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トラディスカンティア・ゼブリナの育て方|日当たりや温度、必要な肥料などを紹介

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

トラディスカンティア・ゼブリナは、独特の縞模様と紫色の葉が印象的な植物です。和名は「シマムラサキツユクサ」で、園芸店やホームセンターなどで手軽に購入できます。

トラディスカンティア・ゼブリナは非常に強い植物なため、初心者でも育てやすいでしょう。日光が良く当たる場所で育てれば、紫色がより濃くなり美しい姿を見せてくれます。

ここでは、トラディスカンティア・ゼブリナの栽培方法について詳しく解説していきます。栽培に適した環境や土・肥料などについても紹介していくので、トラディスカンティア・ゼブリナを元気に育てるためにぜひ参考にしてみてください。

トラディスカンティア・ゼブリナはどんな植物?

トラディスカンティア・ゼブリナは、ツユクサ科トラディスカンティア属の這性半耐寒性多年草です。「ゼブリナ」とはポルトガル語でシマウマのことで、葉の縞模様から名付けられたと考えられています。

トラディスカンティア・ゼブリナの魅力は、見た目が個性的で美しい点です。葉の表面は白緑色で少しシルバーがかっているように見え、葉の裏側は紫色。また、小さな紫色の3弁花が咲きます。

トラディスカンティア・ゼブリナには耐寒性があるため、5℃以下にならなければ外でも育てられます。育てる上での注意点が少なく、初心者にもおすすめの植物です。

トラディスカンティア・ゼブリナを育てる環境

トラディスカンティア・ゼブリナの葉アップ

好む日当たり・温度

トラディスカンティア・ゼブリナは、基本的に日当たりの良い場所で育てます。トラディスカンティア・ゼブリナには耐陰性があるため薄暗い場所でも育ちますが、間延びすることが多いため注意しましょう。

春や秋は日当たりの良い場所、夏は半日陰のような場所、冬は室内の日当たりの良い場所で育てることをおすすめします。

トラディスカンティア・ゼブリナは這性半耐寒性多年草なため、5℃以下にならなければ冬越しが可能です。暖地であれば1年中屋外でも問題ないものの、日本の多くの地域では冬場は室内に取り込んだほうが良いでしょう。

水やりの仕方・頻度

トラディスカンティア・ゼブリナは水を好む植物ですが、水が多すぎると根腐れを起こしやすいため注意が必要です。生育期とそれ以外に分けて、水やりの仕方と頻度を調整することをおすすめします。

春から秋の生育期は、土の表面が乾いてから水をたっぷりと与えましょう。一方の冬の時期は、少し乾燥気味に育てるのがおすすめです。土が乾いてから2〜3日待ってから水やりを行います。

トラディスカンティア・ゼブリナの土と肥料

紫色のトラディスカンティア・ゼブリナ

育てるのに適した用土

トラディスカンティア・ゼブリナを育てるのに適しているのは水はけの良い用土です。観葉植物用の土、もしくは多肉植物用の土が適しています。また、水耕栽培も可能です。

自分で用意する場合は、「赤玉土(小粒):腐葉土=6:4」の配合で作った用土が適しています。吊り鉢にしている場合は、「赤玉土(小粒):腐葉土:パーライト=6:2:2」の配合に変えると良いでしょう。

トラディスカンティア・ゼブリナの栽培におすすめの土

与える肥料の種類・頻度

トラディスカンティア・ゼブリナはあまり肥料を必要としないため、春から秋の生育期に緩効性化成肥料を与えれば十分です。2ヶ月に1回のペースで緩効性化成肥料を与えましょう。または、1週間から10日に1回のペースで、即効性の液体肥料を与える方法もあります。

トラディスカンティア・ゼブリナの栽培におすすめの肥料

トラディスカンティア・ゼブリナの手入れ

鉢植えのトラディスカンティア・ゼブリナ

剪定と植え替え

トラディスカンティア・ゼブリナの剪定は、生育期にあたる春か秋に行いましょう。剪定の主な目的は、トラディスカンティア・ゼブリナの特徴である斑模様が消えた葉の除去です。茎の付け根まで切り戻してください。

茎葉が伸びて風通しが悪くなっている場合は、茎葉の間引き剪定を行います。株元の葉が枯れ落ちて、全体のバランスが悪くなっている場合は、株を短く切り戻して仕立て直しても問題ありません。

鉢植えの場合、1〜2年に1回のペースで植え替えます。トラディスカンティア・ゼブリナは根の成長が早く、根詰まりを起こしやすいからです。植え替えに適した時期は5〜7月となります。

冬の越し方

トラディスカンティア・ゼブリナは、最低気温が5℃以下にならなければ冬越しが可能です。暖地であれば屋外でも問題ありませんが、日本では多くの地域で最低気温5℃を下回ります。

一部地域をのぞいては1年中屋外で育てるのは難しいため、冬場は室内の日当たりの良い窓際などで育てましょう。暖かい日であれば、日中だけ外に出して日光不足を補ってあげるのもおすすめです。

増やし方

トラディスカンティア・ゼブリナの増やし方は、主に「挿し木」と「株分け」の2種類があります。株分けとは、大きく育った株を使って増やす方法です。

株分けは、株を分割するのに手間がかかり、一度に多くは増やせません。初心者の方は、まずは挿し木から挑戦することをおすすめします。

トラディスカンティア・ゼブリナの病気・害虫

かかりやすい病気

トラディスカンティア・ゼブリナがかかりやすい病気は、灰色かび病や苗腐病です。灰色かび病は糸状菌が原因の病気で、茎葉が溶けるように腐り、ひどくなると灰色のかびが生じます。苗腐病は、ピシウム菌感染によって苗が腐敗する病気です。

間引き剪定を行い、通気性を良くすれば病気の予防はできます。もし灰色かび病や苗腐病にかかった場合は、該当部分を除去して薬剤で消毒してください。

つきやすい害虫

トラディスカンティア・ゼブリナにつきやすい害虫は、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシなどです。これらの害虫を見つけたらすぐに捕獲し、大量に発生している場合は薬剤散布などで対処してください。

おすすめの殺虫剤

まとめ

トラディスカンティア・ゼブリナは、葉の縞のコントラストが特徴的な植物です。葉の表面は白緑色、葉の裏側は紫色となっており、その個性的な見た目から観葉植物として人気を集めています。

トラディスカンティア・ゼブリナは非常に強い植物です。冬越しや水のやりすぎには注意が必要ですが、ポイントさえ押さえれば初心者の方でも育てやすいでしょう。

この記事を参考に、自宅でトラディスカンティア・ゼブリナの栽培を始めてみてください。

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