやアザミウマ類など一部の虫はきらきらと光るものを嫌う習性を持っています。この習性を利用して、虫除け用の反射光を設置することで野菜に虫を寄り付かせにくくするという虫除けの方法です。
雑草が生えていると野菜の株間の風通しが悪くなり、虫が好む湿気のある環境に。また、地面に古い葉や花がらが溜まっていても虫が生育しやすいです。雑草も古い葉や花がらも、見つけたら取り除くようにしてください。
地面に水たまりができると、そこからボウフラなどの虫が発生する原因に。野菜に水を与えるときは多湿しすぎないこと、また、雨降りの後も、虫の発生の可能性のある水たまりが周囲にできていないか注意します。
家庭菜園の虫除けのコツは、市販や手作りの虫除けスプレーや防虫ネットの利用、ハーブを取り入れたコンパニオンプランツによって、事前予防を徹底することが大切です。さらに、毎日の水やりと合わせて野菜の様子をチェックする習慣をつけられると、もしものときの対策につながります。葉っぱの裏側など、虫が隠れていないかこまめに確認するようにしてみてくださいね。
家庭菜園の虫除け対策をマスターして、おいしい野菜が収穫できますように。