庭に残る切り株を除去したい! 自分で伐根する方法や道具とは?
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雨の日は頭がズキズキと痛くなったり、首や肩がやけに凝ったりとなんだか不調……。もしかしたら、この不調は偶然ではなく、気圧のせいかもしれません。
天気や気圧などの変化の影響で起こる体調不良は「気象病」と呼ばれ、頭痛やめまい、腰痛、ぜんそくといったさまざまな症状が現れるのが特徴です。特に雨の日や台風など低気圧が近づいているときに出やすくなります。
気象病が広く知られるきっかけの1つとなったのは、2013年に誕生した気象病予報・体調管理アプリ「頭痛ーる」。頭痛ーるは天気予報だけではなく、日々刻々と変わる気圧も折れ線グラフで表示し、頭痛やめまいといった気象病が起こりそうな時期を予測できるようにしたサービスです。
天気に加えて全国の気圧予報がチェックできる
今回は「頭痛ーる開発チーム」の3人にインタビューを敢行! 気圧アプリの開発経緯や気象病の基礎知識、そしてTwitterで「設定が重い……」と度々バズっているキャラクターの誕生秘話についてお話を伺いました。
株式会社ベルシステム24 ポッケ事業部 安中朋哉
頭痛ーるのUI・UXデザインとキャラクターデザインをずっと担当。
これからもマロと博士(ひろし)をかわいがってください。
株式会社ベルシステム24 ポッケ事業部 宗像剛義
頭痛ーるのなんでも屋さん。
ホームセンターにはいつも新しい発見があって、見て歩くだけでワクワクするので大好きです(一番最近買ったのはネジ8本)。それでいて、何だか落ち着くんですよね。頭痛ーるも、様々な症状にお悩みのみなさまに、少しでもそんなポジティブな感情をお届けできるように頑張っていきたいと思います。
株式会社ベルシステム24 ポッケ事業部 飯山隆茂
気象予報士・健康管理士として頭痛ーる内の記事ページで気象関連や気象病関連の記事執筆を担当。頭痛ーるで多くの方が少しでも生活しやすくなることを願っています。
アプリ立ち上げメンバーの1人であるデザイナーの安中さんも、企画が始まる前は気象病について知らなかったとのこと。2013年、運営会社であるベルシステム24 (当時は子会社の株式会社ポッケ)所属の気象予報士が「学生時代に研究を行っていた低気圧頭痛をアプリにしてみたい! 」と提案し、開発はスタート。開発はわずか5人という少数精鋭のチームで、企画から約3ヶ月という短期間でリリースされました。
頭痛―るの気圧グラフ
「誰も見たことがない気圧というものを、パッと見てわかるようにするにはどうしたらいいんだろう……と。体調に関わることなので、胡散臭さが出ないよう真面目に取り組んでいたのですが、どうしてもグラフが並ぶと取っ付きにくさが出てくるんですよね」と、草分け的存在だからこそ、迷信や占い的な扱いで捉えられないよう、見せ方に悩んだという安中さん。
具合の悪いときに開くアプリだからこそ、穏やかな色味やデザインにこだわったそう。グラフへの取っ付きにくさを解消すべく誕生したキャラクターこそが、頭痛ーる人気を支えているのです。
ふくろう博士(ヒロシ)とネコのマロ
「通常のリズムと違うことが起きると、どうやら体調を崩しやすいぞ……ということがわかってきましたが、これを説明するのって難しいですよね。そこで『説明をしてくれるキャラクターがいると取っ付きやすいよね!』と生まれたキャラクターこそが『ふくろう博士(ヒロシ)』とネコの『マロ』なんです」と、なんとインタビューに登場した安中さんこそが産みの親!
と、Twitterで度々バズっているストーリーは、なんと安中さんが1人で考案したもの。ちなみに「キャラ設定が重い」「泣ける」と話題になっているストーリーがこちらです。
何度読んでも泣けるストーリー
キャラクターをネコにした理由は「ネコはセンサーのような役割を持つヒゲで、環境の変化を敏感に感じ取る生き物だからです。ネコに限らず、動物や魚も環境変化に敏感だと言われているので、気圧が下がってストレスがかかるときにはワンちゃんの予防接種を避けるといった方もいますね」と、アプリの信頼性を支えるべく生まれたキャラクターだからこそ、見た目はゆるくとも裏側はしっかりと作り込まれています。
また「マロがふくろう博士(ヒロシ)を親と認識しやすいよう、実はふくろう博士(ヒロシ)はふくろうではなく、ネコに似た耳を持つミミズクなんです。」と、世の中には知られていない意外な設定も今回のインタビューで知ることができました。
安中さん
マロは知らないことを学ぶ、私たちのような一般の人を表現。フクロウ=森の賢者でもあるふくろう博士(ヒロシ)は天気のことなら何でも知っている、開発にかかわってくださる気象予報士の方をイメージしてキャラクターに仕立てました!
安中さん
単にかわいいキャラクターだけでは感情移入できないので、ストーリーをしっかり作ることで分厚さを持たせたいなと。制作時はノっていたのでストーリーも自然と出てきて、1時間ほどで考えました。