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群馬県人が地元の「小さなカインズホーム」を探したら、自分の記憶力に感動してしまった話

調べてみた

赤祖父

赤祖父

1980年群馬県生まれ。東京在住。サラリーマンで2児の父。鉄道旅行と、インターネットで読み書きするのが趣味。Webサイト『ハイエナズクラブ』編集などもしている。

「カインズ探しの旅」に群馬へ

記憶の中のカインズを追いかけた。

いせや伊勢崎店

▲在りし日の「いせや伊勢崎店」。株式会社ベイシアの公式サイトより

皆さまが今ご覧の「となりのカインズさん」はホームセンターで有名な(株)カインズが運営している。今では全国的な知名度を誇るカインズだが、そのルーツは北関東にあることを知らない方もいるかもしれない。発祥は群馬県の伊勢崎で創業した「いせや」(現・ベイシア)で、そこから「いせやホームセンター」という業態が分岐。「カインズホーム」に発展し分社化、名称も「カインズ」に変更した流れである(詳細は企業概要をご参照ください)。

大手有名ホームセンターのチェーンはカインズの他にも全国に幾つかあるが、特にカインズは北関東出身の人間からすると「ホームセンターと言えば……」で真っ先に挙がる名前なのである。これは他の地域で育った方にはピンとこないかもしれない。

かくいう私(赤祖父と申します)は今は都内で2児の父親をしているごくごく平凡なサラリーマンだが、1980年に群馬県に生まれ、18歳で上京するまでガッツリと群馬で育った。群馬は故郷であり、ホームセンターと言えばやっぱり「カインズホーム」なのである。

ただ、残念なことに東京23区内のカインズは南砂町にある1店舗のみ(2021年6月現在)。私の住んでいる街から行きづらいこともあり、実は「今のカインズ」をよく知らないのである。

私が子ども時代から知る「カインズホーム」はこぢんまりしていて、幼少の頃の自分にはあんまりワクワクはしない店で(すみません)、ちょっと薄暗いような、そんなボンヤリとしたイメージである。

しかし、だ。今のイケイケでホームセンター界の覇権を握らんとするようなカインズはなんだ。M-1グランプリで優勝した中学校のクラスメイトを、テレビ越しに「こいつ売れたなー……」と眺めているかのような、そんな不思議な感覚を勝手に抱いてしまう。カインズ、やるじゃん。

……という半分雑談のような話を編集O氏(30代前半・関西出身・ホームセンターと言えばコーナン派)にしたところ、「では赤祖父さん、小さい頃のカインズの思い出って何かありますか?」という話になった。

赤祖父:よく行っていた大泉町の「カインズホーム(カインズホーム大泉店)」は、アニメ主題歌のカセットテープが売ってたんですよね。今はCDですら売ってないのかもしれませんが。

編集O:アニメとホームセンターってピンときませんね。

赤祖父:レジの近くにあったんですよ。いろいろなアニメの主題歌がベスト盤的に入っていて、でも歌手は本物と全然違う人で。親に買ってもらったこともありますけど、聴きながら「違うじゃん!!!!」と子どもながらになんか残念な気持ちになるんです。

編集O:細かいことを覚えていますね。他には?

赤祖父:高速道路のSAや観光地でよく見る、軽ワゴン車での食品販売がありましたね。売られていたのはコッペパンとか大判焼きとか、大したものじゃないんですけど、その場で買い食いできるような。

編集O:こぢんまりした店なのに?

赤祖父:アンバランスですよね。今ならそんなに売れる場所とは思えない……っていうかその「カインズホーム」の場所を思い出しかけたんですが……多分ここだったはずなんです。

……と、Googleストリートビューで思い当たる住所に人形を置いた。

「駐車場は広いですけど、ホームセンターっぽさゼロですね。完全にコンビニ」と編集O氏。確かに。しかし人形をポチポチと移動させてみると、同じ場所で撮影した古い写真も出てきたのである。

編集O:あ、建物の形が違う。コンビニになる時に建て替えたんですね。

赤祖父:あーーーあーーーーこの形! これ「カインズホーム」の居抜きですよきっと! 今やっぱり思い出した! きっとそうです!

思わず一人で興奮してしまった。はたから見たらただのドラッグストアなのに。

編集O:ここが赤祖父さんの記憶にある「カインズホーム」だった、と……?

赤祖父:そうですそうです。

……とは言ったものの、さっきまで話していたアニメのカセットテープの話とかコッペパンとかの移動販売車の話も、別の何かと混同した記憶であって「カインズホーム」の話じゃないかもしれない。それではそもそも「となりのカインズさん」に書くべき話ではなくなってしまう。困った困った。

その数日後、「赤祖父さん、カインズ社内で"当時の(大泉町の)カインズホーム"を知ってそうな方とのアポが取れました」と編集O氏から連絡があった。僥倖である。

「赤祖父さん、せっかくなので"今"のカインズを見つつ、"昔のカインズホーム"が本当にここだったのか、記憶を確かめに行きませんか。現地まで」と編集O氏。望むところである。まさか久々の「帰省」が「カインズホーム探し」になるとは思わなかった。

ということで、芸能人や人気ライターが名を連ねる「となりのカインズさん」屈指の地味企画、極私的な「カインズホーム」の記憶を確かめつつ、今のカインズを見てみる。ただそれだけのために、私と編集O氏は一路群馬へ向かった。

「当時を知る」カインズのベテラン社員に聞いてみた

まず、「"当時の(大泉町の)カインズホーム"を知ってそうな方」としてカインズの町田高広さんとのリモート取材を行った。

カインズの町田高広さん

町田さんは1981年に「いせや」(現・ベイシアの前身)へ入社。大泉町の同店にて数年勤務した後、栃木県佐野市に出店した「いせやホームセンター」(カインズの前身)での勤務をへて、カインズ本社の商品部へ異動。かつての大泉町を知る貴重な証言者だ。町田さんとの会話で、私の持っている30年前の「カインズホーム」の記憶を「答え合わせ」できるかもしれない。

赤祖父:町田さんは昔の「カインズホーム大泉店」に何らかの形で関わっていらっしゃいましたか?

町田さん:直接の関わりはありませんが、カインズの商品部に異動してからは各店舗を回って情報収集や売り場の状況をチェックしていましたので、記憶に残っているかもしれません。今の大泉店は移転後(の建物)なんですよね。そして、昔の大泉店は今よりも圧倒的に小さかったですね。

赤祖父:住所まではさすがに覚えていらっしゃらないと思いますが、この建物って、「カインズホーム」の居抜きですよね……?

「確証はありませんが、うちの跡地にドラッグストアが入ることは多いので、そうだと思います」と町田さん。

ほらやっぱり!!!!

赤祖父:これもぜひお伺いしたいのですが、当時は店内でアニメ主題歌のカセットテープとかも扱っていましたよね…?

町田さん:はい、当時は店内に“ミュージックコーナー”と称するエリアがあって、カセットテープを売っていましたね。その他、面白いものだと、ファミコンのソフトも取り扱っていましたね。

赤祖父:あと、大判焼きを売る移動販売車が店先に停まっていたり……。

町田さん:はい、そういうのもありましたねぇ。

おおおおおおお!またまた正解!!!!

「ホームセンターでゲームとか大判焼きですか…!?」と編集O氏。これはカインズとコーナンの違いというより、世代の違いなのかもしれない。それこそ昔はスーパーの一角や本と文具を扱うような店でもゲームソフトを置いていたくらいなので、「カインズホーム」にゲームソフトが売られていても不思議ではない。

また、人の出入りが多ければ小腹を満たす食べ物も売れる。要するに、今より景気が良かったのだろう。多分。

「人気ソフトの発売日には行列もできましたよ」と町田さん。私もカインズではないけど、地元スーパーの小さいおもちゃコーナーでドラクエ4を買うために朝5時から並んだクチです。

ここで、少し話はそれるが、町田さんが実際に働いていた「いせや大泉店」についても伺ってみた。というのも、いせやは「カインズホーム」と並んで幼い頃によく訪れていた店だったからだ。

いせや大泉店の跡地

▲いせや大泉店の跡地(現在はベイシア大泉店として近隣に移転)

赤祖父:写真右の草むらは昔、いせやの駐車場ではありませんでしたか?

旧いせやの駐車場

町田さん:よくご存知で。そうでしたね。店の裏口側になりますが、いせやの駐車場でしたよ。

赤祖父:やっっっっっぱり!!!!!

この駐車場のカート置き場から買い物カートを取り、ガラガラとアスファルトの上を押して歩いた記憶があった。今は川で途切れているが、あの川の上に橋がかかっていたのだろう。このいせやは屋上駐車場もあるが、母親はこの裏手の駐車場をいつも利用していた。

赤祖父:屋上って子どもが軽く遊べるスペースがありましたっけ……?

町田さん:ええ、ありました。簡単な乗り物遊具とかそういう小さいゲームセンターのようなものです。

おわーーーっと感動してしまった。あまり遊ばせてもらえなかったけど、そういうのがあったこと、遊びたいなーと思ったことは記憶にある。この「遊びたいなー」が中年になっても怨念のように残り続けていたなんてびっくりだ。自分の子どもたちにはどんどん遊ばせてあげよう……。

その他、地元の公園のココの桜が綺麗、レベルの超超地元トークを町田さんとさせていただいて完全部外者のO氏に少し引かれつつ、お話を終えたのだった。

いせやの紙袋

▲いせやの紙袋(読者提供)

大泉町の老舗喫茶店に聞いてみた

町田さんとの会話でいろいろ裏が取れたこともあるが、大泉町の「カインズホーム」の場所だけは確証を得られていなかった。一方、地図を見ていて、一つ思い出したことがあった。

赤祖父:おそらく「カインズホーム」の向かいにある、この喫茶店、何度か行ったことがあるんです。「カインズホーム」の帰りに寄ったとかではないのですが……。

編集O氏は「それならば実際に行って聞いてみたらどうですか」と言う。確かにここで長らく商売をされている方なら、向かいが「カインズホーム」だったかどうか絶対に知ってるはず。本当はこの後カインズで買い物をして企画としては終わるつもりだったが、行ってみることにした。

店内の様子

店内の様子

赤祖父:だんだん思い出してきました。この喫茶店は幼少の頃に父親と何度か来たはずです。昔の"漫画喫茶"ってこれだったんですよね。今の「ネットカフェ」とは違って「漫画がたくさんある喫茶店」なんですよ。

「いよいよカインズとは関係なくなってきましたが……」と編集O氏は心配する。喫茶店の話を「となりのカインズさん」に無理やり載せる、それは編集部のほうでうまく頑張ってほしい。

赤祖父:ここに父親と二人で来て『ドラえもん』を読みながらチョコレートケーキを食べるのが楽しみでした。弟が二人いるのに長男の私だけが連れて来られるんです。おそらく、父親自身が漫画を読みたかったんだと思います。

編集O:奥様に対しては「赤祖父さんを連れ出してるんだぞ」的な口実になって。

赤祖父:大人になった今だとその子どもをダシにして……みたいなロジックが分かりますね。子どもの頃は全然気付かなかったな〜。

この店内の記憶は薄ぼんやりと残っている。記憶より少し狭く感じるのは、自分があの頃より大きくなったからだろう。

ナポリタン

ナポリタン、おいしい。「正解」の味。

コーヒー

コーヒーは一杯ずつ豆をひいて入れてくれる。カップも選べる。食事もうまいがコーヒーもうまい。つまりパーフェクト・カフェである。こういう「漫画喫茶」スタイル、またはやる予感しかしない。なぜなら、最高だから。

そして自分の記憶を確認するために『ドラえもん』を蔵書の中から探すが見つからない。絶対この店だったと思うのだが……仕方なくお店のマダム・山口葉子さんに確認する。

赤祖父:こちらの蔵書の中で『ドラえもん』ってありましたよね?

葉子さん:ええ、ありますよ……もうボロボロですけどね……。

ドラえもんの本がある場所

教えてもらった場所はこちら。下段過ぎて分からなかった。でも、幼少の頃の背丈なら、ちょうど良い位置だったかもしれない。

そこにあったのは、「藤子不二雄」名義(コンビ解消して”F"が入らない頃)の『ドラえもん』。

ボロボロの単行本を読みながらスープを飲む。父親と過ごした30年前の時間を再現しているのだ。料理とコーヒーと漫画を楽しんだところで、本題に入る。店主の山口和広さんに単刀直入に聞いてみた。

赤祖父:こちらのお店のことじゃなくて恐縮ですけど、この向かいのコンビニって、昔「カインズホーム」でしたよね?

和広さん:ええ、そうでした。間違いないです。

やったーーーー! うーん、私の記憶力は信頼できる。

カフェレストラン・ミザール

ご紹介が遅れたが、こちらがその喫茶店、カフェレストラン・ミザール。1980年開業で、実は私と同い年。そして店主の和広さんは出身の中学校も私と同じ、という大先輩だった。

山口和広さん(右)・葉子さん(左)

▲山口和広さん(右)・葉子さん(左)夫妻は取材に快く対応してくださいました

「昔は近所の銀行さんとか、いせやさんやカインズホームさんに勤めてる方もよく来ていただきましたよ。今は皆さん出世されたみたいで……」とミザールを切り盛りする山口さん夫妻は証言する。

赤祖父:さっき、そのカインズで偉くなった人と話をしてきました。もしかしたらミザールさんのことをご存知かもしれませんね。

葉子さん:向かいにあった「カインズホーム」さんは開店の時もわざわざご挨拶に来てくれて。それからもよくお昼休憩に利用していただきました。うちも、食器とか必要なものは大体「カインズホーム」さんで買ってましたよ。

カインズの町田さんは取材の中で、カインズ、ベイシアグループの地域貢献についても語っていたが、そんな地域貢献スピリッツが今へ至るまで脈々と受け継がれていることが分かるエピソードだ。食事もコーヒーもおいしいし、「カインズホーム」とガッツリ関係があって良かった。

カフェレストラン・ミザール
住所:群馬県邑楽郡大泉町中央2-1-7
営業時間:9:00〜14:30
水曜定休

電話ボックス

▲店内には電話ボックスもあった。80年代のセンスって今一番カワイく見える。超オススメの喫茶店です

なお後日、改めてカインズの町田さんに「ミザールという喫茶店に行ったことありますか?」と質問したところ、

「店舗巡回時に利用させていただいたことがあります。同行者の中に漫画好きのメンバーがいて、食事を止めて漫画に集中しているその姿を思い出しました」とのコメントをいただいた。

ミザールの山口さんが証言していた通りだった。こうして街の店と店、人と人との繋がりは、それがたとえ何十年も前のことでも忘れないものなんだな、と不思議な感動を覚えた。

「カインズホーム」の跡地

ミザールさんにお礼を告げてから、「カインズホーム」の跡地にやってきた。当初はストリートビューを確認するだけでいいと思っていたが、結局東京から3時間かけて現地に来てしまった。空が広い。「現地に立ってみてもただのコンビニですね。駐車場が広めかな、くらいで」と編集O氏。

赤祖父:建物は完全に建て替えられてますけど、ここはたしかに「カインズホーム」だったんですね。なんというか、ここまで付き合わせて申し訳ないですが、私の中では妙な達成感があります。

編集O:初めて来た場所ですけど、現地を巡りながらいろいろな証言を聞く中で、赤祖父さんの記憶がよみがえっていく様を見ていたので、初めて来たとは思えないほど親近感が湧きました。

ただのコンビニの駐車場を眺めながらここまで充実感を覚えたことはいまだかつてない。地元民から見たら駐車場の変なところに突っ立っている不審な二人組だが、私の中では感動が全身を満たしていた。ありがとう、編集O氏。ありがとう、となりのカインズさん。

「大出世」したカインズに向き合った

昔のことを追いかけてきた締めくくりとして、今のカインズ大泉店にもしっかり向き合いたくなった。

今のカインズ大泉店

▲ドーン

「こ、これが"あの"カインズホーム……?」 私は息を呑んだ。デカい。デカすぎる。事前に予習はしていたが、都内にあるホームセンターの更に上を行く大きさだ。大泉店は大型店の部類だが、私の知る「カインズホーム」とはケタが違う大きさだった。「(昔の大泉店は今より)圧倒的に小さかった」という町田さんの証言も間違っていなかった。

カインズ大泉店の店内

▲目があまり良くないので端っこが見えない

「せっかくの取材ですし、『となりのカインズさん』の記事ですから、買い物をしてカインズの良い商品を紹介しましょう」と編集O氏は言う。

買い物中の赤祖父

▲ポケー

ごめんなさい、心の準備ができていなかったので、欲しい物がありすぎて、逆に欲しい物が思い浮かばないという奇妙な感覚に陥りました。空腹時にいきなり満漢全席を出されたらお腹いっぱいになってしまう、みたいな。そうだ、良い商品の紹介はぜひ他の記事をご覧いただければ、みたいなことを言っていたら、編集O氏は「この記事も一応カインズのPR記事という意味合いもあるんですけど……」と言う。言うねえ。

えんぴつとじゆうノート

でも、何も買わないのも悔しいので、子どものためにノートと鉛筆を買いました。取材を許可いただいた大泉店の店長さんにも「買い物させていただきました!」とお礼を言ったけど、店長さんもまさか鉛筆とノートだけ買って帰るとは思わないだろう。ごめんなさい。次はもっとたくさん買います。

上毛かるた

▲余談だが、上毛かるたも売っていた。自宅にあるので買わなかったけど……群馬県民なら全札の内容を覚えて当然だ

しかし……本当に、本当に、大出世したよカインズよ(偉そうにすみません)。こんなに大物(物理的にも会社の規模的にも)になるとは想像もしていなかったよ。小さかったあの「カインズホーム」はもう記憶の中にしかない。

同級生がテレビでめちゃめちゃ活躍するようになったらLINEしちゃう側の人間の気持ちってこういう感覚なんだろうな。「オレは知ってたよ! カインズが全国区になる前からずっと使ってたし知ってたよ!」と周りにしょうもないマウントを取ってしまいそうな自分が嫌だ。

なんでもないようなことが「宝物」だった

今回のカインズ(カインズホーム、いせや/ベイシア)を軸とした、個人的な記憶を確かめる旅で気付いたことがある。それは、他人からすれば極めてなんでもない日、なんでもない買い物、なんでもないやり取り、そんな幼少の頃の出来事が30年以上たっても、しっかりと記憶に残っているということだ。それはふとしたきっかけで掘り起こされ、宝物のように輝き出す。

私の親が何気なく連れて行ってくれた喫茶店、夕飯の材料を買いに出かけたいせや、そして「カインズホーム」。なんか歌ってる人が違う……と残念な気持ちになった、アニメ主題歌のカセットテープ。親としては特別な旅行やイベントでもないただの日常だったかもしれないが、それこそが一生モノの思い出になっていたのだ。

私もカインズとまではいかないものの、成長して今や二人の子を育てる親になった。なかなかお出かけできない状況もあり、漫然と家で過ごしたり近所で買い物を済ませたりという過ごし方になり久しい。でも私がそうだったように、そんな日々もまた、子どもたちにとっては一生忘れない思い出になるかもしれないのだ。遠出できなくて申し訳ないな……と思っていたが、思い出に残る日々はすぐ近所に、となりに、家の中にもある。そんな当たり前のことに、今回の旅で改めて気付かされた。

親が「カインズホーム」の記憶を与えてくれたように、私も子どもたちに、一生モノの記憶として残る「なんでもない日」を少しでも作ってあげたいなと願いつつ、一日一日を過ごしていきたいと思うのだった。

……だからカインズさん!都内にもっと出店してください。お願いします!

※取材は、新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じた上で実施しました

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