野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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目次/ INDEX
こんにちは、ロウアイキューです。
今回は、以前から空想していた“色の三原色の性質を取り入れたゼリー”を作っていきます。
色の三原色とは「シアン、マゼンタ、イエロー」のこと。
これら3色は、混ぜると黒色になります。理科の教科書に載っていましたね。
この性質を利用して、角度によって黒く見えたりカラフルに見えたりするゼリーができないかなと考えました。
空想の図
シアンとマゼンタとイエローを重ねたゼリーです。
「横から見ればカラフルなストライプ、上から見ると三原色が重なって真っ黒」こんな不思議なゼリーにならないでしょうか。
名付けて『色の三原色ゼリー』です。
それでは、実際に作ってみましょう。材料は、以下のとおりです。
≪材料≫
1. かき氷シロップを用意する。
2. ちょうどいい甘さになるように水で希釈する。(今回は3倍)
3.ゼラチンを入れて溶かす。(加熱にはアルコールランプを使います。かっこいいからです)
4.カップに注ぐ。一段ずつ冷やして固めます。
三原色を重ねたゼリーが完成しました。カラフルで美しいですね。さて、上から覗くと真っ黒になってくれるでしょうか。ドキドキします!
なりませんでした。薄い茶色です。想像の中ではうまくいっていたのですが、悔しい結果です。
原因を考えてみます。
かき氷シロップは正確なシアン、マゼンタ、イエローではありません。特に真ん中のイチゴシロップは、マゼンタではなくかなり赤色に寄っています。
本来マゼンタは赤色ではなく、紫がかった濃いピンクです。
ということで、いくつかの食材をピックアップして、マゼンタ色を探しました。結果、赤しそがかなりマゼンタに近い色でした。
イチゴシロップに代えて赤しそジュースで再チャレンジしてみます。うまくいくでしょうか。
ダメです。今度は薄い紫になりました。なんでや。
実際に作ってみてわかったのは、色の扱いはかなり難しいということです。茶色になったり紫色になったり、どうしても色相がブレてしまいます。
食品で正確な三原色を用意したり、それぞれを等量で合わせたりするのは難しいのかもしれません。
ということで、作り方を少し変えてみました。
《変更点》
こうすることで格段に色の濃いゼリーになり、
上から見ると真っ黒に見えるようになりました。
色の濃度を上げて暗くすることで、多少の色相のブレは関係なく、半ば強引に黒く見えるようにしました。
「三原色の重なりによる減法混色によって黒をつくる」というコンセプトからはズレましたが今回はこれでよしとします。諦めて何も作らないよりはマシです。
ちなみに、3色をこのように積むと、少し傾けただけでパッと黒くなるゼリーになります。おもしろいです。
薄い層をたくさん積むことで、少し角度を付けただけで色が重なります。
こちらも濃い原液シロップを使っているので、多少の色のブレは関係なくなり黒く見えます。
色の三原色ゼリーはシロップを固めただけなのですごく甘いです。そのままでは甘すぎて食べられません。
ゼリーポンチにするのがおすすめです。注ぐのはサイダーではなく無糖の炭酸水。甘さがちょうどよくなります。
スプーンでぐるぐる回すと、3色のゼリーが複雑に重なっていろんな色が現れます。
一瞬現れる緑色や紫色が好きです。とってもキレイですね。色の美しさを味わうゼリーが完成しました。
味はよくないですが、とっても美しいゼリーになったのでお店で出してみたいです。おうちの中に小さな喫茶店を開きます。絶対開きたいです。
ということで、カインズへやって来ました。喫茶店を開く準備をします。
必要な材料を買って帰ります。
ただいま。さっそく喫茶店オリジナルのペーパーナプキンを作りましょう。
ナイフで消しゴムを彫ります。(細かい作業をするときはデザインナイフが便利です)
あっという間にハンコの完成です。(木片を付けて取っ手にすると使いやすくなりますよ)
好きな色の絵の具で判を押せばあっという間にロゴ入りペーパーナプキンの完成です。
続いて木の板とボンドで入れ物を作ります。
速乾タイプのボンドで木の板を貼り合わせるだけ。
ペーパーナプキンを入れます。なかなか市販されてないサイズの入れ物も、DIYすればぴったりです。
木の板は店内の木材カットコーナーで切ってもらいました。寸法を紙に書いて伝えるだけなので、本当に便利です。
完成した入れ物は木くずが気になるので、ペーパーナプキンを入れる前にニスでコーティングしています。
食品衛生法適合で安心。水性で、においも少なく簡単に扱えます。
店内の一角。痒い所に手が届く、さまざまな用途のニスが売られています。
テーブルにペーパーナプキンを置いてみました。すっかり喫茶店です。オープンしました。
喫茶キラキラの名物、色の三原色ゼリー(450円)
店主は私。お客さんも私。最高のお店です。
今回は三原色ゼリーのほか、ロゴ入りペーパーナプキンとペーパーナプキンにぴったり合う入れ物を作りました。
「変なゼリーを出す喫茶店をおうちの中に開きたい」
という誰も得しない、でも自分だけが満足する小さな欲望を叶えるためです。
意味はないけれど、すごく素敵な時間でした。
自分のためだけの「なにか」をカタチにしたくなったとき、まずホームセンターを頼ってみてはいかがでしょうか。