あのタイプミス「よろしく尾根ギアします」を現実にしたい
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株いっぱいに純白の花を咲かせるノースポール。厚い雪に覆われた北極を連想させることが名前の由来になったそうです。丈夫で育てやすく、冬にも花を咲かせるガーデニング定番の植物で、別名でクリサンセマムと呼ばれることもあります。花言葉には「誠実」「愛情」「輪廻転生」などの意味が込められています。
開花の時期は12月から6月。秋に種をまいて翌年の春に花を咲かせ、その後枯れる一年草です。秋まきでは早春から初夏まで長い期間楽しめます。
ノースポールは蒸れに弱いため、水はけの良い土を用意します。鉢植えの場合は市販の園芸用培養土で問題なく育ちますが、地植えの場合は腐葉土を混ぜた、肥沃(ひよく)な土壌で育てると良いでしょう。
ノースポールは日当たりと風通しのよい場所を好みます。日照不足になると茎が弱々しくなり、花つきも悪くなりますので、よく日に当てて育てましょう。ジメジメしやすい日陰などは避けてください。
気温が30℃を超えるほどの暑さには弱く、生長が止まったり枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
寒さには比較的強いので、暖かい地域では軽い霜よけで冬越しができます。霜や寒風で葉がいたむことがありますが、枯れることはほとんどありません。
あまりに厳しい寒さには、霜よけとして新聞紙やビニールを用いて対策をするとよいでしょう。そうすると、いたみやすい葉先が綺麗なまま春を迎えることができます。
ノースポールは乾燥に強く、蒸れに弱いタイプの植物です。土が濡れている間の水やりは控えて、土が乾いてから水をしっかりと与えましょう。土の表面に何回かに分けて、鉢底から水がこぼれるくらいたっぷり水をやります。
肥料は、春の生育期には液体肥料を10日に1回くらいの割合でまくのが良いでしょう。肥料は少なめでもよく育ちますが、土が痩せてくると葉が黄色くなることがありますので注意しましょう。
日当たりと風通しのよい場所に置き、土が乾燥したら水やりをしっかり行って育てましょう。
花つきが良く花壇では横に広がって、株全体を真っ白に覆うほど花を咲かせることから、まるで雪で覆われた北極の大地のようなイメージを連想させるノースポール。白一面に広がる花壇も素敵ですが、コンパクトにもまとまるので、寄せ植えやハンギングにしても楽しめますね。
Q. 気をつけておくべき病害虫はありますか?
A. 「立ち枯れ病」と「灰色かび病」に注意しましょう。どちらもカビによる病気で、かかると変色や腐敗してしまいます。苗の感覚をあけたり、剪定して通気性をよくするなどの対処をしましょう。湿気の多い時期には特に注意が必要です。害虫はアブラムシに気をつけ、見つけたら取り除くか、殺虫スプレーや木酢液をまくと良いでしょう。
Q. 種から育てる場合の注意点はありますか?
A. 発芽適温は15〜20℃のため、暑さがやわらぐ9月後半にまくといいでしょう。プランターに10cmほどの等間隔で種をまき、発芽させます。葉の生長が安定してきたら植え替えを行いましょう。
Q. 良い株の選び方はありますか?
A. 葉が黄色くなっていたり、茎が徒長しているものは日照や栄養が足りない株なので、選ばないようにしましょう。葉が生き生きとしたグリーンで、茎がしっかり詰まっている株を選びます。