家に羽アリが大量発生する原因は? 発生しやすい場所や時期、対処法をフマキラーが解説
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
子供やペットがいると、丸くてかわいいサボテンを育てるのは難しいと思っていませんか?そんな方におすすめなのが、ユーフォルビア・スザンナエです。
ユーフォルビア・スザンナエは、サボテンのように丸い本体から柔らかいトゲのような突起が生えています。しかしそのトゲは触っても痛くないので、お子さんやペットがいても安心して育てられますよ。
そこで今回は、ユーフォルビア・スザンナエの育て方について紹介していきます。簡単に育てられるので、ユーフォルビアの入門種として、ぜひチャレンジしてみてください。
ユーフォルビア・スザンナエは、瑠璃晃(るりこう)とも呼ばれている、南アフリカ原産の多肉植物です。
丸い本体の表面から、柔らかいトゲのような突起を無数に生やしていて、まるでドリアンのようなフォルム。「ドラゴンボール」とも呼ばれます。
トゲは触っても痛くないので、お子さんやペットがいても安心して育てることができますね。
ユーフォルビア・スザンナエは、10~11月頃に小さくて黄色い花を咲かせます。
ユーフォルビア・スザンナエには雄株と雌株があり、開花するまでどちらかわかりません。実がつくのは雌株だけで、雄株と雌株では花の形も異なるので、両方育ててみても良いでしょう。
両方育てて、同時期に開花させることができれば、種を採種することもできます。
根や茎、葉に傷が付くと白い樹液を出します。白い樹液は皮膚につくと炎症を起こす可能性があるので、植え替えなどで触るときは注意が必要です。
ユーフォルビア・スザンナエの手入れをするときは、手袋をはめて取り扱うことをおすすめします。
ユーフォルビア・スザンナエは、種で販売されていることが少ないため、苗で育てるのが一般的です。苗を選ぶ場合は、本体がぷっくり膨れているものを選びましょう。
また、雨や蒸れ、低温が苦手なので、地植えで育てるのは大変です。鉢植えで育てて、環境に合わせて移動させてあげるとよいでしょう。
ユーフォルビア・スザンナエは、日当たりと風通しが良い場所が好みです。日当たりが悪いと形が崩れたり、花付きが悪くなったりするので注意しましょう。
ただし、直射日光を長時間浴びると、葉焼けを起こす可能性があります。日差しが強い時は長時間同じ場所に日が当たらないように回転させるか、レースカーテンなどで遮光する必要があります。
また、日が当たる方向に生長する傾向があるので、数日おきに回転させて丸い形をキープできるようにすると良いでしょう。
ユーフォルビア・スザンナエは、春と秋の温度差がある時期に良く育ちます。夏の暑さには強い半面、冬の寒さには弱い性質があります。
冬は室内で10度以下にならないように管理します。特に夜の窓辺は寒くなるので、昼は窓辺で日光に当てていても、夜は部屋の中央に移動させてください。
寒さに当たると休眠して葉を落としてしまいますが、枯れていなければ暖かくなるにつれてまた生えてきます。心配せずに暖かい場所で管理しましょう。
ユーフォルビア・スザンナエは多湿には弱い性質があるので、風通しを良くして蒸れないように管理します。特に気温が高い時は水やりで蒸れないように、朝夕の涼しい時に水やりを行うと良いでしょう。
また、雨にも弱いので、雨除けがある屋外か室内で育てる必要があります。ただし、風通しが悪いと間延びして形が崩れてしまうので、風通しの良い場所で管理しましょう。
ユーフォルビア・スザンナエは乾燥には強いので、やや乾燥気味に管理します。多湿には弱いので水のやりすぎには注意しましょう。土の表面が乾いてから2~ 3日後に水やりをすれば十分です。
冬の休眠期も2週間に1回程度水やりをします。
ユーフォルビア・スザンナエは、水はけの良い土を好みます。
多肉植物用の土を使うと良いでしょう。自分で配合する場合には、赤玉土や鹿沼土をベースに軽石や腐葉土を混ぜて作ります。
ユーフォルビア・スザンナエは、ほとんど肥料を必要としません。肥料を与えすぎると形が崩れることがあるので、控えめに施しましょう。
3~5月に緩効性の化成肥料なら少量を、液体肥料ならかなり薄めて、2週間に1回程度施します。植え替えの時に緩効性の化成肥料を適量施しても良いでしょう。
剪定はほとんど必要ありませんが、育てていると親株の表面に子株ができるので、見た目が悪くなる子株は取り除いておきます。子株はつまんでひねると取ることができます。
子株を取るときに乳白色の液体が出るので、液体が手につかないように気を付けましょう。
4~6月が植え替えの適期です。鉢の中に根がまわってきたら、植え替えを行いましょう。1~2年が植え替えの目安です。
植え替え前の10日間は水やりをストップさせます。鉢から株を抜いた後古い土の3分の1ほど落とし、傷んで変色している根を取り除きましょう。一回り大きい鉢に植え替えれば完成です。
植え替え直後に水やりを行い、根が乾燥しないように注意します。植え替え後は日陰で管理し、徐々に普段の環境にならしていきましょう。
挿し木の適期は、4~6月です。育てていると親株の表面に子株ができるので、その子株を取り挿し木していきます。子株はつまんでひねると取れるので、ハサミを用意する必要はありません。
取った子株をそのまま、清潔な土に挿しておくだけで根が生えてきます。土は多肉植物用の土を使い、挿し木をする前に湿らせておくと良いでしょう。切り口が乾く前に挿すのがポイントです。
子株を取るときに乳白色の液体が出るので、液体が手につかないように気を付けましょう。ビニール手袋をしておくと安心です。
ユーフォルビア・スザンナエは病害虫が付きにくく、育てやすい多肉植物です。
ただし、ハダニ類やカイガラムシがたまに付くので注意が必要です。どちらも乾燥した環境を好むので、葉水を定期的に行うと予防できます。
ユーフォルビア・スザンナエは、瑠璃晃(るりこう)とも呼ばれている、南アフリカ原産の植物です。見た目がかわいらしく、トゲを触っても痛くないので、お子さんやペットがいても安心して育てられます。
ただし、傷ついたときに出る白い樹液にだけは注意しましょう。
日当たりと風通しが良い場所で管理します。水やりを気にしていれば、それ以外の手入れはほとんど必要ないため、初心者でも育てやすい植物です。
小さく育てることもできるので、インテリアのアクセントに飾ってみてはいかがでしょうか。