エステーが即答。「上履き洗い」が面倒くさい原因はアレのせい
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目次/ INDEX
大工の世界は「徒弟制度」が当たり前。
親方や兄弟子たちと一緒に生活しながら、仕事を見て盗んで覚えるものでした。
見習い大工は、弟子入りすると最初に、先輩たちから道具箱を見せられます。
そして「これを真似して作ってみろ」と試されます。
つまり、見習い大工が最初に作るものは、自分の道具箱でした。
今回は、そんな大工の道具箱をアレンジしてDIYしてみました。
電動工具を一切使わずに大工の道具箱を作ってみましょう!
大工の道具箱をDIYするのに必要な材料は、最小限のもので大丈夫。大工さんであれば、建築現場に転がっている半端材などでも作ることが可能です。
そこにある素材をムダなく最大限に活用する――そんな昔の大工さんの知恵と工夫を学んでみてください!
今回は、手元に残っていた次の木材を活用します。
DIYに使う貫材とカットベニヤ
手元の木材を眺めながら、まずは設計図を描きます。
大工の親方が弟子の作業工程でよくチェックしているポイントは、その素材を最大限活用できているか?
技術の上手い下手は、経験を積めば段々と上達しますが、材料をいかに活用するかという点にはセンスが現れます。職人の特性を見て、現場の適材適所に割り振ることこそ、親方の重要な仕事なんですよね。
さて、日本国内で流通している木材は、だいたい尺貫法に基づいたサイズで製材されています(1寸は約3cm。3寸は約9cm。だいたい3倍、正確には3.03倍です)。
今回使う材料のサイズは次の通りです。
貫材の寸法は、90mm×15mm×1820mm(尺貫法で表すと、3寸×5分×6尺)。
カットベニヤの寸法は、300mm×450mm×厚み3mm・5.5mm(尺貫法で表すと、1尺×1尺5寸×1分・2分)。
ムダなく割り振ってみると、以下のサイズに収まりそうですね。
見取り図・木割り図
読者のDIYerさんも、手に入れた材料の長さを組み合わせながら、自由に設定してみてください。
では、このサイズの道具箱をDIYしたら、どのくらいの道具を収納できるのか?
よく使う大工道具を並べてみました。
大工道具一式
上から反時計回りに、
DIYで使われる最小限の道具は、ちゃんと収められそうですね!
さて、今回のDIYでは、電動工具は一切使いません。
そうなると「まっすぐ切れるかどうかが不安だなあ……」という声が聞こえてきそうです。
そこで活用したいのが「のこガイド」という道具です。
直角に切るためのツール「のこガイド」
ノコギリをこの溝に沿わせて切れば、直角もピッタリと切れるという優れものです。
それでは道具箱の造作を開始しましょう!