意外に多い「隠れ口呼吸」に注意! デメリットだらけなので治し方を医師に聞いてきた
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──金魚はデリケートで病気になりやすいということですが、予防策はあるのでしょうか?
──状態が怪しい子の特徴はありますか?
えみこさん
底でじっとしている子、水面を浮いているように泳いでいる子、苦しそうにパクパクと鼻上げしている子などは要注意ですね。パクパクしている子はエラに問題を抱えている可能性が高いです。寄生虫がいるかもしれません。
えみこさん
体のどこかが赤かったり、白い点が付いている子も止めたほうがよいと思います。赤いのは外傷か寄生虫感染か細菌感染などで皮膚炎を起こし充血している疑いがあり、白い点は水カビ病か白点病の可能性が高いです。
──えみこさんにかかれば、外傷や水カビ病なら治療可能なんですよね?
えみこさん
症状にもよりますが、私でなくても十分治せる病気だと思います! 外傷はであれば0.5%の塩水にメラフィックスを足しての薬浴で改善することが多いです。
えみこさん
水カビ病は、25℃以上の環境下で繁殖能力が落ちるため、0.5%の塩水を準備して水温を28℃まで高めてください。水温が上昇すると酸素不足になりがちなので、エアレーションを強めにすることも忘れずに。
えみこさん
それでも良くならない場合は『メチレンブルー』という薬剤を使用します。メチレンブルーを溶かした水は日光に当てると殺菌効果が落ちます。昔から水の中に添加する薬浴薬として使用され続けているのですが、私はカビが生えている部分に直塗りしています。
引用:『金魚の病気 水カビ病と治し方 金魚が粘液を大量に出す理由』/ えみこのおうち
──あくまでえみこさん流とのことですが、調べてみると同じように使っている飼い主さんもいるようですね。
えみこさん
あと、治療中は断食か餌を与えすぎないことが大切ですが、与える餌にも気を使っています。私のおすすめはキョーリンさんのHikariシリーズです!水産疾病管理員の先生も大絶賛していました。
──へえ〜すごい! 何がそんなに違うのでしょう?
えみこさん
酸味が関係しているそうですが、すいません、専門的すぎて私は深く理解できませんでした。ただその先生は餌の開発にも関わっておられ、実際に金魚の餌を食べて研究しているそうです(笑)。
──さすが(笑)。専門家のお墨付きで安心ですね。
──そういえば、餌や水槽などの品質は日本やドイツが優れていると聞きましたが、魚の飼育や健康面の研究は韓国のほうが進んでいる節があると聞きました。
えみこさん
いち飼い主としてはそういうイメージがあります。今回の雪ちゃんにしても、金魚に注射を打ってくれる場所なんて聞いたことがありませんから。金魚をはじめ観賞魚の研究をしてくださっている先生方やメーカーさんには感謝しかありません。
──本日はありがとうございました!
えみこさん
こちらこそです!「金魚ってコミュニケーションが取れるほどかわいんだ」「病気だって全然治せるんだ」といった感想を持ってくださると嬉しいです。
──お辛いこともありそうですが、これからも動画を発信し続けますか?
えみこさん
その予定です。というのも、私のように金魚の飼育や病気を記録的に発信している方は少ないように思えるので、少しはお役に立てるのかなと。
──確かにそうですね。動画作成におけるコストパフォーマンスが関係している気がしますが。
えみこさん
でも、初心者ほど細かな手順や過程が知りたくないですか? たとえば薬入りの餌を与えるとして、具体的に何と何を混ぜるとか、量や大きさはどれくらいとか、与えた結果日に日にどうなったのかとか……。
──確かに、そういうところを逐一知りたいのに、肝心なシーンが映っていない動画やブログは多いかもしれないですね。
えみこさん
まさにそれです!なら私がやってみようと。私のように困っている人はきっといるはずと思って。
引用:『余命1週間だからと高級金魚をタダで譲ってもらった結果…』/ えみこのおうち
えみこさん
本当は動画で発信したくないこともあるのですが、良いところばかりでなく、思うようにいかなかった結果や失敗も含めて発信することに意義があると思っています!私の記録が金魚を愛している飼い主さんのお役に立てるならうれしいです!
──ありがとうございました。今後も楽しみにしています!
文・コウカ
えみこさん
ズバリ、そもそも状態が怪しい子はお迎えしないことです!私のように(苦笑)。