培養土とは何? 使い方や種類、おすすめ商品を解説!
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誰にも気を使わずに、自然の中で一人の時間を楽しめるのが、ソロキャンプの魅力。
設備の整ったキャンプ場が増えてきた近年は、女性のソロキャンパーも増えています。
反面、「一人でテントに泊まるのって、危なくない? 」という心配が大きく、興味はあるものの、なかなか行動に移せないという声も耳にします。
そこで、女子ソロキャンプにおける防犯対策について、徳島県のオートキャンプ場「四国三郎の郷」施設長・松浦さんに聞いてみました。
オンラインでインタビューを行いました
まず、どんなに設備の整ったキャンプ場であっても、グループキャンプであっても、野外で寝泊まりする以上、絶対に安全なキャンプはありません。
犯罪だけでなく、たくさんの危険を予測する必要があります。松浦さんに一例を挙げてもらいました。
「雨がひどくなければ大丈夫だろうと考えがちですが、風にも注意しましょう。風速2〜3mでも風対策は必要です。初心者でペグ打ちが甘い場合、風速5m程度の風でも、テントが飛ばされてしまうこともあります」
「クマがいない暖かい地方でも、イノシシによる被害が報告されているので油断は禁物です」
「消したつもりの炭火からの出火したり、テント内で火気を使ったことによるテントへの燃え移りなどが実際に発生しています。以前、あるソロキャンパーがテント内でキャンドルに火を灯したまま寝てしまい、火がテントに燃え移った事例がありました。火は小さいうちに消すことができたものの、近くの区画の方も巻き込む大騒ぎになってしまいました」
「キャンプでのケガの例は本当に多いです。特に、焚き火関係。軽い火傷や擦り傷だけでなく、初心者が見よう見まねで薪割りにチャレンジして指を落とすなど重大な事故も起こっています」
グループキャンプでもこうした危険があることに変わりはありませんが、ソロキャンプの場合、気づくのに遅れたり、すぐに助けを呼びに行くことができないため、リスクはさらに高まります。
女性一人だと、犯罪や迷惑行為のターゲットにもなりやすいもの。
管理の行き届いたキャンプ場であっても、犯罪が起こる可能性はゼロではありません。
一人で野営(キャンプ場以外でのキャンプ)をするようなケースではさらに危なく、性犯罪、強盗、窃盗、など、なんでも起こり得ます。
また、犯罪と呼べるほどでなくとも、ほかのキャンパーからの行き過ぎた干渉を受ける恐れもあります。困っていないのに、あれこれ手伝おうとしたり、頼んでもいないのにアウトドア技術を教えようとしたり。そんな「教え魔」のような人にも、狙われやすくなります。
「初心者の雰囲気を出していると、周囲の人に声をかけられやすくなります。たいていは善意からの申し出ですが、中にはこちらのタープに入ってくるような踏み込みすぎる人もいますし、他施設での話ですが、寝ようと思ってランタンを消した途端に、勝手にテントを開けて“もう寝るの?”と、声をかけてきた人までいたそうです」
他人のテントに無断で入ると、住居侵入や軽犯罪法、自治体の条例に触れる場合もあります。アウトドアという非日常の世界で気が大きくなってしまうのでしょうか。
「就寝中に寝顔を撮られ、SNSにアップされてしまった女性ソロキャンパーの話も聞いたことがあります。後日、キャンプ場名から検索して気づいたそうですが、本当に気分が悪くなる話ですよね」
自衛することで避けられる犯罪や悪質ないたずらに遭わずに済むよう、しっかり対策を講じておきたいものです。