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クイズ! 3Dプリントでしょうか、ねんどでしょうか?

クリエイター

林 雄司

林 雄司

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。

「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」と言ったのはアーサー・C・クラークだが、私は「十分にうまく作ったねんどは、3Dプリントと見分けがつかない」と言いたい。

いや、わかんないでしょ?

ねんどだって広義の3Dプリントだ。石器時代から我々の祖先は、見よう見まねで土器や土偶を3Dプリントしてきた。その枯れに枯れた技術と3Dプリンタで作ったものを見分けるクイズ大会を開催した。モニターの前のみなさんも、ぜひ一緒にクイズに参加してほしい。

ルール

  • 目の前にあるものが3Dプリンタで作られたものか、ねんどかを当てる。
  • まずは3mの距離から回答、次に1.5mまで近づいて回答。
  • 3Dプリント、ねんどともに表面加工あり

問題は全5問。最後の表面加工をありにしたことで一気に難易度があがった。

回答者

回答者は3名。視力が物をいうゲームなので、橋田さん、藤原さん、安藤さんの視力を書いておこう。橋田さんは「アベレージで1.5、調子が良ければ2.0まで行く」とボウリングのスコアみたいなことを言っていた。

出題者

出題者チーム、林(私)。3Dプリンタ使いとしてクリエイティブユニット ImageClubの東さん、高田さんに協力してもらった。私は当然ねんど担当である。

第1問

最初の問題はこれ。

ジャン

ジャン

問題1

さあ、お考えください!

「あーこういうことか」クイズの難しさを目の当たりにする3人

「あーこういうことか」クイズの難しさを目の当たりにする3人

3人の意見、というか見ながらの文句はだいたいこんな感じ。

ファーストインプレッション

橋田さん

橋田

3Dプリンタの知識は全然関係ないね

安藤さん

安藤

あのごにょごにょっとした感じはねんどでしょ

藤原さん

藤原

でもつるつるしている気がする

まずは現時点での見立てを発表してもらう。

まずは現時点での見立てを発表してもらう。

それでは1.5mの距離まで近づいて、もう一度考えてもらおう。

みなさん、これがテクノロジーに振り回される人間の姿です

みなさん、これがテクノロジーに振り回される人間の姿です

近づいての感想

藤原さん

藤原

光が反射している。樹脂ねんど?

安藤さん

安藤

印象が変わった気がする

橋田さん

橋田

わざとらしい。わざとねんどっぽくしている気がする

安藤さん

安藤

これ素直にねんどだったら恥ずかしいなー

近づいての見立てはこちら。

近づいての見立てはこちら。

3Dプリントが有力になってきた。1問目だけ特別にギリギリまで寄っていいことにした。もう一度考えてもらおう。

このチャンスが致命傷になることを3人はまだ知らない

このチャンスが致命傷になることを3人はまだ知らない

藤原さん

藤原

3Dプリンタならバリとか線がつくでしょう

橋田さん

橋田

こんなに近くてもわからないもの? 悔しい

安藤さん

安藤

これはねんどでしょう

「藤原は3Dプリントって思おうとしているでしょう? でも違うよ、これはねんどだよ」と安藤さん。混乱したときに突如現れるリーダーを信頼していいのか?!

この笑顔はどういう意味なのか!

この笑顔はどういう意味なのか!

至近距離からの回答

近くまで寄ったところで3人の意見が一致した。それでは回答です。

 

 

(もったいぶるための間)

 

 

第1問:回答

3Dプリントです!

「3Dプリントです!」高田さんの嬉しさがマスクからはみ出している。

問題1 回答

いかがでしたか?

絶叫・AIに仕事を奪われるタイプの人たちです

絶叫・AIに仕事を奪われるタイプの人たちです

答えを聞いての感想

まじかよ

うそでしょ

なんでこんなものを作ったんだ

感想というか、文句である。ぎりぎりまで近寄って全員が違った答えを出したときはドーパミンがどくどく出た。この企画をやってよかった。

これを作ったのはImageClubの高田さん。本人に解説してもらおう。

本人に解説してもらおう

「ねんどをこねて作ったものを3Dスキャンして、それを3Dプリントして積層の跡をやすって消しました。時間を掛けて丁寧に。やるからには本気を出しました」

とのこと。こういう要らないことにパッションがある人は信頼できる。ちなみに今回、表面加工はOKのなんでもありである。

見分け方としては1ヶ所、3Dプリントらしさの跡を消しきれてないところがある。

これがヒントです

カメラでは映らなかったので拡大鏡を通して撮影。これがヒントです。

ちなみにこれが元のねんど。

ちなみにこれが元のねんど。

「これがねんどか。おぼえておこう」と縄文時代ライクな感想が出たところで第2問!

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