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目次/ INDEX
こんにちは、アイドル大好きライターのトノです。
突然ですが、人生で一番小さいアイドルに出会ってしまった話をさせてください......!
水の中でぷかぷか浮いていて、オタマジャクシのようにプニプニした見た目。
こちらは「ダンゴウオ」という魚の一種なんです。
最近ではこの小さく可愛い見た目から、アイドルのように人気が高まってきており、ペットとして自宅で飼育する方も増えてきています。
今回は、そんなアイドル・ダンゴウオをこよなく愛すオタク、だんごむすめさんに自宅飼育や自宅繁殖、推し方を聞いてきました。
本日の主役・ダンゴウオ
ダンゴウオ達
トノさん、こんにちはダウオ〜!
トノ
可愛すぎる〜!!(大声)
だんごむすめさん
ダンゴウオのオタク兼ママをしている、だんごむすめです。ママ歴(ダンゴウオの飼育歴)は今年で4年目になります。
だんごむすめさん
話し終わった頃には、ダンゴウオたちにメロメロになっているはず(笑)まずはダンゴウオオタクとして、推さずにはいられない彼らの魅力についてお話します。
突如始まったダンゴウオオタクによるダンゴウオ談義。だんごむすめ的ダンゴウオの推しポイントを色々とお聞きしました。
だんごむすめさん
まずは可愛すぎるこの見た目。名前の通り、団子のようにまんまるで球体となっているのが特徴的です。
トノ
確かに初めて見た時、このまんまるな見た目が目を引きました。そして、とても小さい! 一体どれくらいの大きさなんですか?
だんごむすめさん
2〜2.5cmほどです。種類にもよりますが、私が住んでいる関東圏に生息しているダンゴウオは大体それくらいの大きさです。北日本だと20cmほどのもの、海外だと30cmほどのものもいますよ。
トノ
100円玉くらいの大きさということですね。ちなみに、この体についている吸盤のようなものはなんですか?
ダンゴウオの吸盤
だんごむすめさん
彼らは泳ぎが得意ではないのでお腹に吸盤がついていて、潮の流れが速い場所でも、海藻や岩場などにくっつくことで流されないようにしています。
トノ
あまり泳がずくっついて生活するとは、全然魚っぽくないですね(笑)他にもダンゴウオならではの特徴はありますか?
だんごむすめさん
やはり見た目です。フグも丸い形に近いですが、ダンゴウオと違って泳げますよね。ダンゴウオは泳がないため、自分の尾びれを畳んで自分から団子の形になろうとします。
トノ
どんな理由で団子の形になろうとするんでしょうか?
ダンゴウオの骨格標本
だんごむすめさん
こちらはダンゴウオの骨格標本なのですが、ダンゴウオは他の魚と違い何も骨が無くてお腹がスカスカです。お腹のスペースがたくさんあるので、好きなだけ食べて団子の形になるんですよ。
だんごむすめさん
また、鱗がなく、皮膚もゼラチン質でよく伸びます。普通の魚とは全く違うので、SNSに投稿すると“これは一体何なんだ!?”と海外の方からもよくコメントをもらいます。
トノ
いろんな色のダンゴウオがいますが、種類は全部違うんでしょうか?
だんごむすめさん
同じ種類ですが、体の色がそれぞれ違います。ダンゴウオの体色は、生息している場所の色に擬態しているといわれているので、同じ緑でも黄緑や濃い緑と個体差があります。
だんごむすめさん
実際、海で出会った時は赤色だったダンゴウオが、飼い始めてから緑色になりました。水槽の中の環境が緑色に近いので、その環境に擬態したようです。
トノ
生活する環境で体の色が変わるって面白いですね。
だんごむすめさん
とっても面白いです! ちなみに、海にいるダンゴウオは赤色っぽい色が多いです。彼らは夜行性なので、暗闇の海で一番見えにくい赤色に変化して襲われにくくしています。
トノ
泳ぎが得意ではないため、海藻や岩場などにくっついて流されないようにしたり、体の色を環境に擬態させて襲われにくくしたり......賢く生きているんですね。
だんごむすめさん
そうですね。ダンゴウオは自分から動くことはあまりないので、効率良く省エネで生きています(笑)
トノ
疲れることなく、のんびり生きている感じが羨ましくなってきました......でも、あまり動かないとすると、どうやって餌を見つけて食べているんでしょうか?
だんごむすめさん
海にいるダンゴウオは、海藻や岩場などにくっついて小さな甲殻類を食べています。基本的に自分から餌を取りに行くことはなく、目の前に来た餌だけを食べるので、私の飼っているダンゴウオは餌が目の前に来たら、じ〜っと見つめて“ぱくっ”と食べます。
トノ
すごい受け身ですね(笑)
だんごむすめさん
そうなんです。ちゃんと生きていけるか心配で、家にいる時はずっと観察してしまいます(笑)寿命が短いので、一瞬一瞬を大切にしています。
トノ
ここまで受け身だと、“自分がしっかり育ててあげないといけない”と親心が芽生えそうですね。寿命はどれくらいなのでしょうか?
だんごむすめさん
1年ほどなので、限られた時間の中で精一杯愛してあげたいですね。
だんごむすめさんの子ども達
だんごむすめさん
個人的1番の推しポイントは、人間と同じようにダンゴウオも一匹ごとに性格が異なる点です。
トノ
だんごむすめさんが飼育されているダンゴウオには、どんな性格の子がいるんでしょうか?
だんごむすめさん
気の強い俺様男子や、前に出たがりな女子......いろんな子がいます。私はみんなに名前をつけて呼んでいます。
トノ
その中でも特に印象に残っている子はいますか?
水槽の中のダンゴウオ達を束ねる番長レン君
だんごむすめさん
レン君です。今までで最も長く飼育できた子でした。先ほどお伝えした通り、寿命が1年ほどなので毎年自分が飼っているダンゴウオは入れ替わりますが、レン君は1年半ほど生きることができました。
だんごむすめさん
性格は暴れん坊で、他の子をいじめたり......水槽の中の長でした。見た目も背びれがリーゼントのように伸びていて、番長みたいでした(笑)
トノ
かなり強烈な性格ですね......確かに言われてみると番長に見えてきました(笑)
だんごむすめさん
そういえば、レン君の強烈なエピソードがあって......
だんごむすめさん
レン君はたくさん子育てをしてくれたのですが、子育てが一段落したある時、私にブチギレたことがありました。私が水槽を上から覗いていると、水面に上がって口をパクパクしてきたんです。こんな光景は初めて見ましたし、「ふざけんじゃねーよ!もう子育て疲れたよ!ブーブー!」って言っているような感じ(笑)
子育て疲れの怒りで水面から体がはみ出ているレン君
だんごむすめさん
後ほど詳しくお話しますが、ダンゴウオはオスが子育てをするので、オスはかなりの体力を使います。なので、レン君はかなり疲れていたんです。その瞬間は驚くと同時に「たくさん子育てしてくれてありがとう。ごめんね。」と謝りました。
トノ
反抗期の子どもと親のやりとりのように感じました(笑)いくらブチギレられても喧嘩しても、結局は愛おしい我が子......
だんごむすめさん
そうですね。水槽の中では親として子育てしているダンゴウオも、私にとっては子どもの1人なわけで......本当に子育て気分です。
だんごむすめさん
こちらが私の子ども達、ダンゴウオです。みんな挨拶して〜! トノさんだよ〜!