「最強の定食」の定義から考える。「色」と「方向」重視の定食
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目次/ INDEX
自転車に乗るとき、直接体に触れる部分は、ハンドルとブレーキ、ペダル、そしてサドルの4箇所です。中でもサドルは、体重の大部分を乗せる部分のため、サドルを交換することで快適性が大きく変わります。
そしてサドルは、工具があれば自分で交換できることをご存じですか? しかも、必要な工具はひとつだけで、手順も簡単です。今回は、自転車のサドル交換の具体的な手順を中心に、サドル交換について詳しく説明していきます。
自転車を持っている方でも、サドルを交換する人は少数派です。では、サドルを交換する必要があるのはどんなときなのでしょうか?
長い間使っていると、サドルの表面の生地が紫外線で劣化して、破れたり、裂けたりして、中身のスポンジが出てきてしまうことがあります。
そうすると、座り心地が悪くなりますし、サドルの中に雨が染み込んでしまって、座ったらお尻が濡れてしまった…ということにもなり兼ねません。
サドルの表面の生地が破けてしまったら、サドルを早めに交換しましょう。
自転車のサドルは、自転車のタイプによって構造が異なります。
いわゆるママチャリなどの一般的な自転車は、座面の幅が広く、クッションが分厚く、さらにスプリングがついた、座り心地の柔らかいサドルがついています。
反対に、クロスバイクなどのスポーティな自転車には、脚の動きを邪魔しないよう幅が狭く、軽量化のためにスプリングがついていない、クッションの薄いサドルがついています。
見た目を気に入ってスポーティな自転車を購入したけれど、お尻が痛くて乗るのがつらい…という方もいるでしょう。そんなときは、乗り心地の柔らかいサドルに交換すると、乗りやすくなるでしょう。
軽さを追求するために、軽量なサドルに交換することがあります。最も多いケースは、タイムを競うロードバイクです。
また、電車などの公共交通機関を使い、自転車を旅先まで持参する「輪行」を行っている人も、軽く運びやすくするために、軽量なサドルを購入することがあります。
サドルの交換に必要な道具は、六角レンチもしくは、通常のレンチです。どちらが必要かは、自転車の種類によって異なります。
六角レンチが必要なのは、スポーツバイクと呼ばれるタイプの自転車です。クロスバイクや、ロードバイクなどは基本的にこちらです。サイズは6mmが一般的です。
一方、いわゆるママチャリなどの一般的なシティサイクルは、六角ナットで固定されています。そのため、レンチが必要です。大きさの調整ができる、モンキーレンチがあると良いでしょう。
サドルの交換を自転車店でお願いする方も多いことでしょう。しかし、道具があれば自分でも交換でき、その作業も難しいものではありません。
サドルは、シートポスト(サドルの高さ調整をする際に上下させている支柱の部分)の上に取り付けられた、サドルクランプ(やぐら)というパーツに締め付けて固定されています。
いわゆるママチャリなど軽快車と呼ばれる自転車は、六角ナットで固定されているので、レンチで緩めていきます。
スポーツタイプの自転車の場合は、六角穴付ボルトで固定されているので、六角レンチで緩めていきます。
まずは、サドルクランプとサドルを固定しているボルトを6角レンチで緩めて、完全にサドルを外しましょう。
次に、新しいサドルをサドルクランプに乗せて、ボルトを締めます。外したときの逆の作業です。
このとき、完全にボルトを締めてしまわないように気をつけましょう。なぜなら、サドルの角度や位置の微調整が必要だから。軽めにボルトを締めて「仮止め」しましょう。
サドルの前後の前後位置を調整します。一般的には、サドルの中央にシートポストが来るように位置合わせをしますが、人によって最適なポジションが異なるので、自分が納得の行くポジションにしましょう。
前後位置を合わせたら、角度を調整しましょう。こちらも、基本的に水平にしますが、やはり座り心地の好みには個人差があります。例えば、サドルで尿道が圧迫されやすい方は、少し前下がりにすることで、乗りやすくなります。
仮止めしていたボルトを、6角レンチでしっかり締めれば、サドル交換の完了です。
サドルを取り付けたら、実際に乗ってみて、問題ないことを確認します。しっくり来ないようであれば、ボルトを少し緩めて微調整しましょう。
交換用のサドルとして、おすすめのものをいくつか紹介します。定番のものやおしゃれなもの、さらに、ゲル入りで座り心地を改善してくれるサドルもありますよ。
カインズオリジナルの、ベーシックなシティサイクル用のサドルです。幅広の座面なので、男性に比べ骨盤の広い女性でも、安定して座れます。
丸みを帯びた形状と、しっかりしたスプリングで、お尻を優しく支えてくれるので、今のサドルが硬くて悩んでいる方におすすめです。
こちらも同じシリーズですが、ブラウンのレザー風カバーでおしゃれに仕上げています。今乗っている自転車の雰囲気を、少し変えたいときにもおすすめです。
とにかく乗り心地を重視したい方には、こちらの「ゲル入り」のサドルがおすすめです。中に入っているゲルが、路面からの衝撃を吸収してくれるので、長時間乗ってもお尻が痛くなりにくくなっています。
少々価格が高くなりますが、毎日乗る方にとっては十分価値のある買い物になるはずですよ。
ゲル入りサドルのスポーツタイプ。シティサイクル用は柔らかいサドルが多く販売されていますが、スポーツサイクル用では少なく貴重です。
スプリングはついていませんが、押すと指が沈み込むほどクッションがあって柔らかく、一般的なスポーツサイクル用の硬いサドルに比べると、かなりラクになります。クロスバイクなどで長距離を走りたい方にもおすすめです。