埼玉県平野部なぜ暑い? 熊谷地方気象台と熊谷市長に聞いてみた
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目次/ INDEX
猫は無条件にかわいい生き物である。だからこそ、こんな日が来るとは思わなかった。
そう、全身全霊で猫と戦わなければいけない日が来るなんて...。
この記事では、一人の男が人生をかけて猫(の糞尿)と戦った貴重な記録を赤裸々に綴りたいと思う。庭を、家族を守るため、絶対に負けられない戦いがそこにはあった。
※お食事中の方はご注意ください。
我が家には花壇を作り直そうとして、一旦土を全部入れ替えた場所がある。いつの間にか子どもの砂遊び場所と化し、涼しくなったら花壇作りを本格的にやろうと思ってそのまま放置していた。
そんなある日、事件は起きた。
とある一か所に、ハエが大量にたかっている。嫌な予感しかしない。そして、その嫌な予感は的中したのである。
モザイクをかけているが、これが一体何なのかはもう皆さんもお分かりだろう。
「は~、スッキリした」と言わんばかりにこちらを見つめてきた
近頃庭を横切る猫の姿を度々見かけ、「可愛いなぁ」と微笑ましく眺めていた矢先の出来事であった。猫からすると「にこにこ傍観しててアホだなコイツ」と心の底で嘲笑っていたに違いない。
ちなみにこの猫とのにらめっこは2分以上続いた。なぜ動じないんだ。敵意がまったく読めない。
この後、3日連続で猫は我が家へ用を足しに訪れた。このまま花壇をトイレスポットにされては困る。
この日をきっかけに、私は猫と徹底的に戦うことに決めた。
猫が好む場所の条件は、下記の通りである。
徹底的に猫よけ対策をするのであれば、猫にとって居心地の良い場所を自宅から排除することは必須。かつ、居心地が悪いと感じる場所にすれば良い。
猫の嫌いな臭い、音、歩きづらい環境、猫よけ対策にも色々なアプローチ方法がある。しかし、それを受け取る猫にも個体差があって、特定の手段だけだとあまり反応しない猫もいる。
方法によっては効果が長続きしなかったり、同じことばかりやっていると猫が慣れてしまって反応しなくなる場合も。
猫が学習して「この場所は居心地悪いな」と記憶するまで、手を替え品を替え反復継続することが大切。
虐待にあたるようなことは絶対にしてはいけない。法律で罰せらる。
上記の基本情報をふまえ、カインズで手に入りそうなすべての猫よけ対策グッズを調達した。効果絶大といわれるアイテムを片っ端から買い漁ったのだ。
猫には少しだけ申し訳ないと思いつつ、彼らが嫌がる環境を早速作っていきたいと思う。
竹酢液と木酢液、これらをそれぞれ水で希釈して作った液体を散布しておくとその臭いを猫が嫌がるらしい。
竹炭・木炭を焼く過程において出る煙を冷やして採取できる液体で、とってもスモーキーな香りがする。
唐辛子やレモンバームの葉を一緒に入れるとより効果的とのこと。
そこで早速家に大量にあった唐辛子を入れてみた。唐辛子を加えて作るこの液体は猫だけではなく、害虫避けや土壌活性化にもなるらしく一石二鳥である。
別途カインズでかったスプレーボトルに入れてみた。原液を水で4~8倍に薄めて使うといいとのこと。匂いがきつい場合は10倍位まで適当に薄めてOK。
うんち発見場所の土壌周辺に満遍なく散布を行い、しばらく様子をみることに。
猫専用忌避剤というものがあったのでこちらも試してみることにした。
こちらはミントの香りバージョンであるが、柑橘の香りバージョンもある。ニオイや刺激に慣れたしまう猫もいるため、被害が続く場合は定期的に変化をつけるために違う香りを交互に使うことが望ましい。
木酢液・竹酢液は雨が降ると流れてしまうためにマメな散布が必要であるが、この商品は忌避成分、消臭成分がマイクロカプセル化され軽石にコーティングされており、雨に強く効果が持続するという点もメリットがある。
植物性由来ということで土壌や植物にも悪影響を与ず、子どもやペットが近づいても安心なのでありがたい。
砂のような中身を被害場所や進入口・通り道に約1m間隔に小山ができるように50g程度散布する。
買ってきて散布するだけなので、非常に楽ちん。人間の自分にとっては匂いもそこまで気になるものではなかった。
念には念をということで、臭いだけではないアイテムも使ってみる。駅のホーム頭上の鳩よけのトゲトゲみたいな、猫よけシートである。
四角形のトゲトゲ(怪我をするほど鋭利ではない)シートが入っていて、それをジョイントさせて使う形となっている。これを猫の侵入経路に設置すれば、更なる効果が得られるはず。
早速、猫が走って逃げる姿を見かけた場所(人気のない狭い通路)に設置してみる。
重ねて並べるだけなので、これも非常に楽に実施できるのでおすすめだ。「ここは通り辛くて嫌な場所だなぁ」と思ってくれるはず。
ダメ押しの一品として、放置していた花壇の一部にローズマリーやレモングラスを植えてみた。
ローズマリーは乾燥にも寒さにも強くい為育てやすく、ハーブ初心者にもオススメらしい。手軽に対策できるのであれば、ということで即決!
猫はローズマリーに限らず匂いの強いハーブ、香水、アロマなどの「良い匂いだけど、香りがきついもの」は基本的に苦手なのだ。(猫を買っている方は逆に注意ポイント)
なぜ人工芝上の路線に変更したんだ!!! 柔らかい土や砂の上を好んでいるんじゃなかったのか!?
しっかりと液を散布した花壇を守ることには成功したものの、ノーマークだった場所にされたので実質的に敗北である。
きっと花壇からは嫌な臭いが漂っていたから、悔しさのあまり本来の習性とは異なる人工芝の上で用を足していったのだろう。アイテムの効果はしっかりとある模様。
戦績:0勝1敗
庭の花壇(南側)ではなく、北側の敷地内にされていた。まったくのノーマークだった場所である。
お気に入りであった花壇が不快な環境になったせいか、猫も本気を出して我が家の敷地全体を荒らすようになった。
二連敗しているが、各アイテムの性能の問題ではなく全範囲にしっかりと対策をしていなかった私の落ち度である。
忌避剤をしっかりと撒いた場所に被害はないので、一品目同様忌避効果はしっかりとあることが見てとれた。この反省を活かし、猫が用を足す可能性のある場所全てに定期的な散布を忘れず実施することを心に誓った。
戦績:0勝2敗
雨の日が続き、花壇に薬剤の散布するタイミングを失っていた私。ようやく晴れた日の朝、花壇に猫よけ対策をしに行ったときには既に時遅しであった。
猫よけシートを完全に全範囲に設置したわけではないので、抜け道を探し、さらには各薬剤の効果もなくなったタイミングでまた花壇へと舞い戻ってきたのである。
ここまで来ると本格的に悔しくなってきた。次は土を掘れない環境を作ろう。
戦績:0勝3敗
木酢液・竹酢液・忌避剤をありとあらゆる場所に撒き始め、さらに土が全体的に葉っぱで覆いかぶさるほどハーブを大量に植えてみた。
1ヶ月ほどが経ったが、今のところ自宅敷地内において猫の姿も糞被害も見かけなくなった。
猫に“この場所は嫌だ”と学習させることが重要なので、複数の対策を併用してランダムに実施することが成功への近道だったようだ。その中でも特に、“ウチの猫”にはハーブがハマったような気がする。
「ここには二度と来たくない」と決意をしてもらえるまで、地道な戦いは続いていきそうだ。同じ被害でお悩みの皆さんも、諦めずに戦って欲しい。
長かった私の戦いは、猫よけ対策グッズ全てを駆使することでついに勝利を収めることに成功したのだ。
猫よけ対策すべてのグッズを駆使しても、なお糞尿被害にあってしまったという方へ。まずは、「君はよく頑張った。やりきった。」との労いの言葉をかけたい。
だがしかし、諦めたらそこで試合終了なのだ。冒頭でも述べた通り、これは「絶対に負けられない戦い」なのである。そこで諸君たちに、間違いなくこの戦いに勝てるであろうとっておきの最終兵器を教えたいと思う。
そう、猫のT・O・I・L・E・T。
これこそ、失敗知らずの最終兵器なのだ。相手はいくつものトラップを乗り越えてまでも、どうしても君の庭で排泄したい猫たちなのだろう。そんな彼らを仏のように広い心で受け入れることも、また一つの手である。
たしかにこの家の土地は、私がウン千万のローンを組んで購入した土地には違いない。ただ、自然と共存することの大切さを私たちは日々の生活の中で忘れているのかもしれない。
どう考えてもアホな手段なのだが、猫との戦いに疲れてしまった人は「猫トイレ」で折り合いをつけるのも案外悪くない…はず。
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。
※効果は使用環境や使用状況により異なります。