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面白い形でおしゃれな植物を育ててみたいと思っていませんか?
そんな方におすすめなのが、フィッシュボーンカクタスです。名前の通り、葉が魚の骨のような形をしています。おしゃれなカフェにも飾ってある人気の植物なので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
フィッシュボーンカクタスはサボテンの仲間ですが、それほど乾燥に強いわけではなく、トゲもありません。観葉植物のように育てられ、病害虫にも強いので、初心者でも育てやすい植物です。
そこで今回は、フィッシュボーンカクタスの育て方について紹介していきます。フィッシュボーンカクタスを飾ることでおしゃれな空間を演出できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
フィッシュボーンカクタスは、葉が多肉質で、魚の骨のような形をしている植物です。サボテンの仲間で、メキシコの森林に自生しています。
サボテンの仲間ではありますが、トゲはないため、普通のサボテンと区別して、「森林サボテン」とも呼ばれています。サボテンコーナーではなく、観葉植物として販売されていることも多いので、よく探してみてくださいね。
フィッシュボーンカクタスは、その見た目から「ジグザグカクタス」「ムカデサボテン」として販売されていることもあります。また、フィッシュボーンカクタスの仲間であるクジャクサボテン全般を、フィッシュポーンカクタスとして販売しているところもあるので、ご注意ください。
フィッシュボーンカクタスの草丈は、30~40cmくらいになります。成長するにつれて垂れ下がるようになるため、高いところに吊るして、飾って楽しむことができます。
カフェなどのおしゃれなインテリアとしても、人気が高い植物です。
フィッシュボーンカクタスは、乾燥に強く育てやすいため、園芸初心者にもおすすめの植物です。
株が大きくなると、初夏の夜に花を咲かせ楽しませてくれます。花は月下美人と似ており、非常にきれいですが、見た目だけではなく香りも良いため、おすすめです。
フィッシュボーンカクタスは、種を入手するのが難しいので、苗から育てるのが一般的です。
苗を選ぶ際には、カイガラムシやハダニなどの害虫がいないことをよく確認しましょう。葉が細いものより、葉広のものが良く、葉にゆがみや変色がない、色艶がよい物を選びます。根張りがしっかりしていて、グラグラしていないと健康な証拠です。
ただし、見た目を重視して選ぶのも重要なので、好みの形で選んでも良いでしょう。
自生しているフィッシュボーンカクタスは、地面に生えていることもありますが、大きな木の幹に着生していることが多い植物です。そのため、地植えより鉢植えのほうが良いでしょう。
大きくなると葉をたらしながら成長するので、普通の鉢ではなく、ハンギング用の鉢で育てるのがおすすめです。天井から吊るして管理すると、フィッシュボーンカクタスの本来の姿を楽しめますよ。
天井から吊るすことができない場合は、プランタースタンドに乗せて、鉢を浮かせてもよいでしょう。
フィッシュボーンカクタスは森林の中に自生しているため、森林の木漏れ日を意識して管理するのがポイントです。強い日差しは苦手なので、直射日光を避けて管理しましょう。特に、夏場の直射日光には十分気を付ける必要があります。
風通しが良い明るい室内か、屋外の半日陰が最適です。日陰で日照不足になると、葉先がひょろひょろになってしまい、風通しが悪いと病気になりやすいので注意しましょう。
フィッシュボーンカクタスは寒さに弱い植物です。耐寒性がないので、8℃以下になったら、室内に取り込んで管理しましょう。
冬に室内で育てる場合、日中は窓の近くで日に当て、夜の窓辺は冷えるので、部屋の中央に移動させましょう。ただし、暖房の風が直接当たる場所は避けてくださいね。
フィッシュボーンカクタスはサボテンの仲間ですが、観葉植物のような性質があります。サボテンのように乾燥した環境で育てると、枯れてしまう可能性が高いので注意しましょう。
観葉植物に近い育て方をしますが、若干乾燥気味に育てた方が良く育ちます。水やりの頻度は時期によって異なり、春と秋は、土が乾いていたら、午前中にたっぷりと水やりをしてください。
夏は、暑さで生育が鈍るので、水を控えめにするのがポイントです。土が乾いてから1~2日待って、夜に水やりをしてください。日中に水やりをしてしまうと、気温が上がって株が蒸されてしまうため、株が弱ってしまう可能性があります。開花時には花びらに水がかからないように注意しましょう。
気温が5℃を切ると休眠するため、冬の間は水やりをほとんどしなくても大丈夫です。休眠期は断水し、暖かくなったら水やりを再開します。低温時期に水をやりすぎると、根腐れの原因になるので注意しましょう。
サボテンの仲間なので、水はけのよい土を好みます。しかし、サボテンほど乾燥に強くないため、多肉植物や観葉植物用の土を利用しましょう。サボテン用の土をそのまま使うと、水はけが良すぎて枯れてしまう場合があります。
腐植質を好むので、用土に腐葉土を混ぜて使うのもおすすめです。
気温が暖かくなって水やりを再開したら、10日に1回のペースで液体肥料を与えます。
液体肥料ではなく固形肥料を与える場合は、春先と花が咲き終わった頃の年2回、観葉植物用の緩効性肥料を与えましょう。植え替え時に緩効性肥料を少し与えてもよいです。
花が咲き終わったら、来年の春まで肥料を与える必要はありません。肥料をあげすぎると、花が咲きづらくなるので注意しましょう。
葉が成長すると垂れ下がってきます。ハンギングで吊るしている場合は、邪魔になったら剪定しましょう。一般的な鉢で育てている場合は、地面に葉が着いたら剪定します。
節のところで剪定すると、成長を妨げず、見た目も悪くなりません。
フィッシュボーンカクタスの植え替えは、おおよそ2年に1回のペースで、鉢の中が根でいっぱいになったら行います。
秋が植え替えの適期です。ただし、秋の終わりに植え替えてしまうと、十分に根が張る前に休眠してしまい、枯れる可能性があります。遅くても11月上旬には植え替えを終わらせましょう。
植え替えの際は、根についた古い土をなるべく取り除き、今よりひと回り大きい鉢に植え替えます。
フィッシュボーンカクタスは、葉挿しで増やすことができます。梅雨から初夏に、葉を15cmくらいにカットして、清潔な土に挿しておくと良いでしょう。
葉を切るときは、ハサミを消毒してから行うと病気を防げます。根が出るまでは、風通しの良い半日陰で管理してください。
フィッシュボーンカクタスは比較的病気に強い植物ですが、根腐れ病になることがあります。根腐れ病は、高温多湿が続くと発症しやすい病気で、根っこが腐って枯れてしまいます。
根腐れ病を予防するには、風通しの良い場所で育てるのが重要です。根腐れ病になったら、見つけ次第、市販の薬剤を使って早めに対処しましょう。
気温が高かったり乾燥していたりするとハダニが発生することがあります。特に、弱った植物は被害にあいやすく、大量に発生すると光合成ができずに枯れてしまうので要注意。ハダニは水に弱いので、葉に水をスプレーするだけでも予防になります。
カイガラムシが発生することもあります。樹液を吸われることで、株が弱り、最悪の場合枯れてしまうので、見つけ次第駆除します。
フィッシュボーンカクタスは、サボテンの仲間で、葉が魚の骨のような形をしています。サボテンと聞くと直射日光や乾燥に強いと思うかもしれませんが、観葉植物のように育てたほうが良く育ちます。
フィッシュボーンカクタスは病害虫に強いので、初心者でも育てやすい植物。個性的な葉はおしゃれなインテリアとしても活用できるので、ぜひチャレンジしてみてください。