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カインズ執行役員CHRO(最高人事責任者)西田政之が各分野のエキスパートをゲストに「ビジネスの本質」や「キャリア」について探求する企画『CHRO TALK LIVE』。記念すべき第1回目は株式会社ジャパネットホールディングス代表取締役社長 兼 CEOの髙田旭人氏と「小売業の未来」というテーマで対談を行いました。
髙田旭人氏(以下、髙田)
こちらこそ、よろしくお願いします。
西田
髙田さんとの出会いは、2017年の11月ですね。
私が日本アイ・ビー・エム元会長の北城恪太郎さんとリーダー育成の北城塾を運営していまして、塾主催の修学旅行で佐世保のジャパネット本社を訪問したのが初めてでしたよね。生放送の現場見学、とても楽しかった思い出があります。
髙田
懐かしいですね。
西田
実は、カインズ会長の土屋裕雅と髙田さんに共通点があるのではないかということもあってゲストにお招きしました。
その共通点のひとつは「創業から2代目」という点と、もうひとつが「野村証券出身」ということですね。
さらに、先代からそのまま受け継ぐのではなく、カインズもジャパネットさんも大改革を断行されていらっしゃる点。ここまで重なるのは、ただの偶然ではないような気がしています。
髙田
大変、光栄です。
西田
一般的にカリスマ経営者を親に持つと引き継いだ際に潰れてしまう方が多い気がします。どうして髙田さんは潰れずに成功していらっしゃるのでしょうか。
髙田
どうですかね。私自身、成功はまだまだだと思っています。そのうえで、今、経営者を続けられている理由は、母の影響が大きいかもしれません。
西田
お母様ですか。
髙田
はい、母が教育に関してはずっと熱心でいろいろ言ってくれてました。
母の口癖は「父がいて、商売があるから生活ができている」でした。それと、家族よりお客様優先でしたね。
創業当初はカメラ屋だったんですけど、当時はコールセンターがなかったので、19時から21時の電話は自宅に転送されていました。すると、テレビを見ながら夕食を食べていても、テレビを消して食事を止めて、母が電話対応をしていました。
仕事が「お客様のためになること」や「社員のためになること」が日常的に近くにあり、それ自体がすごく楽しかったというか、この会社をいつか自分が継ぎたいなというのはずっと思っていましたね。
西田
ちょっと古い言い方かもしれないですが、内助の功があったんですね。
髙田
そうですね。母の姿を見て「ああ、今の電話で10万円の売り上げかすごいな」と思っていました。ひとつひとつの電話が商売の中で大事ということが身近にあったのは、間違いなく今に繋がっています。
西田
お母様から商売の基本を学ばれたんですね。
お父様からは会社を継いでほしいというお話があったんですか。
髙田
実は「跡を継ぎなさい」と父から言われたことはないです。ただ、その中でも覚えているのは「社員数×5倍の人の人生を背負うのが社長だ」とか「朝言ったことでも違うと思ったら午後でも変えられる人じゃないと社長は務まらない」とか、経営者として大事な価値観を父がずっと言ってくれてました。
西田
お久しぶりです。本日はよろしくお願いします。