縄文時代の鍋料理が食べたくて、とりあえず土から鍋を作ることにした
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
アロワナやピラルク、シーラカンスなど、何万年以上も前から姿を変えずにいる古代魚。生きた化石と呼ばれる彼らのなかには、一般家庭でも飼育を楽しめる品種があります。
代表的なのがポリプテルス。底を這いながら移動する淡水魚で、背中に10枚前後の小さなヒレを持ち、体表が「ガノイン鱗」という硬い鱗に覆われている古代魚です。
主に、アフリカに生息していましたが、現在は東南アジアでも繁殖が行われ、東南アジア産の個体も流通しています。養殖(ブリード)された個体は、野生(ワイルド)よりも安価で、数千円でも入手が可能に。初心者でも飼育に挑戦しやすい古代魚のひとつといえるでしょう。
乾燥エビを頬張るポリプテルス
大きいものでは50cmを超える大型魚ですが、性格はおとなしく、つぶらな瞳が可愛らしいポリプテルス。
今回は、岐阜県関市の専門店「AQUA STYLE G」のスタッフさんにポリプテルスの飼育方法について伺っていきます。
そうなんですよ。同じ品種でも個体によって柄や体格が違うので見ていても飽きないんですよね。私なんかポリプテルスが好きすぎて、ここで働くために関西から岐阜県に移住しちゃいましたから(笑)。
完全にポリプ沼にハマってますね。スタッフさんがそこまでポリプテルスに惹かれた魅力を教えてください。
ポリプテルスは、雰囲気が爬虫類にも似ているんですよね。私の場合、もともと爬虫類が好きだったので、初めて見たときに心を鷲掴みにされました。
たしかに他の魚にはない容姿をしていますよね。
あとは、やっぱり他の観賞魚にはない個性豊かな表情や仕草でしょうか。たとえば、あくびしている姿とかめちゃくちゃ可愛いですよ。
魚があくび!?
あくび中は、顎が外れるんじゃない?ってくらい大きく口をあけるポリプテルス
良いのか悪いのかわかりませんがリラックスしているのか?と見えてしまい、それがもう本当に可愛いんです。つぶらな瞳と目が合うと、それだけで幸せな気持ちになれますから。
ポリプテルス愛がめちゃくちゃ伝わってきます。
あとはポリプ絨毯も魅力的ですね。ポリプテルスは、仲間と身を寄せ合っていることが多いのですが、その様子が絨毯みたいなんです。
なるほど。たしかに身を寄せ合っていますね。
可愛らしさとかっこよさを兼ね備えている感じが堪らないんですよね。
水槽を泳いでいる姿とか、めちゃくちゃかっこいいもんなぁ。
そうなんですよ。小さいときは可愛らしいんですけど、大きくなるといかつい雰囲気になってかっこいいんです。
あとは種類が豊富なのも魅力的ですが、同じ品種でも個体によって色合いや柄、顔つきが全然違うのもハマる理由のひとつですね。
ポリプテルスは大きく分けて上顎系と下顎系に分かれます。上顎系は下顎が出っ張っていない種類で、サイズ的には中型にとどまる個体が多いですね。ほとんどの品種が最低90㎝水槽でも飼育できるようなサイズで成長が止まります。
丸いフォルムをした顔が可愛らしくて、初心者の方にも人気です。下顎系と比べるとよく泳ぐので、愛着も沸きやすいと思います。
下顎系のポリプテルスの「ギセラビチャー」
下顎系は見ての通り、下の顎が出っ張っている種類です。上顎と比べて目が小さくつぶらなのですが、全体的に角ばっていて、いかつい見た目をしています。
下顎系は、ワイルドな感じですね。
注意点としては下顎系は大型になる場合が多いので、120cm以上の水槽を用意した方が良いですね。
初心者が始めるのなら、どの品種が良いでしょうか。
種類によって飼育難易度が大きく変わるわけではないので、一番良いのは自分の好みの品種を迎え入れることですね。ただ下顎系は120cm以上の大きい水槽が必要となるので、飼育環境を整えるのが少し難しいかもしれません。
では初心者のうちは、まずは上顎系から挑戦してみるのも手ですね。
やっぱりポリプテルスは可愛いですね。