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【カブトムシ歴20年】カインズの昆虫マニア社員が明かす飼育術

スタッフ

矢吹健太

矢吹健太

埼玉県出身、大学・大学院ではシロアリを研究、2016年カインズに入社、現在はカインズ本部のペット部に在籍。昆虫の採集・飼育・標本作成を生きがいとしている。ヘラクレスやネプチューンなどオオカブトの飼育がメインだが、成虫よりも幼虫のほうが実は好き。

こんにちは、カインズの矢吹です。

カブトムシの飼育歴は20年以上、自宅では外国産のカブトムシを中心に常時100頭程を飼育しています。

虫好きが高じ、ついたあだ名はヤブキング。その名に恥じぬよう、今までの飼育経験から私流の外国産カブトムシの飼い方、繁殖方法を紹介させていただきます。

カブトムシが好きな方もそうでない方も、クワガタ派の方にもぜひ、カブトムシ飼育の楽しさを共有できればと思います。

知られざるカブトムシの世界

室温はエアコンで24℃前後を維持。低温種はワインセラーにて16℃〜18℃で管理

室温はエアコンで24℃前後を維持。低温種はワインセラーにて16℃〜18℃で管理

夏を象徴する昆虫と言えば、やはりカブトムシ。

昆虫好きの少年少女なら、一度は採集や飼育をした経験があるのではないでしょうか。

そんな身近なカブトムシですが、実は日本だけでも6種類も生息しています。

広く分布しているのは、お馴染みのカブトムシ(ヤマトカブト)と小さな角しか持たないコカブトの2種類で、サイカブトやヒサマツサイカブト、クロマルカブトやホリシャクロマルカブトなどが南西諸島にのみ生息しています。

日本のカブトムシの代表種「ヤマトカブト」

日本のカブトムシの代表種「ヤマトカブト」

世界に目を向けると、カブトムシは熱帯地域を中心に1,200種以上も生息しており、その姿形もバラエティーに富んでいます。

特に中南米には世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオカブト(最大体長18cm)やネプチューンオオカブト、重量級のアクティオンゾウカブトやエレファスゾウカブトなど、大型種が多く生息しており、まさにカブトムシ王国です。

ヘラクレスオオカブト

ヘラクレスオオカブト

アクティオンゾウカブト(レックスゾウカブト)

アクティオンゾウカブト(レックスゾウカブト)

一方、アジア地域では10㎝を超える大型のカブトムシは、コーカサスオオカブト(最大約13cm)やモーレンカンプオオカブト(最大約11cm)、アトラスオオカブト(最大約10cm)に限られます。

エレファスゾウカブト

エレファスゾウカブト

コーカサスオオカブト(キロンオオカブト)

コーカサスオオカブト(キロンオオカブト)

オオカブトの魅力

たくさんのオオカブト

オオカブトの魅力はなんと言っても圧倒的なサイズ感です。

昆虫とは思えないほどの大きさや形状はもちろんのこと、色彩も豊かで、日本のカブトムシとは違った魅力が満載です。

またオオカブトは幼虫も巨大になり、1gにも満たない幼虫が100g、200gとぐんぐん成長していく姿を見られるのは、まさに飼育の醍醐味です。

小さな卵は幼虫、蛹を経て立派な成虫となる

小さな卵は幼虫、蛹を経て立派な成虫となる

ちなみに私は成虫も好きですが、成長を感じられる幼虫の方が好きです。

普段は土の中に潜っていて見えない幼虫が、たまにケース側面に顔をのぞかせると、「お、たくさんエサを食べているな」と一人にんまりしてしまいます。

それではここから、子供から大人まで圧倒的な人気を誇るヘラクレスオオカブトとコーカサスオオカブトを中心に飼育方法について紹介していきたいと思います。

ヘラクレスオオカブト

ヘラクレスオオカブト

コーカサスオオカブト

コーカサスオオカブト

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