【掃除の新定番】SNS大流行のジフ×クエン酸、威力が想像以上だった
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家に雷が落ちたとしたら、どうしますか? 未知の出来事は、経験者に聞くのが一番ですが、なかなか落雷経験者はいません。あ、私ですか? 家に雷落ちましたよ?
そう、あれは2018年8月、お盆前のお昼過ぎのことです。急な大雨で、雷がゴロゴロと鳴っているのが聞こえてきました。たまに鳴るひときわ大きな音に「あー、これはどこか近くに落ちたかな」なんて思っていたその時……
ドガァァァン! バキバキー!!
今までの100倍くらいのボリュームで爆音が鳴りました。8歳の子どもは机の下に避難し、6歳の子どもは号泣、2歳の子どもは訳も分からずお菓子を食べながら震えていました。犬も不安だったのでしょう、そばを離れようとしませんでした。
我が家は停電し、部屋の明かりも、家中の家電もつきません。その時はまだ、我が家に雷が落ちたことに気づいていなくて「近くに落雷があってウチも停電したんだな」くらいに思っていたんです。
しかし、少し経って落ち着いてからブレーカーを確認すると焦げ臭い、というか焦げてる……? これだけでは状況が整理できませんでしたが、雨もあがったので外に出てみると、外壁の一部が剥がれている! しかもしかも、屋根にあるはずのアンテナの一部が地面に落ちているではありませんか!
外が暗くなってくると、ご近所には明かりが灯っているのに、なぜか我が家だけ真っ暗なまま。落ち着いて現状を整理していくと、落雷直撃説が濃厚な様子……。
そこで、某検索エンジンを言葉攻めにします(笑)。「落雷」「家 雷」「家 落雷」「家 雷 落ちた」で検索。
雷が鳴っていたら以下のような行動を!
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こんな情報がいっぱい出てきます。しかし、私が求めているのは“雷が落ちた後”の対応。検索しても答えが出ないなんて、ほかに誰を頼ればいいのか。そこで、電気といえば電力会社さんです!
電話したところ、急な相談にも関わらず、その日のうちに家に来てくれました。ブレーカーをチェックするやいなや「主幹ブレーカーが焦げていますね。通電しちゃったんですねー。これ、雷落ちました?」と聞かれ、「やっぱり雷落ちたんだね……」と。落雷疑惑は確信へと変わりました。
8月の暑さのなか、汗だくになりながら修理してもらうこと2時間。我が家に電気が通りました。無事に明かりが灯った頃には、電気屋さんがヒーローに思えます。
ちなみにブレーカーの修理代は25,000円。ヒーローもお金で買う時代です。ありがたや、ありがたや。6歳の子どもは、ヒーローに自分の大好きなコーラをプレゼントして、感謝を伝えていたのでした(笑)。
ここまで落雷から8〜9時間くらいの出来事。これで落雷・停電騒動もやっと解決……と思いきや、これで終わらないのが落雷の怖いところ。
ようやく我が家に電気が通ったのに、多くの家電が動きません! うんともすんともいいません! ざっと数えただけでも14台以上の家電が、落雷によって破損してしまったのです。
など
電気屋さんいわく、雷が落ちると莫大な電気が電源線や電話線、アンテナなどを流れることで家電が壊れるそうです。あー、だからコンセント抜いておくべきなのね……。
改めて、今回の落雷で困ったことを整理してみました。
私の家はオール電化住宅なので、電気が止まると何もできません。明かりはつかないし、真夏にエアコンも扇風機も使えない、冷蔵庫内はぬるくなっていきます。さらにIHコンロが使えなくなるので、料理はもちろん、お湯を沸かせないのでカップ麺すら作れません。
給湯器(エコキュート)が壊れたので、お風呂が湧きません。シャワーもお湯が出ないので、修理できるまでは友人宅や実家のお風呂、銭湯あたりを3週間くらい渡り歩いて過ごします。これを機に、子どもたちは銭湯好きに育ち、誕生日に「銭湯行きたい!」というようになりました(笑)。きっと落雷・停電の恐怖を銭湯が癒やしてくれたのでしょう。
家にあるエアコン3台のうち、寝室と子ども部屋のエアコン2台が動かなくなりました。真夏のエアコンなしの寝室では安眠できませんでしたが、幸いにしてリビングのエアコンが動いたので、家族全員リビングで寝起きすることに。
スマホの充電器が全滅しました。寝室やリビングなど、いろんな場所にあったのですが、キレイに全滅です。スマホの充電器は日々使うので困った……といいつつも、わりとどこにでも売っているので復旧難易度は低め。
冷蔵庫・冷凍庫は壊れなかったものの、電気が通らないと中のものが冷えません。庫内の食品をクーラーボックスに移すべきか、どうしたら良いのか調べてみると「冷蔵庫自体がクーラーボックスみたいなものなので、扉を開けなければ中の冷気である程度保冷できる」とのこと。もし、停電で電気が止まってしまったときには、冷気を逃さないために「冷蔵庫を一度たりとも開けない」のが正解でした。
アンテナが壊れてしまったので、そもそもテレビの電波を受信できません。私は普段からあまりテレビを見ないのですが、子どもたちは困っていましたね。 1週間後にアンテナを修理してもらうと、テレビとブルーレイも壊れていることが発覚。急遽買い替えです。運良く友人が引っ越しするタイミングで、いらなくなるブルーレイプレイヤーを貰うことができましたが、テレビはやけくそでちょっといいやつを買いました(笑)。 電化製品が使えない生活を体験したことで、普段当たり前のように使っていたものが、電気によって動いていることを痛感。もしものときのために対策する重要さを、身をもって学びました。