文系の知名度ほぼゼロ!? 理系が偏愛する紙ワイパー「キムワイプ」ってなに?
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トイプードルは、フランスで鳥猟犬として親しまれていたプードルの仲間です。なつきやすく飼い主に忠実な性格から、ペットとしても人気です。
クルンとカールした巻き毛が特徴で、抜け毛や体臭が気になりにくいため、家庭で飼いやすい犬といえます。
このページでは、トイプードルの性格や、トリミング・食事・かかりやすい病気など、飼い方全般について詳しく紹介します。
トイプードルは明るく活動的で、遊ぶことが大好き。ほかの犬や猫とも関係を築きやすい性格です。飼い主の指示によく従う賢さがあるため、しつけもしやすいでしょう。
ただ、頭がよいため、甘やかしてばかりいるとわがままになる傾向があります。飼い主が主導権を握り、しっかりコントロールしましょう。
トイプードルの鳴き声は、多くの犬と同じく「ワンワン」「クーンクーン」といったものです。嬉しいときや悲しいとき、体調が悪いときなど、鳴き声は場合によって異なるため、日頃から様子を観察しておくとよいでしょう。
トイプードルは小型ではありますが、体力は十分にあるほうです。運動不足になるとストレスがたまって、いたずらなどの問題行動につながることもあります。
そのため、毎日2回、およそ15〜30分かけて散歩に行くのが理想的です。なお、必要な運動量には個体差があるため、様子を見ながら時間や回数を調整してみてください。
さらに、おもちゃを使ってこまめにコミュニケーションをとりましょう。トイプードルは利口なため、知育用のおもちゃで遊ばせるのもおすすめです。
トイプードルをケージに入れるのは、「窮屈そう」「かわいそう」と感じる人もいるでしょう。しかし、トイプードルにも専用のスペースが必要です。
トイプードルをはじめ、犬には自らのテリトリーを守ろうとする習性があります。そのため、犬を室内で放し飼いにするとテリトリーが広くなりすぎてしまい、警戒心が強くなるおそれがあります。物音に敏感になったり来客に吠えたりする原因にもなりかねません。
トイプードルがリラックスして過ごせるよう、適切な大きさのケージを用意することが大切です。目安としては、寝る場所とトイレをする場所が確保でき、そのうえでUターンや伏せがスムーズにできるものを選びましょう。
トイプードルは、カット次第でさまざまなスタイルが楽しめます。ショードッグ定番の「コンチネンタルクリップ」や、やわらかい毛質をいかした「パピーカット」など、バリエーションも豊富です。
また、丸いシルエットが特徴的な「アフロカット」や、ムスタッシュとも呼ばれる「ピーナッツカット」など、アレンジを加えたスタイルも人気。
気温が高くなる春夏には、熱がこもりにくい「サマーカット」にしたり、肌寒くなる秋冬には、毛足を長めに残した「テディベアカット」にしたりと、季節にあわせて変えるのもおすすめです。
トイプードルは、毛の性質上、定期的なカットが必要です。3週間〜1か月に1回を目安にトリミングを行うのが理想です。抜け毛は少ないほうですが、毛玉ができやすいため、こまめにブラッシングしてあげましょう。
また、涙やけができやすいので、目の周りをお手入れシートなどで拭き取り、清潔に保ちましょう。歯周病予防のため、毎日の歯磨きも欠かせません。
お手入れのときに嫌がったり、暴れたりしないよう、スキンシップをはかりながら体を触られることに慣れさせておくとよいでしょう。
トイプードルには、総合栄養食のドッグフードを食べさせましょう。総合栄養食とは、ドッグフードと新鮮な水さえあれば健康が維持できるように、栄養バランスが整えられたもので、毎日の主食にぴったりです。
ひとくちに総合栄養食といっても、さまざまな種類があります。子犬や成犬、シニア犬など、ライフステージにあわせた基準が設けられているため、迷ったときはパッケージをチェックしてみてください。
また、犬種によっても必要な栄養は異なります。トイプードルには、皮膚や被毛・目の健康をサポートできるような、トイプードル専用のドッグフードを与えてあげるとよいでしょう。
トイプードルの食事の量は、ライフステージや体重・活動量により異なります。1日に必要なエネルギー量を目安に計算する方法もありますが、個体差を考慮しなければならないため、パッケージに記載された量を参考にするのがベストです。
食事の回数は、成犬の場合、朝晩2回以上の給与が推奨されています。空腹の時間が長いと、嘔吐や肥満の原因につながるおそれがあります。
いっぽう、子犬の場合は成犬よりも回数を増やす必要があります。消化器官が未熟なため、離乳期以降〜生後6か月においては、1日の給与量を3〜4回に分けて与えましょう。お湯でふやかし、やわらかくして食べさせるのもよいでしょう。
トイプードルは、まれに、遺伝的な疾患をかかえているケースがあります。とくに気をつけたいのは、目の病気・外耳炎・膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)などです。
トイプードルは、涙により毛が変色する「涙やけ」を起こしやすい犬種です。原因はさまざまありますが、結膜炎・角膜炎といった炎症の影響を受けることもあります。
また、耳が垂れていること、耳道に毛が生えていることから、細菌が繁殖して炎症を起こす「外耳炎」になりやすい傾向があります。
小型犬に多い、膝蓋骨脱臼にも注意しましょう。不自然な歩き方をしたり、足を触ると痛がったりといった症状が見られます。
いずれの場合も、異変を感じたらすぐに動物病院へ行き、獣医師の指導のもと適切な治療を受けましょう。
血統証明書を発行しているジャパンケネルクラブ(JKC)によれば、プードルには、プードルには、スタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイという、4つのタイプがあるとされています。
もっとも大きいスタンダードプードルは、体高45〜60cm以下の大型犬です。忠誠心があり、学習能力が高いため、コンパニオンドッグとしても適しています。
ミディアムプードルは体高35〜45cm以下、ミニチュアはプードル体高28〜35cm以下とされており、性格はスタンダードプードルと変わりません。
ミディアムプードルや、ミニチュアプードルより小さく、体高24〜28cm以下のものがトイプードルと位置づけられています。
さらに小さい、タイニープードルやティーカッププードルと呼ばれるものもいます。しかし、JKC非公認のため、血統書ではトイプードルとして扱われています。
出典:一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)
トイプードルの毛の色は単色で、ブラック・ホワイト・ブラウン・グレー・フォーンがあります。
フォーンには、ペールフォーンのほか、アプリコットとも呼ばれるオレンジフォーンなど、さまざまなトーンが存在します。
トイプードルは、小型犬のなかでも、長生きするほうです。アニコム損害保険会社の「家庭どうぶつ白書2019」によれば、平均寿命は、15.2歳といわれています。
平均的な値段は、43万円ほどです。毛色や、大きさなどによって、価格が上下することもあります。