【初心者必見】アロワナ飼育方法! 必要な設備や費用を専門店「アロホリック」が徹底解説
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
ふわふわの美しい毛が特徴的なノルウェージャンフォレストキャット。大きくしっかりとした体に長いしっぽ、するどいアーモンドアイを持ち、そのたたずまいは高貴さとワイルドさを感じさせます。
北欧では「森の妖精」とも呼ばれ、どことなく神秘的な雰囲気をまとっていますが、実は人懐っこく甘えん坊な猫です。
この記事では、ノルウェージャンフォレストキャットについて紹介します。飼い方や性格、ブラッシングやシャンプーなどのお手入れについても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ノルウェージャンフォレストキャットは美しいダブルコートを持つ長毛種の猫です。ふわふわとやわらかな毛が全身を覆い、触り心地はすべらかです。とくに長いしっぽや首回りは毛量が多く、ゴージャスで気品が感じられます。
体は筋肉質でたくましく、骨格もしっかりしているため重厚感があります。顔の形はきれいな三角形で目はするどいアーモンドアイ。鼻筋はしゅっと整っています。上品な顔立ちですが、どこか野性味も感じさせます。
ノルウェージャンフォレストキャットは北欧・ノルウェー出身の猫です。その歴史は古く、北欧神話にも登場しています。
古来、北欧の厳しい自然の中を生き抜いてきた野生の猫です。極寒の森の中に生息し、現地の住民からは「森林の猫」と呼ばれて愛されていました。農場や船上でネズミハンターとして活躍することもあったようです。
1930年代までは飼い猫としてノルウェーで広く親しまれていました。しかし第二次世界大戦の影響で数が減り、1970年代には保護を目的とした繁殖などが始まります。その後アメリカに進出し、1984年には正式に品種として認められました。
ノルウェージャンフォレストキャットは中〜大型の猫です。
体長は40cmほどで、ボディタイプはロング&サブスタンシャル。筋肉質で大きな体としっかりとした骨格、胴体が長い体型が特徴的です。
体重は4.0〜7.0kgほど。オスが4.5〜7.0kgほどで、メスが約4.0〜5.5kgほどです。基本的には、オスの方がメスよりも大きくなりやすい猫です。
ノルウェージャンフォレストキャットの毛色・模様はとても豊富です。
毛色は、単色ではブラック、ホワイト、ブラウン、ブルー、レッドなどがあります。タビー(縞模様)ではブラウンやシルバー、スモーク、クリーム、アンバーなど。他にも、ホワイトとのバイカラー、パステル三毛のダイリュートキャリコなどの希少な毛色を持つ猫もいます。
模様のバリエーションも豊富です。シンプルなソリッド(単色)、鯖のような細かい縞模様が見られるマッカレルタビーや、2色のカラーが混ざったパッチドタビー。黒やグレーの猫に子猫の時期のみ縞模様が表れる、ゴーストタビーなどもあります。
ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は14〜16歳ほどです。猫の平均寿命は15歳ほどですので、ほぼ平均的と言えるでしょう。
ただこれは平均値であり、寿命には個体差があります。お迎えした子をしっかりお世話し、長生きできるように大切に飼いましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットは穏やかで少し臆病な性格をしています。基本的にはおとなしく、飼い主さんに甘えるのが大好き。もともと人懐っこいため、愛情を持って接すれば信頼関係を築くのは難しくありません。
祖先が極寒の森で生きていたこともあり、好奇心旺盛で賢く、運動能力も高い猫です。とくに高い場所が好きなので、キャットタワーなどで元気に遊びます。長毛種にしては活発な方です。
ノルウェージャンフォレストキャットのお迎え方法は、主にペットショップ、ブリーダー、保護猫の里親になる、などです。
ペットショップで迎える場合は20〜50万円ほどかかります。平均的な相場は21万円ほどです。希少な模様ほど高価で、また子猫か成猫か、血統書の有無でも値段が変わります。
そこまで運動する猫ではありませんが、運動能力は高く、とくに高い場所に上るのを好みます。1日に最低でも5〜10分は思い切り体を動かせるようにしましょう。
キャットタワーやキャットウォークを設置してあげるときっと喜んでくれるはずです。家具とうまく組み合わせて、高い場所に登れるようにしてあげましょう。ただ体重のある猫なので、タワーが倒れたり足場が外れたりしないよう、しっかりと固定しておきましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットは大きな猫なので、ケージも大型サイズを選びましょう。高い場所も好きなので、大きな3段ケージがおすすめです。
小さなケージでは、ノルウェージャンフォレストキャットが窮屈になりストレスを感じてしまいます。できるだけ広々としたケージを用意すると喜ばれますよ。
おすすめのケージ
ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種なので、美しい毛並みを保つためにも定期的なブラッシングは必須です。毛玉ができないよう、毎日ブラッシングを行いましょう。
さらに、春と秋には毛がたくさん抜ける換毛期があります。3〜5月ごろと、9〜10月ごろは、より丁寧にブラッシングしてあげてください。
ノルウェージャンフォレストキャットは、皮脂を分泌して寒さや水から身を守っています。そのためオイリーな被毛になりやすく、放っておくと汚れたり、ひどいと雑菌が繁殖して皮膚炎になることも。
定期的にシャンプーをして、ノルウェージャンフォレストキャットの美しい毛を守りましょう。月に1回ほどの頻度でシャンプーするのをおすすめします。スムーズにシャンプーできるよう、子猫のうちから水に慣らしておくと後々楽になりますよ。
ノルウェージャンフォレストキャットには、高タンパクな食事がおすすめです。ノルウェージャンフォレストキャットは筋肉質なため、健康的な体つくりにはタンパク質が欠かせません。タンパク質がたっぷり含まれたフードを選びましょう。
また、ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種なため、体内に毛がたまりやすくなっています。毛球をスムーズに排出できるよう、食物繊維も積極的に与えましょう。「毛玉ケア」と書かれたフードもおすすめです。
オメガ3、オメガ6脂肪酸を含んだフードもおすすめです。これらの成分はノルウェージャンフォレストキャットの毛並みを美しく保ってくれます。
ノルウェージャンフォレストキャットは成長に合わせて食事量を変えます。
1歳までは、1日3〜5回にわけてフードを与えます。大切な成長期なので、子猫用のキャットフードをたっぷりと食べさせましょう。
1歳を過ぎたら成猫用のキャットフードに切り替え、1日に2〜3回に分けて与えましょう。ノルウェージャンフォレストキャットは成長しきるまで3〜5年ほどかかるといわれています。成長のためにも、5歳まではたくさん食べさせましょう。ただ肥満になりやすいため、食べ過ぎには注意します。
7歳を過ぎたころから、少しずつ高齢猫向けのフードに切り替えます。1日3〜4回にわけて、柔らかく消化しやすいものを食べさせてください。
おすすめのキャットフード
毛球が原因で発症する消化器系の病気です。猫が毛づくろいの際に飲み込んだ毛が体内に蓄積され、うまく排出できずに嘔吐や食欲低下などを引き起こします。
定期的にブラッシングをして、飲み込む毛の量を減らすことで予防ができます。抜け毛の多い換毛期は念入りにブラッシングしましょう。もし嘔吐などの症状が出たときは、すぐに動物病院を受診してください。
ノルウェージャンフォレストキャットは、遺伝的にグリコーゲン貯蔵病(糖原病)になりやすい猫です。グリコーゲン貯蔵病とは、うまくグリコーゲンが利用できずに体に蓄積してしまう病気。進行すると、肝臓が肥大化したり低血糖になったりします。
遺伝性のため、予防が困難な病気です。定期的に動物病院を受診し、早期発見に努めましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットは高い所を好むため、誤って落ちたときの捻挫や骨折には注意しましょう。予防として、キャットタワーや棚の上など、猫が載りそうな場所には滑り止めをつけます。
高所から落ちてしまった猫が、足を引きずるなどの痛がるそぶりを見せたら、すぐ動物病院を受診してください。
ふわふわの毛につつまれた、穏やかで甘えん坊なノルウェージャンフォレストキャット。凛々しい顔立ちや高貴な雰囲気も魅力のひとつです。
お迎えしたら、毎日ブラッシングして美しい毛を整えてあげてください。キャットタワーやキャットウォークをプレゼントしたら、さらに喜んでくれるはずですよ。大切な家族の一員として、思いっきりかわいがってあげてくださいね。