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ほぼ鯛100%の高級ちくわをDIYして自販機うどんに乗っけてみた

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スズキナオ

スズキナオ

1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。Webサイト『デイリーポータルZ』などを中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『関西酒場のろのろ日記』『酒ともやしと横になる私』など。

ちくわを手作りしてみたい

ちくわについてじっくり考えたことがあるだろうか。私はない。いや、しかし、ちくわは大好きである。スーパーでたまに買っては晩酌のお供にしたりしている。おでんを食べる機会があれば、かなり高確率でちくわを注文する。

ちくわがあるのが当たり前だと思って生きてきたけど、実際、ちくわがどんな風に作られているのか、考えたことすらなかったことに気づいた。なぜちくわは、ああいう形をしているのだろうか……。ひょっとしたら自分で作ることもできるんだろうか……。

急にちくわのことが気になってきた。ちくわと言えば、私がまず思い出すのは「自販機うどん」のことである。

「自販機うどん」に乗っているちくわ

ある時、神戸に住む友達が、東灘区の深江という場所に「自販機うどん」があると教えてくれた。自動販売機で食べられるうどん。レトロ自販機マニアには定番のものらしいのだが、私は今まで一度も食べたことがなかった。

友達に連れられて「石田鶏卵」というお店の前までいってみると古めかしい自販機が設置されており、230円を入れるとうどん、あるいはそばが食べられるようだ。

かつてはたくさんあったうどんの自販機も、神戸市内ではここにしか残っていないとか

かつてはたくさんあったうどんの自販機も、神戸市内ではここにしか残っていないとか

ボタンを押すとたった25秒で、あたたかいうどんが取り出し口に下りてくる。カップに入ったインスタントうどんとは違い、しっかりと生麺である。

見た目の通り、あっさりさっぱりした味わい

見た目の通り、あっさりさっぱりした味わい

うどん自販機が現役で活躍している場所はまだ全国各地にあるのだが、ダシや具材などが自販機ごとに違い、ファンの間では「ここの自販機のうどんが一番!」みたいに好みがあるようだ。

私はここ「石田鶏卵」のうどん自販機でしか食べたことがないのだが、かなり自分好みの味だと思っている。中身はいたってシンプルで、うどんの上に丸い天ぷらが乗っているだけ。天ぷらは「円盤状の天かす」と言いたくなるような、特に何かの具を揚げたというものではないのだが、それがいい。徐々にダシを吸ってふやふやになっていくのがたまらない。

売店も兼ねている「石田鶏卵」の店内では新鮮な卵が売られているので、それをトッピングするのも最高

売店も兼ねている「石田鶏卵」の店内では新鮮な卵が売られているので、それをトッピングするのも最高

白いうどんと白っぽい天ぷらを少しずつ食べていくと、底のほうからちくわが現れる。気をつけて食べないと「え? ちくわ入ってた?」という感じでスルーしてしまいそうな、小さなちくわ。しかし私は、このちくわが好きだ。

このちくわもまた白っぽいので見つけるのが大変

このちくわもまた白っぽいので見つけるのが大変

一度味わってその淡白な味わいの虜になってしまい、以来、たまに1人で食べにいくようになった「石田鶏卵」前の自販機うどん。貴重なちくわを箸でつかみ上げながら私は思った。「このちくわ、もっと増やしたい」と。

ちくわを増量したければ、どこかで買って持ってくるのが一番早いのだろうが、それではなんだかつまらない気がした。

私はとっさに「自販機うどんに合いそうなちくわを自分で作ってみるのはどうだろう!」と考えた。ちくわを作り、それをここに持ってきて、自販機のうどんに乗っけて食べる。想像してみたら楽しそうで、徐々にそれしかないという気がし始めた。

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