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石楠花(シャクナゲ)の栽培方法|植え付けや開花の季節、害虫対策など合わせて解説

調べてみた

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

ガーデニングできれいな花を楽しみたい、自分で植物を育ててみたいと思っている人も多いでしょう。さまざまな植物がありますが、この記事では石楠花(シャクナゲ)の栽培に興味がある人に向けて、シャクナゲの栽培方法について詳しく解説します。シャクナゲの基本情報から植え付け、開花時期や害虫対策など幅広く解説するので、参考にしてください。

石楠花(シャクナゲ)の基本情報

石楠花の花

シャクナゲは「花木の王様」とも呼ばれています。ここでは、春の花木として人気の高いシャクナゲの基本的な情報を解説します。

【種類】

石楠花の種類

シャクナゲは、ネパールやブータンなどのアジア、北米やヨーロッパなどで約300種が分布している植物です。多くの品種がありますが、大きく「西洋シャクナゲ」「日本シャクナゲ」の2種類に分けられます。一般的な品種としてはアズマシャクナゲやホンシャクナゲ、パープルスプレンダー、ルーズベルトなどが挙げられます。

その他の石楠花

上記で紹介した品種以外にも、シャクナゲにはたくさんの品種があります。

  • 貴婦人
  • 越の炎
  • マダム・マッソン(清涼殿)
  • 黄山クレスト
  • プレジデント・ルーズベルト
  • ジーン・マリー・ド・モンタギュー
  • モーニング・マジック

【特徴】

シャクナゲの特筆すべき特徴としては、耐寒性と耐暑性が挙げられるでしょう。本来高山性の植物のため、寒さには強く暑さに弱いという特性があります。しかし、園芸用に改良されたものや、日本の暑さに対応できるように品種改良されたシャクナゲも多く出回っており、極端な暑さでなければ栽培しやすい品種が多いです。

以下では、開花時期や花色、園芸分類や大きさといった詳しい特徴について解説します。栽培カレンダーも紹介するので、栽培の際の参考にしてください。

栽培カレンダー

シャクナゲは春を彩る花木として親しまれています。そのため、植え付け・植え替え時期は春になる前の3~4月、もしくは10~11月頃が適しているとされています。種まきから育てることも可能ですが、花を咲かせるまでに10年近くかかってしまうため、苗木から栽培するのが一般的です。

剪定時期は新芽が出始める5~6月頃が適しています。ただし、シャクナゲは大きく樹形が乱れることは少ないため、過度な剪定は必要ありません。剪定についての詳細は後述しますが、込み入っている部分を枯れた枝などを剪定する程度でよいでしょう。

肥料を与える時期は、鉢植え・地植えともに変わりません。花が終わった後の5~6月、寒くなる前の9~10月頃に与えましょう。基本的には年2回の肥料で問題ありませんが、2月頃に寒肥として肥料を追加しても構いません。

栽培カレンダー

開花時期

シャクナゲは春を代表する花木として有名、美しい大輪の花を房状に咲かせます。そのため、開花時期は春時期で、具体的には4月下旬~5月中旬頃までとされています。

花色

色とりどりの石楠花

シャクナゲにはさまざまな種類があり、花色も豊富にあります。代表的な花色としては以下のとおりです。

  • ピンク
  • オレンジ
  • 黄色
  • パープル

このようにピンクや赤などの暖色系から、パープルなどの寒色系とバリエーションが豊富で、自分好みの花色を選びやすいです。

耐寒性、耐暑性

前述したように、シャクナゲは高山性の植物で耐寒性に優れています。半面暑さにはあまり強くなく、耐暑性はやや弱いといえるでしょう。しかし、園芸用に品種改良されたものの中には耐暑性の高いものもあります。

園芸分類や大きさなどの詳細

シャクナゲの学名や園芸分類、原産地や大きさなどについて紹介します。

  • 学名:Rhododendron subgenus Hymenanthes
  • 和名:シャクナゲ(石楠花、石南花)
  • その他の名前:西洋シャクナゲ、ロードデンドロン、ロドデンドロン
  • 科名・属名:ツツジ科・ツツジ属
  • 園芸分類:庭木・花木・常緑
  • 形態:低木、高木(50cm~5m)
  • 原産地:ヨーロッパ、アジア、北アメリカ

このように、シャクナゲは鉢植えなどでも育てやすい低木のものから地植えに向いている高木のものまであり、さまざまな楽しみ方ができます。

石楠花(シャクナゲ)の栽培方法・育て方のポイント

庭の石楠花

シャクナゲを苗から育てる場合の方法について解説します。地植え、鉢植えでは栽培方法が多少異なります。育て方のポイントを把握して、地植え・鉢植えどちらにするか選びましょう。

選び方

石楠花の苗

シャクナゲは開花時期になるとさまざまな種類が出回ります。その中から花色や形などが自分の好みにあっているものを選ぶとよいでしょう。実店舗だけでなく通販でも購入できます。葉が濃い緑色で幹が太く枝数の多いもの、花軸がしっかりしているものを選びましょう。

栽培環境(日当たりや置き場所など)

日が良く当たる場所

シャクナゲは、神経質な面を持つ植物で植え替えを嫌うという性質があります。そのため、地植えで栽培する場合に慎重に植え付け場所を選びましょう。後から植え替えなくても済むように、できるだけ日当たりのよい場所を選ぶのがポイントです。

用土

鹿沼土

シャクナゲは、酸性の土壌を好むという特徴があります。アルカリ性や中性の土壌では思たように生育せず、枯れてしまうケースもあるため注意が必要です。地植えの場合は鹿沼土やシャクナゲ用の培養土を混ぜる、鉢植えの場合な底に軽石を敷き鹿沼土や腐葉土を混ぜて使いましょう。

水やりの頻度

水やり

シャクナゲは水が切れてしまうと株が弱ってしまいます。そのため、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。鉢植えの場合も同様に、表面の土が乾いたら水を与えます。特に、夏場などの暑い時期や冬の乾燥する季節は根が傷みやすいので、水が切れないように注意しましょう。

肥料の種類、タイミング

肥料を与える

油かすなどを利用している有機質の肥料、または効果が一定期間持続する緩効性化成肥料がおすすめです。前述しましたが、花が終わった後の5月頃に与える礼肥、9~10月頃の寒肥が基本です。大株の場合には2月に追加しても構いません。地植えの場合には株の外周に浅く埋め込んでいきます。ただし、植え付けから1年は肥料を与える必要はありません。

種まき、植え付け、植え替えのタイミング

苗を植える

シャクナゲは種まきから栽培することも可能ですが、花を咲かせるまでに10年近くかかってしまうため非常に時間がかかります。そのため、シャクナゲを栽培するのなら苗から育てるとよいでしょう。

植え付けの時期としては、3~4月もしくは10~11月頃が適しています。花付きの苗を植え付ける場合には、10月前後頃がおすすめです。シャクナゲは、根を浅く広げていくという性質があるため、高植えを意識して植え付けるとよいでしょう。高植えとは根の上の方が地面よりも高くなるように植え付けることを指します。

苗木の場合には毎年植え替えを行い、成木の場合には3~4年に1回程度を目安にして植え替えます。この際、変色した根があれば切り落としておきましょう。

増やし方(接ぎ木、挿し木、取り木)

シャクナゲは接ぎ木や挿し木などで増やすことができます。ただし、挿し木は発根しにくく、発根しても時間がかかるというデメリットがあります。そのため、挿し木よりも取り木がおすすめです。

取り木とは、根を生やしたい部分の枝の皮を剥がして、湿らせたミズゴケを張りビニール袋で乾燥しないように覆う方法です。取り木は発根させやすいため、接ぎ木よりも失敗のリスクが低くなります。

その他の主な作業(花がら摘み、芽かき、剪定、切り戻しなど)

剪定

花が萎れてきたら花がらを早めに摘み取りましょう。花がらを摘むことでシャクナゲの体力消耗を防げます。シャクナゲは樹形が崩れにくい花木ですが、芽かきや軽めの剪定をしておくと花付きがよくなります。枯れた枝や込みあっている枝などは根元から剪定しておくとよいでしょう。

夏の間の管理方法

日陰に置いた石楠花

シャクナゲは耐暑性が低いため、夏場の管理には工夫が必要です。鉢植えの場合には、直射日光が当たらないような場所に移動させておきましょう。地植えの場合には、寒冷紗などを使って遮光します。花が柔らかく雨に弱いため、雨が当たらないように保護することも重要です。

葉に毒があるので注意が必要

毒がある石楠花の葉

シャクナゲの葉にはロードトキシンという毒があります。吐き気や下痢、呼吸困難といった症状を引き起こす毒ですが、触れても問題はありません。ただし、葉をお茶として飲用すると中毒を引き起こす可能性があるため注意しましょう。

病気と害虫

すす病

シャクナゲは、葉やつぼみが灰色になる灰色かび病や、葉に黒いすす状のかびが付くすす病などにかかりやすい花木です。注意したい害虫としては、アブラムシやハダニ、グンバイムシなどが挙げられます。

主な対処・防除する薬剤の種類

薬を散布

灰色かび病やすす病をみつけた場合には、病斑のある部分を速やかに取り除きます。その後、1週間置きにかびに効果のある薬剤を散布するとよいでしょう。湿った環境だと病気になりやすいため、風通しを確保するのも重要です。

アブラムシはみつけ次第駆除します。粘着テープで駆除すると手軽です。ハダニは水に弱いためしっかりと水やりをする、木酢液などを吹きかけて駆除します。グンバイムシは薬剤で駆除しましょう。オルトランやスミチオンなどが含まれている薬剤が効果的です。

(参考)石楠花(シャクナゲ)の花言葉

鉱山に自生する石楠花

シャクナゲの花言葉には、「警戒」や「危険」「荘厳」などがあります。シャクナゲはもともと、鉱山に自生している花木でした。そのため、シャクナゲの採取には危険がともなっていたことから、危険や警戒といった花言葉がついたといわれています。また、高山の奥地に自生している姿の神々しさから、「荘厳」といった花言葉もつけられています。

まとめ

シャクナゲは花木の王様とも呼ばれる、春を代表する花木の1種です。美しく大ぶりな花を房状に咲かせるため、庭木としても人気が高くなっています。さまざまな品種や花色があり、地植えでも鉢植えでも栽培できるため、自分好みのシャクナゲをみつけやすいでしょう。

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