住設メーカーの「LIXIL」に教わる! 雨戸&シャッターお掃除完全マニュアル
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コロナ禍において、密を避けながら楽しめるレジャーとして注目を集めているキャンプ。2020年流行語大賞にもノミネートした「ソロキャンプ」や、庭やベランダで楽しむ「おうちキャンプ」「ベランピング」など、多様なスタイルが確立している。
そんなキャンプの醍醐味であるバーベキュー。最近は手ぶらで出かけられるバーベキュー場が増え、誰でも楽しむことができるレジャーとなっている。実はこのバーベキューを日本に広めた仕掛け人こそ、キャンパーお馴染みのアウトドアブランド「キャプテンスタッグ」であった。
45年前、国内初のバーベキューコンロを開発し、アウトドア界を牽引して続けている「キャプテンスタッグ」とはどんなブランドなのか。アウトドア事業部の吉田直城さんにその歴史について尋ねてみると、同ブランドの品質へこだわりや、ものづくりへの思いが見えてきた。
キャプテンスタッグ株式会社とパール金属株式会社
「実はキャプテンスタッグは、もともと家庭用の金物製品を製造・販売する『パール金属株式会社』のアウトドア部門としてスタートしました。地場産業である金物商品を流通させるために、弊社社長と会長である高波が兄弟2人で立ち上げた会社でした」
キャプテンスタッグ株式会社 アウトドア事業部の吉田直城さん
「1975年に社長が視察でアメリカを訪れたそうなのですが、その時に屋外でバーベキューをする家族を見かけて、大きな衝撃を受けたそうです。『アメリカで見たバーベキューを日本で再現したい―』その強い思いから、帰国後、バーベキューコンロの開発に取り掛かりました」
当時、日本にはまだバーベキューコンロもバーベキュー用の網もなかった。どうすればバーベキューができるのか考え、高波氏がまず目をつけたのは家庭にある意外なものだった。
「玄関で靴の泥を落とす網目状の玄関マットがありますよね。そのブラシの部分を取り払って網だけにしたものをバーベキューの網として、炭火で肉を焼いてみたそうなんです。『これはいけそうだ』ということで、そこから開発が始まり、弊社の商品第一段である『ジャンボバーベキューコンロA型』が誕生しました」
ジャンボバーベキューコンロA型
折り畳むとトランク型になる「ジャンボバーベキューコンロA型」
このジャンボバーベキューコンロA型の発売と同時に、パール金属のアウトドア部門として「キャプテンスタッグ」の歴史は始まったのだ。