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角度によって色が変わる「色の三原色ゼリー」を作って色の美しさを味わう

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ロウアイキュー

ロウアイキュー

月一お菓子作り。工作色の強いお菓子を作ってSNSに投稿中。動画では白い猫ちゃんがお菓子の作り方を詳しく解説。

色の三原色ゼリーを空想する

こんにちは、ロウアイキューです。

今回は、以前から空想していた“色の三原色の性質を取り入れたゼリー”を作っていきます。

色の三原色とは「シアン、マゼンタ、イエロー」のこと。

色の三原色「シアン、マゼンタ、イエロー」を説明したイラスト

これら3色は、混ぜると黒色になります。理科の教科書に載っていましたね。

この性質を利用して、角度によって黒く見えたりカラフルに見えたりするゼリーができないかなと考えました。

空想の図

空想の図

シアンとマゼンタとイエローを重ねたゼリーです。

「横から見ればカラフルなストライプ、上から見ると三原色が重なって真っ黒」こんな不思議なゼリーにならないでしょうか。

名付けて『色の三原色ゼリー』です。

色の三原色ゼリーを作ってみる

かき氷シロップ(ブルーハワイ、イチゴ、レモン)

それでは、実際に作ってみましょう。材料は、以下のとおりです。

≪材料≫

  • かき氷シロップ(ブルーハワイ、イチゴ、レモン)
  • ゼラチン

1. かき氷シロップを用意する。

2. ちょうどいい甘さになるように水で希釈する。(今回は3倍)

ブルーハワイのかき氷シロップを水で希釈

3.ゼラチンを入れて溶かす。(加熱にはアルコールランプを使います。かっこいいからです)

ブルーハワイのかき氷シロップにゼラチンを入れて溶かす

4.カップに注ぐ。一段ずつ冷やして固めます。

三原色を重ねたゼリー

三原色を重ねたゼリーが完成しました。カラフルで美しいですね。さて、上から覗くと真っ黒になってくれるでしょうか。ドキドキします!

上から見ると薄い茶色

なりませんでした。薄い茶色です。想像の中ではうまくいっていたのですが、悔しい結果です。

上からシアン、赤、イエロー

原因を考えてみます。

かき氷シロップは正確なシアン、マゼンタ、イエローではありません。特に真ん中のイチゴシロップは、マゼンタではなくかなり赤色に寄っています。

本来マゼンタは赤色ではなく、紫がかった濃いピンクと説明されたイラスト

本来マゼンタは赤色ではなく、紫がかった濃いピンクです。

マゼンタ色を探すため、いくつかの食材をピックアップ

ということで、いくつかの食材をピックアップして、マゼンタ色を探しました。結果、赤しそがかなりマゼンタに近い色でした。

赤しそをビーカーにそそぐ

イチゴシロップに代えて赤しそジュースで再チャレンジしてみます。うまくいくでしょうか。

上からみたら薄い紫に

ダメです。今度は薄い紫になりました。なんでや。

色の三原色ゼリーをなんとかカタチにする

実際に作ってみてわかったのは、色の扱いはかなり難しいということです。茶色になったり紫色になったり、どうしても色相がブレてしまいます。

食品で正確な三原色を用意したり、それぞれを等量で合わせたりするのは難しいのかもしれません。

お皿に載せられた三原色ゼリー

ということで、作り方を少し変えてみました。

《変更点》

  • ゼリーを厚くする
  • シロップを原液のまま使う

こうすることで格段に色の濃いゼリーになり、

上から見ると真っ黒に見える

上から見ると真っ黒に見えるようになりました。

色の濃度を上げて暗くすることで、多少の色相のブレは関係なく、半ば強引に黒く見えるようにしました。

「三原色の重なりによる減法混色によって黒をつくる」というコンセプトからはズレましたが今回はこれでよしとします。諦めて何も作らないよりはマシです。

少し傾けただけでパッと黒くなるゼリー

ちなみに、3色をこのように積むと、少し傾けただけでパッと黒くなるゼリーになります。おもしろいです。

薄い層をたくさん積むことで、少し角度を付けただけで色が重なることを説明したイラスト

薄い層をたくさん積むことで、少し角度を付けただけで色が重なります。

こちらも濃い原液シロップを使っているので、多少の色のブレは関係なくなり黒く見えます。

色の三原色ゼリーの食べ方

三原色ゼリーをスプーンですくい取った状態

色の三原色ゼリーはシロップを固めただけなのですごく甘いです。そのままでは甘すぎて食べられません。

ゼリーポンチ

ゼリーポンチにするのがおすすめです。注ぐのはサイダーではなく無糖の炭酸水。甘さがちょうどよくなります。

スプーンでぐるぐる回すといろんな色が現れる

スプーンでぐるぐる回すと、3色のゼリーが複雑に重なっていろんな色が現れます。

一瞬現れる緑色や紫色が好きです。とってもキレイですね。色の美しさを味わうゼリーが完成しました。

テーブルの上に小さな喫茶店を開こう

カインズ店舗

味はよくないですが、とっても美しいゼリーになったのでお店で出してみたいです。おうちの中に小さな喫茶店を開きます。絶対開きたいです。

ということで、カインズへやって来ました。喫茶店を開く準備をします。

カインズの売り場

必要な材料を買って帰ります。

喫茶店オリジナルのペーパーナプキンの材料

ただいま。さっそく喫茶店オリジナルのペーパーナプキンを作りましょう。

ナイフで消しゴムを彫る

ナイフで消しゴムを彫ります。(細かい作業をするときはデザインナイフが便利です)

ハンコの完成

あっという間にハンコの完成です。(木片を付けて取っ手にすると使いやすくなりますよ)

青色でキラキラと書かれたロゴ入りペーパーナプキン

好きな色の絵の具で判を押せばあっという間にロゴ入りペーパーナプキンの完成です。

木の板とボンド

続いて木の板とボンドで入れ物を作ります。

木の板で作られた入れ物

速乾タイプのボンドで木の板を貼り合わせるだけ。

木の板の入れ物にペーパーナプキンを入れた状態

ペーパーナプキンを入れます。なかなか市販されてないサイズの入れ物も、DIYすればぴったりです。

木材カットコーナー

木の板は店内の木材カットコーナーで切ってもらいました。寸法を紙に書いて伝えるだけなので、本当に便利です。

完成した木の入れ物と材料

完成した入れ物は木くずが気になるので、ペーパーナプキンを入れる前にニスでコーティングしています。

ニスは食品衛生法適合している

食品衛生法適合で安心。水性で、においも少なく簡単に扱えます。

工具売り場

店内の一角。痒い所に手が届く、さまざまな用途のニスが売られています。

おうちのなかで喫茶店をオープン

ペーパーナプキン、三原色ゼリー、スプーン

テーブルにペーパーナプキンを置いてみました。すっかり喫茶店です。オープンしました。

喫茶キラキラの名物、色の三原色ゼリー(450円)

喫茶キラキラの名物、色の三原色ゼリー(450円)

店主は私。お客さんも私。最高のお店です。

まとめ

三原色ゼリーをカットした状態

今回は三原色ゼリーのほか、ロゴ入りペーパーナプキンとペーパーナプキンにぴったり合う入れ物を作りました。

「変なゼリーを出す喫茶店をおうちの中に開きたい」

という誰も得しない、でも自分だけが満足する小さな欲望を叶えるためです。

意味はないけれど、すごく素敵な時間でした。

自分のためだけの「なにか」をカタチにしたくなったとき、まずホームセンターを頼ってみてはいかがでしょうか。

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