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カインズの収納グッズで快適キッチンに大改造

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ていない/大木奈ハル子

ていない/大木奈ハル子

ワンルームマンションで夫婦2人暮らし中のミニマリスト主婦。とにかく節約が好き。業者に頼むと高くつくので、DIYで家をリフォームしている。ブログ「ていない(ていねいじゃない暮らしのブログ)」と、WEBマガジン「台所図鑑」を運営。「台所図鑑」は書籍も出版。趣味はチェーン店の朝メニュー食べ歩き。いつもお金をかけずにいかに楽しむか考えています。

「キッチンが狭い」「収納が少ない」そんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか? 何を隠そう私もそうです。

当記事では収納グッズを使って、我が家の狭くて収納の少ない流し台下の収納スペースを大改造しました。

収納量がアップするだけでなく、探しものがなくなったり取り出す手間も短縮されるなど、台所が使いやすくなる効果もあり、大満足の収納術をご覧ください。

とにかく狭い! 140cm幅の流し台が収納術で激変

キャビネットの上にシンクを乗せた、手作りの流し台。オープン収納なので見える部分にはお気に入りを並べています

キャビネットの上にシンクを乗せた、手作りの流し台。オープン収納なので見える部分にはお気に入りを並べています

こちらが我が家のキッチンです。築50年以上のボロい1ルームマンションをDIYしたもので、幅は140センチしかありません。

しかも収納には扉がないため、木箱を引き出し代わりに使用しています。

一見するとスッキリしているのですが実は引き出しの中がごちゃごちゃで引き出すたびにストレスでした。食材がキッチン以外のあちこちに点在して保管されているため、在庫管理もストレスになっていました。

引き出しのビフォー画像がこちら。究極のざっくり収納となっております。

上段:ビニール袋とラップ類、砂糖や乾物などの食品をざっくり詰め込んでいます

上段:ビニール袋とラップ類、砂糖や乾物などの食品をざっくり詰め込んでいます

下段:我が家は洗面所がないので、本来洗面台に収納するアイテムをこちらに集約しています。隙間には何故かインスタントスープの素

下段:我が家は洗面所がないので、本来洗面台に収納するアイテムをこちらに集約しています。隙間には何故かインスタントスープの素

収納グッズを使って整理収納したアフター画像はこちら。2段の引き出しに入っているものを上段にまとめて、空いた下段に食品ストック置き場に変更しています。

「ちょっとだけしか入ってないのに散らかっていてどこに何があるのか探しにくい」という状態から「取り出しやすい定位置に必要なものが揃っている」という状態に変化しました。

上段:ゴミ袋とラップ類+洗面グッズを、収納グッズでゆるく区画分けしてスッキリ整理

上段:ゴミ袋とラップ類+洗面グッズを、収納グッズでゆるく区画分けしてスッキリ整理

下段:レトルト食品や缶詰、インスタントラーメンなどがぎっしり。食材ストックスペースに大変身しました

下段:レトルト食品や缶詰、インスタントラーメンなどがぎっしり。食材ストックスペースに大変身しました

引き出し上のオープンスペースも少しだけバージョンアップしています。

ビフォー写真がこちら。

3段ワゴンの中段を調味料ラック代わりにしていました。正直見た目がビミョー

3段ワゴンの中段を調味料ラック代わりにしていました。正直見た目がビミョー

ケトルの奥に、プロテインの大袋とめんつゆが見えているのも気になります。ケトルはほぼガスコンロの上に乗せっぱなしなので、実生活では見せたくないものが丸見えになっていました。

アフターがこちら。

見せたくないものを隠して、お気に入りだけが目に入る空間になりました。

調味料ラックには、カラーボックスのインナーボックスとして販売しているスチールバスケットを使用しています

調味料ラックには、カラーボックスのインナーボックスとして販売しているスチールバスケットを使用しています

ケトルの奥にはコレクションしていたかわいい缶や瓶。コーヒー用のキャニスターは気密性も高く粉類の保管にぴったりです

ケトルの奥にはコレクションしていたかわいい缶や瓶。コーヒー用のキャニスターは気密性も高く粉類の保管にぴったりです

ケトルの奥には、缶や瓶を使って小麦粉や片栗粉、だしの素など粉類を種類別に収納しています。

調味料ラックをスチールバスケットにしたら、雑貨屋インテリアっぽくなってかっこよくなりました。

収納グッズSkittoを活用して家具を買い足さずに収納量を増やす

片付ける前と後のキッチンの外観写真を見比べると、あまり変化がないように感じます。

ぱっと見、某ロボットのキャラクターが移動しただけに見えますが、実は収納グッズを大量投入して使いやすさと収納量が爆上がりしています

ぱっと見、某ロボットのキャラクターが移動しただけに見えますが、実は収納グッズを大量投入して使いやすさと収納量が爆上がりしています

今回使用した収納グッズ、実はこんなにたくさんあるんです。

Skittoを中心にした整理収納アイテムがズラリ

Skittoを中心にした整理収納アイテムがズラリ

引き出しの中はカインズオリジナルの整理収納小物ケースSkitto(スキット)を組み合わせざっくり区切り、さらに専用仕切りを使って細かく整理しました。

Skittoはシリーズ累計販売数116万個、グッドデザイン賞も受賞した大人気商品です。14種類のサイズを展開していて、組み合わせて使うことでデッドスペースをなくし、空間を無駄なく活用できます。

さまざまなもののサイズを調査分析して開発された商品のため、サイズ感が絶妙です。

スキット一覧

さまざまな物を収納できるよう調査分析して開発したのは「7cmモジュール」。 この7cmモジュールを基準に14種類のサイズを展開。異なるサイズを組み合わせてもぴったりと連結できるよう計算しています(上記の画像は公式写真を引用)

ここで「ほうほうなるほど」と、適当に収納グッズを買ってはいけません。Skittoはパズルのように組み合わせて使うことで真価を発揮します。

付属の連結パーツを使用して引き出しの中を整理するので、組み合わせを考えてからの購入がおすすめです(公式写真)

付属の連結パーツを使用して引き出しの中を整理するので、組み合わせを考えてからの購入がおすすめです(公式写真)

ステップ1:必要なアイテムを洗い出し、不必要なものは手放す

まず最初にするのは「必要なアイテムの洗い出し」です。持ち物を全部チェックして、持っているものの量を把握しましょう。

整理する際はつい、今あるものをそのまま移し替えて収めてしまいがちですが、このチャンスを逃さず、生活していく上で手放しても問題ないものは手放し、必要なものは買い足すことを考えてみてください。

何年も使っていないキッチングッズを手放せば、無駄なスペースが減ります。使いにくさを感じている日用品を手放せば、生活のストレスが減ります。

我が家はペーパータオルケースと、乾物を収納するためのスチールケースを追加しました。また、使いにくかったラップや残量が少ないアルミホイル、何年も使っていないクッキングシートを手放します。

キッチンはカラフルなパッケージのものが多く、少しでも目にノイズになるものを減らしたいと思っていたので、この機会にと白いラップケースとアルミケースに買い替えました。

以前は筒状の缶に立てて収納していましたが、使いにくかったためケースを購入しました

以前は筒状の缶に立てて収納していましたが、使いにくかったためケースを購入しました

しっかり切れるホイルケース。予想以上にスパッと切れる。艶消しホワイトで質感にチープさがないところがお気に入り。背面マグネットで冷蔵庫にもくっつきます

しっかり切れるホイルケース。予想以上にスパッと切れる。艶消しホワイトで質感にチープさがないところがお気に入り。背面マグネットで冷蔵庫にもくっつきます

ステップ2:使用頻度を考えてどこに何を片付けるかざっくり決める

引き出しの中に収納するものを決めたあとは、どこに何を片付ければ使いやすいかを考えながら、レイアウトを決めていきます。

収納というと収納スペースに隙間なくものを詰め込むことをイメージしがちですが、片付けまで考えて収めないと、せっかく一度キレイにしてもあっという間に散らかってしまいます。

引き出しの場合は、手前が取り出しやすく奥が取り出しにくいので、使用頻度の高いものを手前に置き、使用頻度の低いものを奥に置くようにしましょう。

左側に立って引き出しを開ける場合は、左手間に最優先頻度のアイテムをレイアウトし、右側に立つ場合はその逆にします。

観音扉の場合は中央に使用頻度の高いものを、引き戸の場合は引き手のある方に使用頻度の高いものを置けば使いやすいです。

奥から奥から詰め込むのではなく、使用頻度を考えて定位置を決めることで、取り出しやすく片付けやすい状態になります。
それが散らかりにくい収納です。

また使用頻度の高いものほど腰の位置の高さにしまうと、導線がスムーズです。かがまずにものを出し入れできるというのは、動作にストレスがかかりません。

低い位置の引き出しの場合は、片付ける際にしゃがむ必要があり、片付けるのがおっくうになりがちなため、私は最下段には一度取り出したら戻さなくても済む消耗品の食品ストックだけをしまうようにしました。

上段の引き出し

上段の引き出し。下が手前、上が奥。使用頻度の高いものは手前に。我が家はドライヤーをたまにしか使わないので、一番奥に収納しました。週に2回使うだけの大きいサイズのゴミ袋も奥

下段の引き出し

下段の引き出し。未使用の食品のみを収納。取り出しっぱなしで済むので、しゃがんで片付ける手間がないのでキッチンが散らかりにくくなります。

ステップ3:サイズを測ってシンデレラフィットを目指す

ざっくりと収納する位置を決めたら引き出しのサイズを計測し、収納したいアイテムのサイズにあった収納グッズを考えていきます。

だいたいどれぐらいのスペースが必要か見えてくると思うので、どこに何をしまうのかを考えながら収納ケースを選びレイアウトを決めます。

方眼ノートに引き出しのサイズの四角を書いて、そこに収納ケースを書き込みました

方眼ノートに引き出しのサイズの四角を書いて、そこに収納ケースを書き込みました

私の場合は引き出しのサイズを紙に書き出して、収納ケースのサイズをペンで区切っていきました。Skittoはサイズ展開が豊富でシリーズとしてサイズの互換性もあり、組み合わせやすいのが魅力です。

今回はSkittoのケースでゆるくしきってから、調節できる仕切りを使って細かく仕切るという方法で片付けることにしました。

取り出し頻度の高い手前側にはSkittoを使用してガッチリホールド、奥は仕切りで細かく区切る

取り出し頻度の高い手前側にはSkittoを使用してガッチリホールド、奥は仕切りで細かく区切る

商品開発の際に調査分析したという「7cmモジュール」ですが、我が家の場合は昭和に作られた木箱なので関係ないだろうと思ったのですが、さすがです。

ジョイントパーツをずらしてつなぐことで、いい感じにハマりシンデレラフィットに成功しました。

ステップ4:全部出して片付ける→使いながらブラッシュアップしていく

引き出しの中のアイテムを全部出し、収納グッズを配置してから、アイテムを戻していきます。

我が家の場合は2段の引き出しの中身のほとんどを上段に片付けて、乾物は工具箱に移動させています。

空になった下段には食品ストックを収納しました。この引き出しの食品は日常的に食べるものですが、非常食も兼ねた日持ちのするものを中心にしまっています。

減ったら買い足し、災害時にも困らないような状態を目指します。

なるべく食べないようにしたい袋麺は奥に入れて取り出しにくくする作戦

なるべく食べないようにしたい袋麺は奥に入れて取り出しにくくする作戦

その後、この状態で暮らしてみて、使いにくい部分をブラッシュアップさせていきます。実際に使わないと使い勝手の良し悪しはわかりません。

我が家は二段目の手前側の左右を入れ替えました。

1週間ほど使ってみて、ペーパータオルとラップの位置を左右逆に入れ替えました(写真は入れ替え前のもの)

1週間ほど使ってみて、ペーパータオルとラップの位置を左右逆に入れ替えました(写真は入れ替え前のもの)

収納グッズを買って整理したら終わりではなく、少しずつ手を加えていくことで、どんどん暮らしやすくなっていくはずです。

収納ケースのサイズ選びは慎重に

収納ケースを選ぶ際に注意点があります。

つい今家にあるものを収納するためだけのサイズ選びをしてしまいそうになりますが、キッチンにあるアイテムは徐々に入れ替わっていくことを忘れないようにしてください。

消耗品などは買い替えることでサイズが変わることも多々あるので、収納ケースのサイズ選びは慎重にしましょう。細かく仕切りすぎると、収納するアイテムが変更になったときにサイズが合わない可能性が出てきます。

せっかく収納ケースを買ったのに、消耗品を買い替えたら収まりきらないということになると悲惨です。片付けたかったアイテムが出しっぱなしになり、引き出しの空いたスペースには他のものが適当に詰め込まれているという悲劇を招きます。

だからといって仕切りの数を減らすと、アイテムが混ざり合ってぐちゃぐちゃになってしまう。この2つのジレンマを解消するためには、大きめかつ汎用性のあるサイズを仕切って使うのがおすすめです。

引き出し全てを収納グッズで埋め尽くすさず、一部に大きめのスペースを設けけました

引き出し全てを収納グッズで埋め尽くすさず、一部に大きめのスペースを設けけました

下段は食品の入れ替わりが激しいので、大きめサイズのSkittoを仕切り板で区切って使用しています

下段は食品の入れ替わりが激しいので、大きめサイズのSkittoを仕切り板で区切って使用しています

専用の収納グッズ以外でもサイズが合えば使えるかも

今回Skittoのほかにも、カラーボックス用のワイヤーラックと工具箱を購入しました。見える部分にプラスチック素材の収納ケースを使うよりも、ナチュラルな印象になります。

ワイヤーラックには調味料を収納しました。可視性が高く、どの調味料がどこにあるか一目瞭然なのと、引き出し代わりにもなるので使いやすいです。

工具箱はずっと前からかわいいなと思って欲しかった、カインズオリジナルのKumimokuシリーズのものです。

こちらには、乾物を入れました。プロテインに焼きのりに鰹節に乾燥わかめなどを収納し冷蔵庫の上に置きました。

無骨なデザインと、ニュアンスのあるブルーグリーン、プリントされたレトロなロゴなど、何もかもがツボです。内側にパッキンがついているので、湿気やほこりも防いでくれるのがうれしい。

なんとSkittoハーフのSとSSがインナーケースとしてぴったりで、組み合わせて2段にして使用することで収納力が倍増しました。「7cmモジュール」の汎用性はんぱねえ!

私はもともとガラスやメタルの素材が好きで、空き缶や空き瓶を再利用して部屋作りをしているのですが、どちらも相性ばっちりで、キッチンがますます好きになりました。

ナチュラルなワイヤーラックに調味料をゆるくまとめて、ゆるく隠しました

ナチュラルなワイヤーラックに調味料をゆるくまとめて、ゆるく隠しました

工具箱は冷蔵庫の上にドンと置きました。カインズオリジナルのKumimokuシリーズはおしゃれなアイテムがたくさんです

工具箱は冷蔵庫の上にドンと置きました。カインズオリジナルのKumimokuシリーズはおしゃれなアイテムがたくさんです

Skittoがシンデレラフィット! 工具箱の深さをフル活用してたっぷり収納できました

Skittoがシンデレラフィット! 工具箱の深さをフル活用してたっぷり収納できました

収納グッズでより快適なキッチンを目指そう

収納グッズを使うことで、同じ引き出しとは思えないほど収納量がアップしました。

片付けを行う際に使いやすさを考えて配置を決め直したことで、取り出しやすさもアップしています。工夫して手を加えることでますますキッチンに愛着も沸き、気持ち良い状態のキッチンを保とうというモチベーションも上がりました。

片付けするのが面倒くさくて、長らく見てみぬふりをしていた引き出しですが、手をつけると予想以上に楽しかったです。

次はキッチンのどの部分を、収納グッズを使って整理しようかと考えると、ワクワクします。

収納小技:Skittoハーフスリムロングを使って延長コードを隠しに成功。見た目スッキリです

収納小技:Skittoハーフスリムロングを使って延長コードを隠しに成功。見た目スッキリです

収納小技:デッドスペースになっていたシンク下の2段目棚の奥側に非常用の飲料水を保管。SkittoハーフLサイズに2Lペットボトル4本がぴったり収まります

収納小技:デッドスペースになっていたシンク下の2段目棚の奥側に非常用の飲料水を保管。SkittoハーフLサイズに2Lペットボトル4本がぴったり収まります

片付け終了後のキッチン。見た目はほぼ同じながら収納力は爆上がりしました

片付け終了後のキッチン。見た目はほぼ同じながら収納力は爆上がりしました

※ご紹介した商品は一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。また価格は変更される可能性があります。ご了承ください。

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