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ヤグルマギク(セントーレア)の育て方…基本の育て方から毎年咲かせるテクニックまでご紹介!

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土屋悟

土屋悟

フリーランスのライター/編集者。植物・園芸関係、DIY関連の雑誌、書籍、ウェブメディアなどで活動。庭いじりやベランダでの植物の栽培もしつつ、最近は室内での植物栽培やトイレのタンクの上の手洗いで植物を育てる「トイレリウム」を製作したりしている。

ヤグルマギク(セントーレア)の基礎知識

青紫色のヤグルマギク

分類:キク科ヤグルマギク属(センタウレア属)
学名:Centaurea cyanus
和名、別名:ヤグルマギク、セントーレア、コーンフラワー
原産地:地中海沿岸
開花期:4〜5月

ヤグルマギクは春から初夏に開花する一年草です。タネは夏から秋にまき、秋〜冬に発芽して生育。早くタネまきしたものは1月ごろから咲き始め、秋にタネまきしたものは4〜5月に開花します。

東北以北では4〜5月にタネまきし、夏に開花するというサイクルです。もっともポピュラーなのはコバルトブルーの花ですが、そのほかにも白やピンク、黒花などもあります。とても丈夫で育てやすい花で、アメリカでは麦畑の雑草としてよく知られています。

別名の「コーンフラワー」のコーンはヨーロッパにおける穀物の総称のことで、「麦畑の花」という意味になります。根からはほかの植物の生育を阻害する物質を分泌し、ほかの植物が広がるのを抑制して自分たちだけが増える性質があります。北アメリカでは侵略的な外来生物と捉えられています。

ヤグルマギク(セントーレア)の育て方

大量のヤグルマギク

育てるのが簡単なヤグルマギク(セントーレア)はタネまきの時期をずらすことで長く花を楽しむことができます。ここでは基本の育て方から、タネまきのコツまでをご紹介します。

ヤグルマギク(セントーレア)を育てる場所

ピンク色のヤグルマギク

ヤグルマギク(セントーレア)はよく光が当たって風通しがいい、開けた場所で育てます。あまり酸性土壌は好まないので、育てる場所には苦土石灰や石灰を施しておき、酸度を調整しておきましょう。

こぼれ種でも毎年咲くくらいで、ヨーロッパやアメリカでは雑草化しているくらい丈夫なので、肥料を与えなくてもよく育ちます。

ヤグルマギク(セントーレア)の水やり

青とピンクのヤグルマギク

鉢植えは鉢土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えます。庭植えにしたものは基本的に水やりは必要ありません。

ヤグルマギク(セントーレア)の肥料

肥料やり

苗を植えつける際に土に緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)を混ぜ込んでおきます。追肥(ついひ、生育に応じて追加で与える肥料)は必要ありません。

ヤグルマギク(セントーレア)のタネまき

白、ピンク、青色のヤグルマギク

ヤグルマギク(セントーレア)はタネをまいて育てます。白、ピンク、青などの基本的な花色のタネはホームセンターや園芸店で手に入れることができます。黒花などの変わった葉花色の品種のタネは、身の回りで手に入らないようなら、ネット通販を利用すると簡単に入手可能です。

こぼれダネでもよく増えるので、庭や花壇に直接タネまきをすることもできます。ある程度苗を大きくして植えつけるのであれば、3号(直径9cm)のポリポットに市販のタネまき用土を入れ、1ポットあたり2〜3粒ずつタネをまいていきましょう。土が乾かない程度に水やりをして、本葉が7〜8枚程度になったら植え場所に定植します。

発芽温度は20℃前後なので暑さが一段落する9月下旬以降にタネをまきます。できれば寒さが本格化する前に植え場所に植え、根をしっかり張らせた方がよく育つので、できるだけ早くタネをまき、10月中には定植してしまいたいところです。

寒冷地は寒さが緩んだ3〜4月以降にタネをまき、夏に開花させます。

ヤグルマギク(セントーレア)の植え付け

たくましく咲くヤグルマギク

庭植えであれば植え場所を深さ30cm、直径30cmほど掘り返し、苦土石灰をひとつかみ程度と腐葉土や牛ふん堆肥などの有機質をよく混ぜ込んでおきます。

鉢植えであれば直径20〜30cm程度の鉢に1株、または60cmプランターに2株程度植えるのが適量です。鉢やプランター植えの用土は土の粒がはっきりしている市販の草花用培養土か赤玉土6:腐葉土4などの配合の用土を使います。

自分で用土を作るときは、緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)と苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。植えつけ後は鉢やポットに植えたのであれば土が乾いたら水やりをしますが、庭植えは基本的にほとんど水やりは必要ありません。

過湿と肥料の与えすぎに注意!

夕日とヤグルマギク

ヤグルマギク(セントーレア)は冬に雨が多く、春〜秋にあまり雨が降らない地中海性気候の地域原産の植物。なので、春以降生育が旺盛になってきたからと言って、過剰に水を与えてしまうと、根が傷んでしまいます。

また、雑草並みの丈夫さと強健さのある植物なので、肥料を多く与えると、よく育って草丈が高くなりすぎることも。こうなると風で倒れたりと扱いにくくなるので、あまり多くの肥料は与えないのがポイントです。

切り花品種には支柱を

朝日とヤグルマギク

ヤグルマギク(セントーレア)にはさまざまな品種がありますが、その中には切り花用の品種があります。これは草丈が1mほどにもなり、よく枝分かれしてたくさんの花を咲かせてくれる品種。

切り花にしやすいように茎が長くなり、たくさんの花が咲くため、風で倒れやすいのが玉に瑕ですが、支柱を立てれば美しい姿で咲いてくれます。花壇で楽しむのは草丈30〜50cmほどで花が咲く品種を選ぶとよいでしょう。

ヤグルマギク(セントーレア)の増やし方

ヤグルマギクの花とつぼみ

タネまきで増やします。ヤグルマギクは一年草なので、夏になると枯れてしまいます。このときにはタネができているので収穫して9月まで風通しのよいところで保管しておきましょう。

タネを収穫してタネまきしなくても、枯れた株をそのままにしておくとタネが地面に落ち、気温が発芽適温になると発芽して自然と増えていきます。

まとめ

爽やかな花色で彩るヤグルマギク

ヤグルマギクは初夏のガーデンを爽やかな花色で彩ってくれる花。こぼれダネでもよく増え、毎年目を楽しませてくれます。一度植えて花を咲かせれば、その後も何年も花が咲いてくれるヤグルマギクを、皆さんの庭でもぜひ楽しんでみてください。

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