「最強の定食」の定義から考える。「色」と「方向」重視の定食
リンクをコピーしました
PR
料理の際に入れておくだけでも鉄分補給が可能な鉄野菜
いま、手軽に鉄分を補給できる「鉄玉」に注目が集まっている。
使い方はいたって簡単、やかんに鉄玉と水を入れて煮沸するだけ。沸騰時から時間を経るごとにどんどん鉄が溶出。そのままお湯やお茶を摂取すれば、鉄分を補給できるというワケだ。
きゅうりやなすの形をした鉄野菜を販売する、池永鉄工株式会社の常務取締役営業本部長の池永拓記さんは、鉄分不足が原因で引き起こされる貧血の予防のほかにも、ユニークな使用法を教えてくれた。
「漬物を漬けるとき、この鉄玉を入れると野菜の色が落ちにくくなります。食材の色を残した漬物を作りたい方におすすめです。黒豆の艶出しにも使えますよ」
一見古く感じられる鉄製商品が再注目されている、その理由に迫った。
大阪市にある池永鉄工。鉄と共に歩むこと80年以上の老舗
先の鉄玉には近年、キャラクターなどのアイテムが登場しており、若い女性や子どもにも需要が広がっているという。
「弊社もドラえもんやキティちゃんの鉄玉というアイテム、おまめちゃんというユニークな形の鉄玉を開発しています。鉄と言うとこれまでは圧倒的に成人女性をターゲットにしてきたのですが、近年はお子様の貧血も多くなっています。運動部などでのハードな運動やダイエットが原因で、10代の女性は鉄欠乏による貧血とまさに隣り合わせなのです」
健康上の理由から鉄が求められていることが浮き彫りになっているが、鉄は摂取する以外でも需要が高まっている。コロナ禍を経ておうち時間の充実が人々の課題となるなか、鉄回帰の現象が起きているという。
「外食の機会が減ったことで、すき焼きなどを作る鉄鍋やご飯が炊ける鉄釜に多くの方の目が注がれています。また、重厚感のある鉄瓶はインテリアとして存在感があり、こちらもステイホームの流れにフィットした感じがありますね」
昔ながらの佇まいで人気の「ICHI TETSUGAMA」
池永鉄工が南部鉄で作る「ICHI TETSUGAMA」は、その佇まいからしていかにも昔ながらのお釜だが、しっかりIHのクッキングヒーターにも対応しているという。
「普通の炊飯ジャーには当然、タイマー機能がありますよね。ワンタッチでご飯を炊くことができます。鉄釜はタイマー機能こそありませんが、IHのタイマーが使えるので安全です。鉄は蓄熱率が高いので中が非常に高温になり、ふっくら炊くことができます。おこげが付くのも好評です」
この「ICHI TETSUGAMA」、お米が美味しく炊けるだけではないもう一つの嬉しいポイントがある。杉の香りだ。
「蓋の木には天然杉を採用しています。この木を焼き上げていないため、炊き上がるときにほのかに杉の香りが楽しめるんです。木蓋は適度に蒸気を逃してくれるのですが、ここで優雅な香りを楽しめるのがポイントですね」
「南部鉄 すき鍋 いろどり」という商品の蓋には、趣ある焼杉を採用。鉄と木蓋はそれぞれ異なった使用感が出てくるため、使えば使うほど愛着が湧くのも魅力だという。