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狭いスペースでも桜のような花を楽しめるアッツザクラは、庭で桜を育てて花見をするのには憧れるけど、桜を植えるほどの広い庭がないといった方にもおすすめの植物です。
桜と同じく春に咲き、白やピンク色の花を咲かせます。草丈は5~15cm程度と小ぶりなので、狭いところでも育てられるのが特長です。
今回は、アッツザクラの育て方を紹介していきます。開花時期に購入すれば、すぐに花を観賞することもできるので、ぜひ、このページを参考に栽培にチャレンジしてみてください。
アッツザクラは、キンバイザサ科で南アフリカ原産の半耐寒性球根植物です。アッツと付いていますが、北太平洋のアッツ島が原産ではありません。
原産地の南アフリカは、雨量が適度に少なく、夏は涼しく、冬は暖かい、気候に恵まれた地域です。そのため原産国のような環境で育てるのがベストです。
アッツザクラは、今から約140年前にイギリス人により発見され、その後ヨーロッパに広まりました。そのため、主にイギリスで園芸品種が作り出されましたが、日本でも品種が作られています。
草丈は5~15cmと小ぶりなので、鉢植えのほかに寄せ植えとしても楽しまれています。球根は直径1cm程度と小さめで、掘り上げて長期間乾燥させると枯れてしまうので注意しましょう。宿根草と同じように、掘り上げずに管理したほうが育てやすいです。
アッツザクラの花は4~6月にかけて自然開花しますが、球根を冷蔵しておいて秋以降に咲かせることも可能です。そのため、秋以降になると開花したアッツザクラが店頭に並びはじめます。
花の大きさは3cm程度と小ぶりで、花の色は、白からピンクや赤に近い色まであるので、好みの色を探してみましょう。
花びらの特徴は、雄しべと雌しべが奥に隠れて見えないことと、花びらの枚数が6枚のことです。そのため、色合いは桜と似ていますが、見た目は似ていないと感じる人も多いです。
花茎に1輪ずつ花を咲かせる姿から、「可憐」という花言葉が付けられています。また、「無意識」「愛を待つ」といった花言葉もあります。
アッツザクラは球根から育てることもできますが、鉢植えで販売されていることが多いです。特に初心者は開花したものを購入すると良いでしょう。
苗を購入する際は、葉が茂っていて、枯れたり腐ったりしていないものを選びます。株元に葉が少なく徒長している苗は、避けたほうが良いでしょう。
アッツザクラは、鉢植えでも地植えでも育てられます。購入したポット苗は、開花前の3月までに植え付けましょう。
鉢植えの場合は、購入した鉢よりひと回り大きい鉢に植え付けます。地植えの場合は、水はけと日当たりの良い場所に、10cm間隔で植え付けましょう。
球根から育てる場合は、球根の尖っているほうを上にして植え付けます。植え付けた後は、球根の高さ1個分くらいの土を被せましょう。球根の間隔をあけすぎると花が咲いたときに寂しくなってしまうので、1cmくらいの間隔で植えるのがおすすめです。
アッツザクラは、日当たりと風通しの良い場所が好みです。特に開花期間中は十分に日光にあてる必要があります。
ただし、真夏の直射日光は苦手なので、半日陰に移動させると良いでしょう。地植えなどで移動ができない場合は、遮光ネットなどを使って50%程度遮光します。また、夏の蒸れが苦手なので、風通しが良い場所で管理しましょう。
夏の西日は鉢の温度を上昇させ、株元が蒸れるとともに根を弱らせるので、西日の当たらない、風通しの良い場所で管理するのがポイントです。
アッツザクラは、耐暑性は強いですが、耐寒性はやや弱い傾向にあります。冬は地上部が枯れて休眠しますが球根は生きているので、球根が凍らないように、霜が降りない場所で管理しましょう。
ただし、開花するためには冬の低温にあてる必要があります。冬の間に10℃以上を保っていると翌春に開花しないので、凍らない程度に気温が低い場所で管理しましょう。
アッツザクラは乾燥に強く、めったなことでは枯れません。その代わり、過湿には弱いので、過湿にならないように土が乾いてからたっぷりと水やりします。
秋になると、葉が黄色くなり生長が止まるので、徐々に水やりの回数を減らしましょう。地上部が枯れる休眠中は、水やりをさらに控えますが、球根が干からびないように、土がわずかに湿っている状態を保ちます。
2~3月になると休眠期が終わるので、徐々に水やりの回数を増やしていきましょう。
アッツザクラは、水はけの良い土が好みです。草花用の培養土でも育てられますが、赤玉土と鹿沼土と腐葉土を同量ずつブレンドしても良いでしょう。
地植えの場合は、水はけの良い場所を選びます。水はけが悪い場合は、水はけを良くするために赤玉土やバーミキュライト、腐葉土などを漉き込みましょう。中性から弱アルカリ性が好みなので、酸性土壌の場合は、石灰資材で中和する必要があります。
石灰資材を施す場合は、植え付けの1カ月前には施して、土とよくなじませておきましょう。
おすすめの土
肥料はほとんど必要ありませんが、花付きを良くするために春の開花前に緩効性の化成肥料を与えておくとよいでしょう。また、開花後に液体肥料を施すと、球根が太りやすくなります。
アッツザクラの花を長く楽しみたいなら、花が散る前に花柄を摘み取っておきましょう。花柄を摘むことで余分な栄養が使われず、次の開花が促されます。
球根が自然分球するため、植えっぱなしにしておくと株が混み合ってきます。そのため、2, 3年に1度は植え替えを行いましょう。
植え替えの適期は、開花前の3月頃です。ひと回り大きい鉢に植え替えるか、球根を数個に分けて植え替えます。
アッツザクラは自然分球で増えていきます。分球すると株が密集してくるので、植え替えと同時に株分けの要領で分けて植え付けましょう。
1球ずつ植えることもできますが、数球まとめて植え付けたほうが楽です。
品種によっては、採種もできます。種はすぐにまくか、保管して翌年の春にまきましょう。暖かい時期にまいたほうが発芽しやすくなります。
病害虫は、ほどんど気にする必要はありません。多肥や多湿によって球根が腐らないように注意しましょう。
春先にはアブラムシが付くことがあるので、薬剤を使って予防しておくとよいでしょう。
おすすめの殺虫剤
アッツザクラは南アフリカ原産の球根植物です。小型種なので、寄せ植えでも楽しめます。イギリスから広まりましたが、花が桜に似ているので、日本人にも親しみやすい植物です。
アッツザクラは、鉢植えで売られていることが多いので、開花したものを購入すると良いでしょう。購入した苗は鉢植えでも地植えでも育てられます。水はけ、日当たり、風通しが良い場所に植え付けます。
順調に育てられれば分球によって増やせます。病害虫の心配は少ないですが、多肥多湿にだけは注意しましょう。