ベタの第一人者が語る! ベタの飼育方法と華麗なるショーベタの世界
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乾燥した冬の日、「バチッ!」と感じる静電気の放電ショックが、嫌で嫌でたまりません。
ドアノブや他の人の手に触れた瞬間に、不意に食らってしまうと、痛さと驚きで変な声が出てしまいます。 静電気のせいで体に衣服がまとわりつくのも、地味に辛いですし。
冬に静電気を感じやすい理由は主に2つ。重ね着によって摩擦が多くなり静電気が発生しやすくなることと、湿度が低いために、発生した静電気が逃げにくくなるためです。
冬場には、静電気対策をしておかなければ、不意の「ビリッ!」から逃げることはできません。
しかも静電気の悪影響は、不快感だけにとどまらないのです。
静電気には、さまざまな危険や悪影響があります。 例えば…
静電気の火花は、化学物質に引火して、火災を起こすこともあるんです! 身近なところで気をつけなくてはならないのは、ガソリン。 消防庁の資料によると、セルフスタンドでの静電気火花によるガソリンへの発火事故は、報告されているだけでも、7年間で18回も起こっています。(※セルフスタンドの運用が始まった平成10年からの7年間)
スマホ画面のタッチ操作には「静電気容量方式」という、静電気を利用した仕組みが採用されています。そのため、冬にスマホを扱う、ポケットへの出し入れなどで帯電してくると、画面が影響を受けてタッチパネルの反応が鈍くなる場合も。
電気錠やパソコンなどの電子機器が、静電気の「ビリッ!」でエラー誤作動を起こすこともあります。一刻でも早く家に入りたい真冬に、玄関ドアの電気錠が解除できなくなったら詰みますね。
恐るべし、静電気。
来客に見られてしまうと恥ずかしい、テレビ周りの電子機器に溜まった大量のホコリ。実はあれも静電気のしわざです。
髪の毛や服も同じで、静電気が溜まっていると、空気中のホコリや花粉を引き寄せてしまいます。肌にも、健康にもよくありませんよね。
ちょっと歩き回っただけで発生してしまう静電気のせいで火事が起こったり、電子機器が狂ったり、ホコリを吸い寄せてしまう体になってしまうなんて、怖すぎます。
やはり、防げるものならば防ぎたい。
では、静電気の発生を最小限に抑えるため、または、発生してしまった静電気をうまく逃すためには、どのような対策が有効なのでしょうか?
静電気対策は保湿からはじめるのがおすすめです。物質の表面に水分があると、静電気が逃れやすくなります。室内では加湿器を活用し、髪や肌はクリームなどで保湿しましょう。
また、服の繊維が水分を保持できるように柔軟剤を使ったり、界面活性剤入りスプレーを噴霧することも効果的です。
スニーカーなどゴム底の靴は静電気を逃がしにくいため、静電気が気になる人には革靴など天然素材の靴がおすすめです。また、精密機器を扱う工場の従業員や医療関係者向けに、静電気防止靴も市販されています。
マイナスの電荷を帯びやすいアクリル・ポリエステルなどと、プラスの電荷を帯びやすいナイロン・レーヨンなどとを組み合わせたコーディネートは静電気が発生しやすくなります。重ね着をする場合は、綿や麻などの天然繊維を活用しましょう。
ドアノブや車のドアなど、バチッときやすい場所に触れる直前に手を湿らすか、ゆっくり電気を逃す性質のあるコンクリートや木、石、アスファルト、レンガ壁などの素材に触れておくと効果的です。