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「スキル以上にマインドが大事」Zアカデミア学長・伊藤羊一氏が語る伝え方の本質

スタッフ

西田政之

西田政之

株式会社カインズ CHRO、ネッツ トヨタ ニューリー北大阪株式会社社外取締役、日本CHRO協会理事、日本アンガーマネジメント協会顧問、MBTI認定ユーザー、シガーエキスパート、森林組合員、日本証券アナリスト協会検定会員。

カインズ執行役員CHRO(最高人事責任者) 西田政之が経営者や各分野のエキスパートをゲストに「ビジネスの本質」や「キャリア」について探求する番組『CHRO TALK LIVE』。今回はZホールディングス株式会社の企業内大学である「Zアカデミア」学長の伊藤羊一氏と「伝わるコミュニケーション」というテーマで対談を行いました。

組織のヒエラルキーに馴染めなかった

組織のヒエラルキーに馴染めなかった

西田:本日のゲストは、Zアカデミア学長でベストセラー作家、武蔵野大学アントレプレナーシップの学部長も務めていらっしゃる伊藤羊一さんです。

羊一さんの著書『1分で話せ』『0秒で動け』『FREE,FLAT,FUN』を読みました。

伊藤羊一​​氏(以下、伊藤):ありがとうございます! 本日はよろしくお願いします。

西田:簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。

伊藤:伊藤羊一(いとう・よういち)と申します。

東京大学経済学部を卒業後、1990年に日本興業銀行(みずほ銀行の前身の一つ)に入行し、銀行員をしていました。

そのあと、大手文具・オフィス家具メーカーのプラスグループでロジスティックスの再編や事業の再編・再生などを担当し、現在はZホールディングスグループの人財開発と研修・育成を担うZアカデミアの学長をしています。

ほかにも武蔵野大学のアントレプレナー学部(武蔵野EMC)の学部長、そしてグロービス経営大学院での講師、著述業等さまざまな仕事をしています。

西田:輝かしいご経歴ですね。 羊一さんが新卒で入られた日本興業銀行は、もうトップバンクの中のトップバンクで本当に優秀な人しか入社できなかったですよね。

伊藤:1995年〜1996年くらいまでは、大量生産・消費が当たり前で、クーラーが欲しい、冷蔵庫が欲しい、車が欲しい、家が欲しい、といったような、とにかく人々が「物を求める時代」でした。そのため、1986年〜1990年のバブル期が終了した後も、実はその産業を育てる銀行も表面的には元気でしたね。

ところが、インターネットの登場により世界が変わってきたんですよ。

西田:世界が変わってきた?

伊藤:僕は「タテの時代」から「ヨコの時代」への変化と言っているのですが、今まではピラミッド型の階層組織で「上からの指示をこなして行けば、結果がついてくる時代」でした。

しかし、今では検索エンジンで簡単に情報が手に入ったり、SNSで誰でも自由に発信ができたり。そうなると、これまでの組織の仕組みや戦い方だとなかなか結果が出せなくなってきたんです。

当時の会社はイエスマンだけが生き残る世界と言いますか、自分の考えは二の次で上からの指示に従わないとダメみたいな風潮があり、僕は26歳のときにメンタルをやられちゃったんですよ。

組織のヒエラルキーから早く逃げ出したかったみたいな、そんなところはありますね。

西田:羊一さんの身体がいち早く時代の変化を感じとり、拒否反応を起こしたのかもしれないですね。

伊藤:もう完全に拒否反応でしたね。

だから僕は「社会をフラットにして、みんなが笑顔になれるサポート」をしたいと思っていて、これまでの経験すべてが企業内大学や武蔵野大学での活動に繋がっているんです。

西田:人の痛みがわかるからこそ、伝えられることがあるのですね。

羊一さんはもともと人に教えることやロジカルに話すことが得意だったんですか。

伊藤:昔は本当にロジカルではなかったので、めちゃめちゃ勉強したんです。

特に30代〜40代前半までの10年間ぐらいは、グロービスに通ったり、自分で学んだりしながら思考力を鍛えていましたね。

そのおかげか『1分で話せ』は、2週間くらいで一気に書き上げられました。

伝え方のコツはスキルよりもマインド

伝え方のコツはスキルよりもマインド

西田:なんと、そうだったんですね。 羊一さんが意識されている「伝え方のコツ」はありますか。

伊藤:例えばプレゼンだと、結論・根拠・事実のロジックを通すことがベースにあります。

西田:『1分で話せ』で語られていた、ピラミッドストラクチャーですね。

ピラミッドストラクチャー

参照元「1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」

伊藤:そうです! もうひとつは「それをした結果、誰が喜んでくれるのか?」を徹底して考えるようにしています。

プレゼンの目的は色々ありますけど「それでお客様(伝える相手)はなぜ嬉しいんだっけ?」の解像度を高く考えていますね。

西田:なるほど。ロジックだけではなく、人の気持ちに寄り添うことが大切なんですね。

伊藤:そう、まさに。 スキル以上にマインドが大事です。

「自分はこういう人間でこういう想いを持っていて、だから相手に貢献したい」というマインドを持つことが、伝わるコミュニケーションの第一歩ですね。

西田:人事部の視点でみると「自分は何者で自分の人生をどうしたいのか?」と考える機会を、人財開発の場で提供することが大事だと考えています。

伊藤:とても素敵ですね!

これからのチャンレンジ

これからのチャンレンジ

西田:羊一さんが次にチャレンジしたいと思っていることを教えてください。

伊藤:これは、ずっと言っていることなんですが、世界中の人々を笑顔にしたいですね。

もちろん、僕1人で何かできるわけじゃなくて、みんなで力を合わせてなんですけど。

大学では、イノベーションを起こしたい社会人や学生、学部の枠を超えた繋がりを作っていきたいです。

西田:イノベーションが生まれる場所を作ろうとしているんですね。

伊藤:僕はニコニコしながら「いいよ! いいよ!」って言っているだけかもしれませんが、それでみんなが集まって自信を持ち、新しいことに一歩踏み出すことができれば、これ以上に嬉しいことはないですよね。

西田:お話を伺っていて、ふと気になったのですが、羊一さんの熱いエネルギーはどこから生まれているんですか。

伊藤:全然、立派なことではなくて、僕が笑顔になりたいからなんです。

みんなが笑顔じゃない中で、僕ひとりだけ笑顔になることはできないじゃないですか。

西田:ご自身の想いに正直に突き進まれてきた結果、まわりにもその熱が伝わっているのですね。 私も羊一さんからエネルギーをもらっています。

伊藤:ありがとうございます。 たまにワークマンやカインズに買い物に行くんですが、お店の雰囲気やスタッフの方から「お客様と共に進化する」強い姿勢を感じ、私もいつも刺激をもらっていますよ。

西田:そうおっしゃっていただけると嬉しいです。 きっと、社内メンバーも喜ぶと思います。 本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

伊藤:こちらこそ、ありがとうございました。

※本記事はカインズの社内ラジオ"らららジオ"の対談企画「CHRO TALK LIVE」の書き起こしです。通常は社内でしか視聴できない内容ですが、となりのカインズさんを通じて社外の皆様にもお届けいたします。

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