リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

【ヘビの飼い方】エサやり、ハンドリング、脱皮不全の対処まで幅広く解説!

スタッフ

カインズ How to ペット編

カインズ How to ペット編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」のペット関連のコンテンツを文字起こししています。

ヘビにマイナスイメージを持つ方は少なくありませんが、凶暴で危険なのは一部の種類であり、人間になつくかわいらしいヘビもたくさんいます。お世話の手間もほかの爬虫類に比べるとかからないことから、ペットとして飼ってみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、初心者の方でも飼いやすいヘビの種類や上手な飼い方、注意点などをまとめて紹介します。「本当になつくの?」といった素朴な疑問にお答えするQ&Aも用意していますので、ヘビの飼い方が気になる方はぜひ参考にしてください。

ヘビってどんな生き物?

ヘビってどんな生き物?

ヘビは爬虫綱有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称です。南極大陸以外の全大陸で確認されており、日本でも全国各地に分布しています。

視覚・聴覚は優れていない代わりに皮膚感覚が発達しており、ほかの生き物が動く様子などを振動で感じることができます。味覚・嗅覚も強く、チョロチョロと長い舌を出しているのは空気中の香りを吸着させて状況判断しているためです(ヤコブソン器官という嗅覚器官があります)。

また、一部のヘビはピット器官と呼ばれる赤外線センサーを持ち、わずかな熱でも感知して外敵を認識します。

サイズ

全長10mを超えるヘビもいれば、10cm程のミミズのようなヘビもいて、種類によりさまざまです。たとえば、ペットとして人気のコーンスネークは1.2~1.8mです。

食事

世界には約3,500種のヘビが確認されていますが、その全てが肉食で、ネズミやカエルなど自分が飲み込める程度の生き物を食べています。動物の死骸を食べることも確認されています。

自然界のヘビはかなりの偏食家であり、特定の動物だけをターゲットにする傾向が見られるのも特徴です。たとえばアオダイショウは哺乳類や鳥類を好み、ヤマカガシはカエルを主食としています。

寿命

ヘビの種類にもよりますが、平均すると15~25年程度といわれています。ただし、飼育下では30年以上生きることもあります。

繁殖

多くのヘビは卵を生みますが、胎内で卵を孵化させる卵胎生、哺乳類のように子を生む胎生もいます。交尾をしなくても繁殖する「単為生殖」も可能です。

ペットとして人気の種類と値段

ペットとして人気の種類と値段

数ある種類のなかでも、ペットとして人気のあるヘビを7種類紹介します。カインズが展開するpetsone(ペッツワン)で取り扱っている種類もいるので、気になる種類がいればお気軽にお問い合わせください。

コーンスネーク

容姿の特徴 ・全長約1.2~1.8m
・体色が豊富
性格 ・温厚
寿命 ・約10~15年
値段 ・約5,000円~

コーンスネークは、アメリカ東南部原産のナミヘビ科のヘビです。温厚でおとなしく、寒さに強いため初心者の方でも飼いやすいでしょう。

流通が安定しており、安価で購入できるのもおすすめできる理由です。ただし、価格は体色の貴重さによって変動し、アルビノなど個性のある個体は1~2万円することもあります。

ボールパイソン

容姿の特徴 ・全長約15~2m
・体色が豊富
性格 ・非常におとなしい
寿命 ・約20年
値段 ・約5,000円~

コーンスネークと人気を二分するヘビがボールパイソンです。中央および西アフリカ出身のニシキヘビの仲間で、ヘビの王道ともいえる美しい模様が特徴。

大きくなると1.5~2mほどに成長し、ペットのヘビとしては中型に位置しますが、とにかくおとなしくて飼いやすいと評判です。怯えるとボールのように丸くなります。

アオダイショウ

容姿の特徴 ・全長約1.5~2m
・目がオリーブ色
性格 ・おとなしい
寿命 ・約10年
値段 ・約3,000~5,000円

日本固有種で日本全国に分布し、自然豊かな地域ではよく見かけるヘビの一つです。実はアメリカで積極的な品種改良が行われており、珍しい色模様の個体が逆輸入されるという現象が起きています。

嗅覚が発達していることから、毎日お世話してくれる飼い主をニオイで覚えます。非常におとなしい性格ですが、臆病なため驚かせると攻撃してくることも。人慣れすればハンドリング(手乗り)もできます。

セイブシシバナヘビ

容姿の特徴 ・全長約40~60cm
・反り返った鼻
性格 ・臆病
寿命 ・約10~20年
値段 ・約2~5万円

横長の顔と、ヘビにしては珍しい尖った鼻が特徴。体色はクリーム色で、最大級でも1mほどまでにしか成長せず、明らかに危険度の少ない見た目をしています。

性格はおとなしく臆病で、驚くと「死んだふり」をすることもあるなど攻撃性はありません。ただし、微量ながら毒を持っているため、何かの拍子で噛みつかれないよう注意する必要があります(噛まれたところで少し腫れる程度です)。

カリフォルニアキングスネーク

容姿の特徴 ・全長約1.3~1.5cm
・体色のバリエーションが豊富
性格 ・おとなしいが活発な面もある
寿命 ・約20年
値段 ・約1~5万円

通称「カリキン」と呼ばれるカリフォルニアキングスネークは、コーンスネークに匹敵するほど根強い人気があります。いかにも強そうな名前ですが、平均サイズは1.5mほどの小型のヘビです。価格はカラーバリエーションによって大きく変動します。

穏やかな性格のため初心者にも扱いやすい反面、活発に動くこともあります。特に食への関心は強く、哺乳類、鳥類、爬虫類のほか、共食いもします。食いつきが良いのでエサやりで悩むことは少ないでしょう。

タマゴヘビ

容姿の特徴 ・全長約30cm~1m
・体色のバリエーションが豊富
性格 ・おとなしい
寿命 ・約10年
値段 ・約1~3万円

ヘビは飼ってみたいけれど、エサやり(マウス)に抵抗がある方におすすめのヘビです。タマゴヘビという名の通り、タマゴだけを食べるのが最大の特徴です。

小さい、おとなしい、エサやりが簡単の三拍子で初心者の方にもおすすめですが、広く出回っている種類ではないため、少し値が張る傾向があります。

ホンジュランミルクスネーク

容姿の特徴 ・全長約80cm~1.5m
・カラフル
性格 ・おとなしく臆病
寿命 ・約15~20年
値段 ・約1万5,000~3万円~

サンゴヘビのような毒々しい見た目をしていますが、もちろん毒ははく、初心者の方でも飼いやすい部類のヘビです。

少々臆病であり、ストレスにも弱いため、生活環境を気遣ってあげる必要はあります。ハンドリングも苦手とされており、スキンシップを取る場合はゆっくり慣らしていきましょう。

ヘビの飼育に必要なもの

ヘビの飼育に必要なもの

ヘビの飼育に必要なものは下記のとおりです。

  • 飼育容器
  • 床材
  • 水入れ
  • シェルター
  • 保温器具・温度計
  • エサ

以下で一つひとつ説明していきましょう。

飼育容器

飼育容器はプラケースや衣装ケースで代用できることがほとんどです。一般的に、「ヘビがとぐろを巻いた面積の3倍必要」といわれています。一例ですが、1mほどのヘビなら900平方mの広さがあれば十分でしょう。

サイズとともに注意したいのが、きちんと締まるフタがあるかどうかです。ヘビは力強く、ほんの小さなすき間からでも脱走してしまうため、しっかりとフタを固定できる容器を選びましょう。その意味では、やはり爬虫類専用のケージが安心ではあります。

床材

ウッドチップやウッドシェイブ、ペットシーツ、キッチンペーパー、新聞紙、小石、砂などを使用しますが、ヘビの種類によって好みの床材が異なります。ヘビをお迎えする際に調べておきましょう。

ポイントとしては、掃除や交換がしやすいアイテムを選ぶことです。ヘビは頻繁に排泄する生き物なので、床材はすぐに汚れてしまいます。放置するとダニなどが発生する恐れがあるため、メンテナンスのしやすさは重視したいところです。

水入れ

水入れは、給水だけでなく、脱皮前に全身を浸すお風呂場のような役割を果たします。そのため、とぐろを巻いた状態がすっぽり入るようなサイズがおすすめ。また、引っくり返されると掃除の手間が増えるため、安定性のある容器がよいでしょう。

シェルター

ヘビは身を潜める場所がないと落ち着きません。シェルターは体が少し触れる程度の、やや狭めのサイズのほうが安心する傾向があります。脱皮をする際の取っ掛かりとして利用することもあるため、ザラザラとした表面のものを用意できるとベターです。

保温器具・温度計

日本の寒さに耐えられないヘビの場合、保温対策をしないと食欲不振や消化不良を起こしてしまいます。飼育容器の底面に設置するパネルヒーターなどを使用し、温度計も使って適温を保ってあげましょう。

エサ

タマゴヘビのような例外もいますが、基本は冷凍マウスです。あまりに大きなマウスだと飲み込み辛いため、ヘビの個体に適したサイズ(胴回り程度)を選んであげましょう。

給餌の際はピンセットを使いますが、勢いよく食いついたヘビがケガをしないよう、先が尖っていないものがおすすめです。

ヘビの上手な飼い方

ヘビの上手な飼い方

ペットとしてお迎えした我が子が快適に暮らせるよう、居心地の良い飼い方をしてあげましょう。住環境がそろっていないと食欲不振になったり、脱皮に失敗して機能不全になったりする恐れがあります。

エサの与え方

エサは冷凍のマウス・ひよこ・ウズラなどです。40℃くらいのお湯でしっかり解凍してから与えましょう。解凍が甘いと消化不良や吐き戻しを起こす恐れがあります。

エサやりの間隔は、成長期のヘビで週に1~2回、大人のヘビなら週1回で十分です。人間の感覚からするとかなり少食に思えますが、これはヘビの消化速度が非常に遅い(平たくいえば腹持ちが良い)ためです。

エサはシェルター近くに置いておけば食べてくれますが、口をつけないときはピンセットでつまみ、顔の前で揺らすなどしてみてください。

水の与え方

ヘビは水をよく飲むうえ、頻繁に水浴びをします。水は絶対に切らなさないようにしましょう。なお、水の中で排泄することも多いため、定期的な水替えも必要です。

掃除

食べ残しや糞尿を放置すると悪臭の原因になります。床材全体の交換は1か月に度くらいのペースで構いませんが、明らかに汚れた部分はできるだけ速やかに取り除きましょう。水入れの水も腐敗しやすいので、定期的に交換してあげます。

脱皮

ヘビがエサを食べなくなったり、あまり動かなくなったり、また水入れに浸かっている時間が長くなったりしたときは脱皮をするサインです。

シェルターや石などのザラザラとした部分に体をこすりつけ、うまくいけばするりと皮が剥けます。しかし、何らかのトラブルで断片的にしか脱皮できないケースがあります。これを脱皮不全といい、原因は乾燥や病気、取っ掛かりになる物の不足などが代表的です。

そのまま放っておくと壊死や欠損の恐れがあるため、獣医に診てもらうか、飼い主さんが脱皮補助をしてあげてください。ぬるま湯で十分に湿らせつつ、ピンセットで優しく、時間をかけて剥いてあげましょう。脱皮を促進する補助材(スプレー)を使う手もあります。

ヘビを飼うなら知っておきたい注意点

ヘビを飼うなら知っておきたい注意点

ヘビは丈夫で強そうに見えて、実は繊細なところも多い生き物です。どのような点がウイークポイントなのか、知っているだけで多くのリスクを軽減できます。ここでは、ヘビを飼ううえで注意したい代表的なポイントを紹介します。

頭・首を持たない

動物番組などでヘビの頭・首を持っている人を見たことがあるかもしれませんが、あれは危険なヘビへの対処法であり、ペットに対する触り方ではありません。ヘビはつかむようにして触られると非常に嫌がり、威嚇してくることもあるので注意してください。

触れる部分は胴体です。ヘビの動きに合わせ、自分の手や腕が枝になったようなイメージで支えてあげましょう。優しく、安定感があればヘビも安心します。

なお、ヘビを触った前後は必ず手を洗ってください。手にニオイがついているとヘビが嫌がることがあります。また、ヘビに限らず爬虫類はサルモネラ菌のキャリアなので、飼い主さんの健康予防のためにも入念な手洗いが必要です。

複数匹で飼わない

喧嘩する恐れがあるため、繁殖が目的でない限り多頭飼いはおすすめしません。カリフォルニアキングスネークのように共食いをする種類もいます(「キング」と名のつくヘビは基本的に共食いします)。

脱皮不全を放置しない

脱皮の項目で述べたとおり、脱皮の失敗はヘビの生命すら脅かす危険なトラブルです。自分で対処できない場合は獣医に相談しましょう。

ヘビがかかる病気を知っておく

脱皮不全も病気の一つといえますが、ほかにも注意したい身体のトラブルがあります。

代表的なのは「マウスロット」と呼ばれる感染性口内炎。食事のときなどについた傷が原因で口腔内に膿ができ、最終的には歯牙の欠落や視力障害などを引き起こします。

また、寄生虫の一種である「クリプトスポリジウム」に寄生されてかかる感染症も厄介です。寄生されると食欲不振や下痢、嘔吐などを起こし、自然治癒は見込めないといわれています。感染リスクを下げるために、こまめな衛生管理が欠かせません。

もうちょっと知りたい! ヘビの飼い方Q&A

もうちょっと知りたい! ヘビの飼い方Q&A

ヘビを飼うにあたってよく頂く質問にQ&A形式でお答えします。これからヘビを飼う方はもちろん、すでに飼っている方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてください。

Q.ヘビと一緒に遊ぶなど、コミュニケーションは取れますか?

A.一緒に遊ぶ……までは難しいですが、ヘビはニオイに敏感なので、飼い主さんとほかの人を嗅ぎ分けることはできるようです。

数多く触れ合っていけばきっと飼い主さんを覚えてくれ、エサをねだるようにすり寄ってくることもあるでしょう。焦らず、時間をかけて丁寧に接してあげてください。

Q.ハンドリングはヘビにとってストレスにならないのですか?

A.ヘビにかかわらず、一般的に家畜化されたとはいえない生き物を触ることには賛否両論があります。

賛成派は、「人に慣れさせておくことでケージの掃除や健康チェックがしやすい」という意見が主です。一方、「たとえ飼い主だろうと自分より強く大きな生き物に触られるのはストレス」という意見もあり、ごもっともに思えます。

ただ、飼育下のヘビが人間のことを覚えてすり寄ってくることは現実にあるので、すべてのヘビが「人間=ストレスの対象」と捉えているとは限りません。ハンドリングの頻度は、お迎えした子の様子をじっくり見ながら決めてはいかがでしょうか。

Q.ヘビはなぜとぐろを巻くのですか?

A.ヘビは胴体が長いので、自分の身体を視界に収めるためにとぐろを巻くと考えられています。敵が近づいてきてもすぐに反応できる、スキのない体勢がとぐろ巻きの状態です。したがって、ヘビは落ち着きたいとき、安心したいときはとぐろを巻きます。

Q.部屋が狭いのでニオイが気になるのですが……

A.掃除の項目でも触れましたが、ヘビ自体はほとんどニオイがしません。しかし、掃除を怠っていると飼育ケージから悪臭がすることはあります。食べ残しや糞尿の処理はこまめに行いましょう。

Q.脱皮前でもないのにエサを食べなくなりました

A.何らかの理由で「食事したくない」と思っているのでしょう。燃費が良い生き物で、多少絶食してもすぐには死にはしませんが、数週間~1か月ほど様子見しても改善しない場合は、次のことを疑ってください。

  • 温度・湿度が合っていない?
  • シェルターの大きさが合っていない?
  • 触りすぎてストレスがたまっている?
  • エサの鮮度が悪い?
  • エサが好みではない?

拒食の理由がわからない場合は、大きなトラブルを抱えている恐れもあるため、獣医に診てもらいましょう。

さいごに:ヘビは脱走の達人

さいごに:捨てるな

ヘビはわずかなすき間でもすり抜けられる器用な生き物です。どんなに飼い主さんになついていても、「スキあらば脱走を試みるもの」という意識で飼ってください。

もし屋外に出ると、地域の人たちを驚かせるだけでなく、自然界に悪影響を及ぼす恐れがあります。飼い主さんの側を離れるのはヘビにとっても危険なことなので、きちんと対策しましょう。

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから