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家に小蟻が大量発生! 効果的な駆除方法をプロが解説

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株式会社三共消毒

株式会社三共消毒

1925年創業、害獣・害虫駆除の老舗。創業時から培ってきた高い防除技術で、安全な施工を行う。ネズミだけではなくシロアリやゴキブリ、蜂などの駆除にも対応している。お子さんやペットのいる家も安心して施行を依頼できるのが魅力。

庭にいる小さな蟻が家の中に入ってきていたら、あなたならどうしますか? 建物の材木を食べ、建物に被害をもたらすシロアリであれば、すぐに駆除を検討するかもしれません。ですが、小さな蟻が1匹くらいなら、「別に問題はない」と放置してしまう人もいるでしょう。ですが、たかが小蟻1匹などと思って放置していると、さまざまな問題が発生することがあるのです。

そこでこの記事では、害虫駆除のプロである株式会社三共消毒の森義行さんにお聞きした、すぐに実践できる小蟻の駆除方法をご紹介します。

家の中で小蟻が発生しやすい場所は?

家の中で小蟻が集まりやすいのは、エサとなる食べ物がある場所です。開封したスナック菓子や飲みかけの缶ジュースを放置したり、床にペットフードが落ちていたりすると、そこに小蟻が集まってきます。

ほかにも、生ゴミを入れたゴミ袋を次の収集日までベランダや庭に置いておくと、小蟻が大量に発生してしまうおそれがあるため注意が必要です。

家への小蟻の侵入経路を解説

食べ物がある場所に小蟻が発生するのはわかりますが、そもそもどうやって家の中に入って来るのでしょうか。続いては、どのような場所から小蟻が家の中に侵入するか解説します。

壁の穴や窓の隙間

小蟻は体が小さいので、わずかな隙間さえあれば簡単に家の中に侵入してきます。例えば、配管などで開けた壁の穴や開け放った窓のほか、網戸やサッシの隙間などです。

庭・玄関先に置いている植木鉢やペットなど

庭や玄関先などに置いている植木鉢に、小蟻が巣を作っていることも考えられます。巣があることに気づかず、植木鉢を室内に入れてしまうと、家の中で小蟻を大量発生させてしまうことにつながりますので、十分注意してください。

庭の小蟻を駆除しないとどうなる?

小蟻が庭にいるだけなら、駆除しないという人も多いでしょう。しかし、上記でご紹介したような経路で、庭の小蟻が家の中に入ってこないとは限りません。

続いては、家の中に小蟻が入ってきた場合に起こりうる被害を、庭によくいる小蟻の種類別にご紹介します。

ヒメアリ

ヒメアリは雑食性のため、家の中のありとあらゆる食料に群がるように発生します。

また、ヒメアリは人間に噛みつくこともあり、噛まれた部分はかゆくなったり、腫れたりするおそれもあります。

イエヒメアリ

イエヒメアリもヒメアリ同様、食料に群がり不衛生です。また、まれに人間を噛むだけでなく、布などをかじる習性もあるため、服に穴を開けてしまうことが考えられます。

ルリアリ

ルリアリは食料に群がるだけでなく、電化製品の中に巣を作るという特性があります。もし、巣を作ってしまうと、最悪の場合、電化製品が故障して買い換えなければいけなくなるため、経済的にも負担になってしまうでしょう。

自分で簡単にできる小蟻の駆除方法

蟻の巣

庭や家の中に発生した小蟻を自分で駆除する場合は、屋外から侵入してきているのか、屋内に生息しているのか判別することが重要になります。

ここからは、自分でできる小蟻の駆除方法をご紹介します。ただし、小蟻がどこに巣を作っているのかわからない場合、根本的な解決にならないことが多いです。その場合は、害虫駆除の専門業者に駆除を依頼しましょう。

殺虫剤を散布する

小蟻を直接的に駆除する方法として、殺虫剤の散布が挙げられます。

まず、エサを運ぶ小蟻を追跡してください。庭先の場合、巣に戻る途中である可能性が高く、比較的巣を見つけやすいでしょう。巣が見つかったら、巣穴から内部に向け殺虫剤を噴射します。

ただし、小蟻が家の建物内部に巣を作っている場合、巣穴の場所を特定するのが困難です。その場合は、小蟻が這い出ている壁の隙間や割れ目など、小蟻が潜んでいると思われる場所に直接噴射します。

忌避剤を散布する

家の中に巣を作っておらず、庭などから侵入してくる小蟻であれば、駆除するのではなく入ってこないようにする方法もあります。

例えば、小蟻に対し忌避効果(近寄らなくさせる効果)のあるピレスロイド系エアゾール剤を、小蟻が通ると思われる窓枠や床に吹きつけるようにしましょう。

また、家の周囲に粉末剤を散粉することで、小蟻の侵入を防ぐ方法もあります。

毒餌を置く

毒餌を用いると、小蟻を効果的に駆除することが可能です。小蟻の通り道などに毒餌を配置し、巣に持って帰るように仕向けましょう。持ち帰った毒餌を、巣に生息している小蟻が食べることで、徐々に死滅させていくことができます。

小蟻の駆除に最適な時期や時間帯は?

日本国内に生息する小蟻は、5月上旬~10月ごろまで活動がみられますので、この時期に小蟻の駆除を行うのが効果的です。

また、小蟻が活動する時間は、種類によって異なります。森さんに、小蟻を駆除するのに最適な時間帯についてアドバイスをもらいました。

三共消毒プロフィール

森さん

薬剤を直接散布して駆除するのであれば、基本的には活動時間帯である日中、エサを巣に運ぶために家の中を動き回っているときなどに行うことが重要です。また、毒餌ならば通り道さえわかっていれば、いつでも駆除作業ができます。

小蟻の発生を予防するための対策とは?

家の中に小蟻が発生するのを防ぐには、どうすればいいのでしょうか。ここからは、小蟻の発生を防ぐための対策を2つご紹介します。

小蟻のエサになる物を放置しない

食品やお菓子の食べかす、ジュースの飲み残しなど、エサになる物を放置しないことは、小蟻の発生予防に有効です。

人間の食べ物はもちろんですが、ペットフードなども小蟻のエサになります。すべて密閉容器に入れて保管しましょう。すでに小蟻にたかられた食品などは廃棄します。生ゴミも放置しないようにしてください。

小蟻が通るルートを遮断する

小蟻が巣から出てエサを調達する際に通るルートを、遮断することも有効です。

小蟻は、エサを見つけて巣に持ち帰る際、「道しるべフェロモン」と呼ばれる物質を腹部から分泌し、床に付着させており、ほかの小蟻もこれをたどってエサにたどり着きます。このフェロモンは揮発性が高いため、エサをなくせば揮発してしまい、家の中に小蟻が侵入することを防げるでしょう。

また、壁内などに巣を作っている小蟻や、屋外から侵入する小蟻に対して、這い出る隙間をコーキング剤などで封鎖することも有効です。

自分で簡単にできる対策で小蟻の発生を防ごう

家の中に発生した小蟻の駆除方法や、発生を未然に防ぐ方法をご紹介しました。どれも簡単にできることばかりなので、ぜひ実践してみてください。

ただし、森さんによると、「小蟻の駆除は難しく、困難な場合が多い」そうです。自分で駆除をするのが難しいと感じたら、専門の駆除業者に相談することをおすすめします。

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