野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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目次/ INDEX
木材に穴を開ける際、きれいに開けられず、穴の周りがバリバリになってしまう経験はありませんか? この記事では、木材に穴をきれいに開ける方法を解説します。
きれいに開けられないのは、DIYの技術が未熟だからではなく、正しい方法を理解していないからです。ぜひこの記事を最後まで読み、あなたのDIYの上達に役立ててください。
穴をきれいに開けるための方法を紹介する前に、なぜ穴がきれいに開けられないのか、その原因を理解することが重要です。まずは穴がきれいに開けられない原因について探ってみましょう。
木材に穴を開けると、なぜ穴の周りがバリバリになり、きれいに開けることができないのでしょうか? その根本的な原因は、木材の特性にあります。
木材は、成長のために水分や栄養を運ぶ無数の繊維質の管が存在します。この繊維質がバリの原因となります。穴を開ける際、ドリルが木材表面に圧力をかけると、この繊維質が削り取られます。
しかし、繊維がきれいに削り取られない場合、繊維が引き裂かれるように剥がれてしまいます。これが木材の表面がバリバリになる原因です。
つまり、きれいな穴を開けるためには、木材の繊維をきれいに切るように穴を開けなければならないということなんです。
穴をきれいに開けるためには、適切なドリルを使用することが必要です。
「適切なドリルって何?」と思うかもしれませんが、木材をきれいに穴を開けるためには木工用のドリルがおすすめです。ドリルには鉄工用や木工用などがあり、使用する素材によって選ぶことが必要です。
ここからは、具体的にきれいに穴を開ける方法を3つご紹介します。
まずは1つ目の方法です。これは簡単に言うと、表と裏で半分ずつ穴を開ける方法です。
穴を開けるとき、ドリルが貫通する際にバリが出やすいので、それを防ぐための方法が、「半分ずつ穴を開けること」です。この方法が一番きれいに開けることができると思っています。
いきなり穴を開けようとしても、穴が斜めになってしまったら上手く穴は貫通しません。そこでまずは、2〜4mm程度の普段下穴用に使っているドリルで穴を開けます。
なぜ2〜4mmかというと、使用する木工ドリルの先端の錐部分より小さい穴にすることで、穴に沿って錐が進んでくれるからです。
次に、下穴を利用して材料の半分まで穴を開けます。一度下穴が開いているので、木工ドリルは下穴に合わせて貫通していきます。
そして、半分まで開けたら一度ドリルを抜いて材料の裏から再度穴を開けます。すでに開いている下穴を利用して、表側で開けた穴と同じ位置で開けることができます。
最終的には、表と裏から開けた穴で貫通するというわけです。
片側から穴を開けようとするとなぜバリバリになるのかを解説します。ドリルが木材から貫通するときは奥に抑えがないため、繊維を切る前にドリルが繊維を引っ張って抜けてしまうのです。
表面の繊維をきれいに切り取って穴を開けるためにも、片側ずつ穴を開けて、ドリルが木材から抜けることがないようにするというわけです。
この方法は、前述した「半分ずつ穴を開ける方法」に比べて手間が少なく行うことができます。
まずは、余った端材などを準備します。この端材を当て板として使用します。
ちなみに「当て板」とは、何か加工するときに材料に当てておくから当て板と呼ばれています。穴あけ時に当てておきたいから当て材を準備するということです。
穴を開ける木材の下に準備した当て板を敷きます。これにより、ドリルが木材を貫通したときに下側に抑えの抵抗が生まれ、バリを防ぐことができます。
当て板を下に敷いた後、上からドリルで木材を一気に貫通させます。「半分ずつ穴を開ける方法」は手間が増えてしまいますが、この方法なら片側から一気に貫通させることが可能です。
下に当て板を敷いただけで、なぜきれいに穴を開けることができるのでしょうか? その答えは、木材が貫通するときの状態にあります。
何も敷いていないとき、木材が貫通する際に木材表面の繊維が裂け、結果的にバリが多く出てしまいます。しかし、下に端材を敷くことで、木材の繊維が端材により保護され、ドリルがきちんと繊維を切り、きれいな穴を開けることができるのです。
効果は少ないですが、お手軽な方法なので3つ目の方法を紹介します。
準備するのはテープだけです。ただし、テープは後で剥がすので、粘着力が強すぎず、跡が残らないものが好ましいです。養生テープなどが適しています。
画像は養生テープがなかったのでガムテープを使用しています。
テープを穴を開ける位置に貼るだけで準備完了です。あとは通常通りに穴を開けてください。
テープを貼ることで、繊維が引き裂かれるのをテープが防ぎ、ドリルの刃がしっかりと木材の繊維を切ることができます。
特に何も対策がない状態よりはテープを貼るだけできれいな穴が開くので、ぜひ試してみてください。
最後に、ドリルで穴を開けるときのコツをまとめておきます。
ドリルで穴を開けるときの回転数や進行スピードはどれくらいが最適でしょうか。その答えは、「回転数は高い方が良く、進行スピードはゆっくりにする」ことです。
これは刃物の基本的な特性で、刃は素早く動かした方が切れ味が良いからです。また、強く押し込みながら穴を開けようとするときれいな穴は開きません。刃のキレでなく力で開けようとしているからです。
刃本来の切れ味を生かす使い方、つまりは回転数は高く、進行スピードはゆっくりで試してみてください。
大きいサイズの穴を開けるときは、負荷が高くなり、力が必要となります。その結果、安定感がなく、まっすぐな穴を開けにくくなることがあります。
そんなときは、まず2〜4mm程度のドリルで一度下穴を開けておくと良いでしょう。大きいサイズの穴を開けるときでも、ドリルが初めて開けた穴に沿って進みます。
大きいサイズでまっすぐな穴を開けたいときは、まず小さい穴を低負荷で開け、その後で大きいサイズの穴を開けてみてください。
この記事では、木にきれいな穴を開けるための3つの方法と、ドリルで穴を開ける際のコツを紹介しました。
穴を開ける際は、半分ずつ穴を開ける方法、当て板を用いる方法、テープを貼る方法があります。また、ドリルの回転数は高く、穴を開けるスピードはゆっくりとすることがポイントです。
さらに、大きいサイズの穴をまっすぐ開けたいときは、最初に小さい穴を開けてから大きいサイズの穴を開けることがおすすめです。これらの方法を利用して、DIYをもっと楽しみましょう。
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