湿気取りには重曹がおすすめ! 除湿剤の作り方や再利用術をご紹介
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日々の調理で使うオーブントースターは、特に汚れやすいキッチン家電のひとつです。掃除の頻度が低いと食べかすや油がこびりつき、簡単には落とせない汚れとなってしまいます。そのため、定期的に掃除をして頑固な油汚れや悪臭を防ぎ、衛生的に使いたいところです。
そこでこの記事では、オーブントースターの掃除方法について、日頃のお手入れからしつこい焦げ付きの落とし方まで詳しく解説していきます。また、オーブントースターを掃除する際の注意点や、なるべくオーブントースターを汚さない使い方についても見ていきましょう。
パンや魚を焼いたり冷凍食品を解凍したりと、オーブントースターは、日々さまざまな調理に使われます。使用後に放置すると汚れが乾燥してこびりつき、簡単には落とせなくなってしまうため注意が必要です。
まずは、オーブントースターが汚れる原因と、汚れを放置するとどのようなリスクがあるのかを確認しておきましょう。
オーブントースターの汚れの主な原因のひとつが、パンくずなどの食材のかすです。食材のかすはオーブントースターの網に付着したり、網の隙間から落ちて底に溜まったりします。
内部に残ったかすはその後何度も加熱されることで焦げ付くため、放置するとなかなか落とせない頑固な汚れとなってしまいます。こうした食材のかすを放置すると悪臭の原因にもなるため、日頃からこまめに取り除くことが大切です。
グラタンやアヒージョなどの汁気の多いメニューを調理すると、オーブントースターの内部で汁や油が飛び散り、扉の内側や内部の壁が汚れてしまいます。
こうした汚れも放置するとこびりついてしまい、簡単には落とせなくなってしまうため注意しなくてはなりません。
コンロ付近にオーブントースターを置いている場合は、オーブントースターの外側も汚れている可能性があります。コンロで調理しているときに飛び散った汁気や油がオーブントースターの外側に付着してベタつくと、そこにほこりやチリもつきやすくなります。
さらに、オーブントースターは取っ手の部分に手垢も付着するため、外側も定期的に掃除することが衛生的に使うためのポイントです。
オーブントースターの使用頻度にもよりますが、理想的な掃除頻度は1週間に1回が目安となります。
オーブントースターを使うたびに拭き取り掃除をすれば焦げ付きも防げますが、毎回掃除するのは手間に感じる方も多いでしょう。1週間に1回の頻度で掃除すれば、まだ汚れがやわらかく落としやすい段階できれいにすることができます。
また、念入りな掃除は、最低でも1年に1回は行いたいところです。
1週間に1回はやっておきたい日常的なオーブントースターの掃除方法を、用意する物と併せてご紹介します。なお、オーブントースターの掃除をする前には、必ずコンセントは抜いておきます。また、洗剤を使用しますので、手荒れが不安な方は、手袋をしておきしょう。
<用意する物>
最初に、焼き網やトレーなどの外せるパーツを外します。各パーツが外せないタイプのオーブントースターもあるため、必ず取扱説明書で取り外しができるかどうかをチェックしましょう。
焼き網についた食材のかすの焦げ付きなどは、歯ブラシやヘラでこすって落とします。
マイクロファイバークロスを使って、オーブントースターの中と外を水拭きしましょう。内部の隅に溜まってクロスで拭き取りにくい汚れは、綿棒で取り除きます。また、油汚れなど水拭きだけでは除去できない汚れは、濡らして絞ったマイクロファイバークロスに、中性洗剤を2~3滴つけて拭いた後、洗剤が残らないように念入りに水拭きします。
なお、オーブントースターの内部はヒーター部分が割れやすいため、掃除する際は、あまり力を入れて掃除しないよう注意が必要です。
濡れていないマイクロファイバークロスで、仕上げの乾拭きをします。水気が残ると錆や故障の原因となるため、しっかり拭き取ることが大切です。
オーブントースターにこびりついた焦げや油汚れ、手垢など、簡単な掃除では落とせない汚れもあります。これらの汚れの多くは酸性のため、アルカリ性の重曹やクリーナーを使って、中和させながら掃除する方法が効果的です。
ここでは、オーブントースターの焦げ付きがひどい場合の、重曹を使った掃除方法をご紹介します。
<用意する物>
焼き網や受け皿などの、取り外し可能なパーツを外します。
オーブントースターの内部に落ちているパンくずなどの、目立つゴミを取り除きます。
焦げ付きや油汚れなど、頑固な汚れの部分に重曹ペーストを塗ります。その後、重曹ペーストの乾燥を防ぐためにラップをかけて、1時間以上置きます。
重曹ペーストを洗い流していきます。その際、歯ブラシやヘラを使って汚れをこすり落としましょう。
なお、表面にフッ素加工が施されているパーツは、強くこすりすぎると加工がはげてしまう可能性があるため、ゴシゴシとこすらないよう注意が必要です。
オーブントースターの内部も、マイクロファイバークロスで水拭きして掃除します。その際、隅に溜まった汚れは綿棒などで取り除きます。なかなか除去できない汚れは、メラミンスポンジを使うのもおすすめです。
ただし、メラミンスポンジはやわらかい材質のプラスチックなどを傷つける可能性があるため、強くこすらないように注意します。
水拭きをした部分は、濡れていないマイクロファイバークロスで乾拭きして、しっかりと水気を取ります。
オーブントースターの掃除をする際、オーブントースターの種類によってはアルミ製で重曹を使えなかったり、焼き網が取り外せなかったりする場合があります。
続いては、オーブントースターを掃除する際の注意点を見ていきましょう。
オーブントースターがアルミ製の場合、重曹を使って掃除することはできません。その場合、重曹の代わりに、中性洗剤とクエン酸を使います。
焼き網と受け皿は大きめの袋に入れて、中性洗剤を混ぜた水に浸します。中性洗剤は重曹よりも洗浄力が低いため、浸け置き時間は長めにしましょう。
また、オーブントースターの内部は、クエン酸スプレーとキッチンペーパーを使って汚れを拭き取ります。クエン酸スプレーは、下記のように家庭で作ることが可能です。
<クエン酸スプレーの作り方>
焼き網が固定されているオーブントースターは、歯ブラシやメラミンスポンジ、ナイロン製のたわしなどを使って、網目の汚れを落とします。
その際、下に汚れが落ちますので、掃除の最後に、割り箸にキッチンペーパーを巻いた物やブラシなどを使って、落ちた汚れを集めるようにしましょう。
オーブントースターで魚などのにおいが強い食材を焼くと、内部ににおいが残ることがあります。掃除してもにおいが残っているときは、クエン酸を使って掃除する方法がおすすめです。
魚の生臭いにおいはアルカリ性ですから、酸性のクエン酸で掃除すれば、においを中和することができます。クエン酸がない場合は、お酢で代用しても同様の効果を得ることが可能です。
オーブントースターの掃除の手間を軽減するためには、日頃から汚れを防ぐ使い方を心掛けることも大切です。最後に、オーブントースターの汚れを防ぐ、2つの方法を見ていきましょう。
オーブントースターで調理するときに、食材の下にアルミホイルを敷いたり、備え付けのトレーを使ったりすることで、オーブントースターの汚れを防ぐことができます。
アルミホイルを使えば、調理後はアルミホイルを捨てるだけですし、備え付けのトレーを使っても、使用後は食器といっしょに中性洗剤で洗うだけです。オーブントースターの中を掃除するよりも、手間は少なく済むでしょう。
油はねや汁気が多いメニューをオーブントースターで調理した後は、重曹水などを染み込ませたキッチンペーパーで拭き取るだけでもかなり汚れを落とせます。
食材のかすや油汚れは放置するほど落ちにくくなるため、汚れたときに早めに掃除してしまえば、頑固な汚れにならず、手間もかかりません。
ただし、使用直後のオーブントースターは、本体がとても熱くなっています。拭き掃除は、オーブントースターが冷めていることを確認してから行いましょう。
オーブントースターの汚れは、焦げ付いてしまう前に早めに除去することがポイントです。日頃から汚れたらすぐに掃除する習慣をつけておけば、頑固な焦げ付きや油汚れに悩まされる心配も大きく軽減できます。
アルミホイルを敷いて焼くなどのオーブントースターを汚さないための使い方も実践しながら、衛生的にオーブントースターを使っていきましょう。