【つけ置きなし】重曹と〇〇でお風呂椅子と桶をピカピカ掃除
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こんにちは、マンガ家のタナカカツキです。
今回は私が10年来夢中になっている「水草水槽」の基本知識と、その魅力を簡単にお伝えしていこうと思います。
さて、「水草水槽」とはそもそも何なのか?
簡単に言うと、水草水槽とは「生態系」を水槽内に作り、水草や流木、石などでレイアウトを楽しむものです。
水草のみで作ることもありますが、多くの場合は熱帯魚も泳がせます。
水草水槽は、一般的によく聞く言葉でいうと「アクアリウム」の一種でもあります。
辞書的な意味で「生きている魚や水生の動植物が維持飼育される透明な水槽」をアクアリウムと言い、水草水槽もそのひとつというわけです。
といっても、魚よりは植物が目立つ水草水槽。
「いったいなにが楽しいの?」「なんか難しそう」と思う方も多いかもしれません。
水草水槽の楽しさは、部屋にいながら「大自然にふれる悦び」にあります。
水草水槽の一番の特徴は、「飼育」ではなく「創作」を楽しむという点です。
石や流木、水草などの自然素材を使って水槽に自在にレイアウトし、水を入れ、魚を泳がせる。魚のフンはバクテリアによって分解され、それを栄養源にライトの光と二酸化炭素を使って水草は生き生きと育つ。水草の光合成で作られた酸素を使って、魚は活動をする。水槽内には小さな生態系が生まれ、水は透明になり輝きだします。ハサミを入れ、水草をととのえ、ガラスの中の景色は毎日様子を変えるのです。
水草水槽の美しさを競う世界コンテストがあります。アクアメーカーADAが主催する「世界水草レイアウトコンテスト」です。2001年からはじまり、20回目の開催となる2020年度は過去最多となる84の国と地域から、2,358作品の応募があったそうです。
「世界水草レイアウトコンテスト2016」 世界ランク4位 タナカカツキ作品
© AQUA DESIGN AMANO CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
水草水槽を始めるためには、以下の道具を最低限そろえるとよいでしょう。
私がよく使う水槽は120センチサイズの水槽です。大きいサイズのキャンバスのほうが、自在にレイアウトできますし、水質も安定しやすく感じます。私は大型の水槽が好きですが、もちろん小型水槽でもできます。のちほど「小型水槽を使ってのレイアウト」をご紹介します。
ピンセットは水草を植栽するときに使います。根元を傷つけないようにはさみながら、やや斜めに植えこむようにします。私は水深45センチの水槽をメインで使っているので、ロングサイズのピンセットをいくつか持っています。
水草を生き生きと育てるために、水槽にCO2を添加します。CO2がなくても育つ水草もありますが、やはり植物にとってCO2は大切ですから添加するのがおすすめです。
明るいライトが水草の成長を良好にしてくれます。
形、色、育成の難易度が異なる、さまざまな水草が流通しています。私は通販をよく利用しています。水草は育ち増えるので、ある程度購入すればもう十分という状態になります。
水草を育てる専用の土です。水に入れても濁らず、必要な栄養分も含まれているものを使います。
余分な汚れをとり、水質をきれいに保つために、ろ過器は欠かせません。中に「ろ材」が入っていて、その中で育ったバクテリアが水をきれいにしてくれます。
これらの基本の道具がそろったら、必要に応じて水槽台やヒーター、肥料、水質調整剤(カルキ抜き)、水温計、水換え道具(ホース、バケツ)、石や流木などのレイアウト素材などを追加してみてください。