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片付け遊び指導士に聞く! 子供と一緒に片づけをするための4つのステップ

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アリカ

アリカ

片づけ遊び指導士。小学生の姉妹と4歳の男の子、単身赴任中の夫との5人家族。絶賛ワンオペ育児奮闘中ですが、暮らしごこちのいいおうちを目指して独自の《楽家事収納》や《お片づけ育》で、日々おうちを整えています。

子供が片づけをするようになる4つのステップ

お片付けする子どもとママ

子育て中の、パパ・ママにとって「苦手」という声も多く、ついつい手を抜きがちな、おうちの片付け。子供が散らかしたおもちゃに脱ぎっぱなしの洋服、放置されたランドセルなど、「お片付けしようね」と教えてもなかなか根付かず、結局自分で片付けてしまう人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ワンオペ育児をしながら独自の家事収納やお片づけ方法を発信している片づけ遊び指導士のアリカさんに、子供が自ら進んで片付けしてくれるようになるマル秘テクニックを教えてもらいました!「子供たちには何でも自分でしてもらう」をテーマにした、今日からできる「お片付け育」の簡単ステップとは……!?

ステップ1.まずは必要なものと不要なものを整理しよう

段ボールに服を収納する子ども

「まずは、持っている物の整理。つまり、いる・いらない、好き・嫌いといった、不要な物を手放すことが大事です」とアリカさん。「これは使ってる?」「これ、いる?」など、親子で会話をしながら確認するのがポイント。聞いてもなかなか物を捨てられない場合は、「1番好きなのはどれ?」など、子供が答えやすい聞き方で導いてあげることも大切です。

子供が増えたり成長したりする度に、物はどんどん増えていきますので、子供と一緒に、思い切った整理を進めましょう。

ステップ2.収納場所を見極める

お片付けする幼児

次のステップは、今使っているものが使いやすい場所に収納されているかを確認すること。「たとえば、靴下。私は出かけるときにしか履かないことに気づきました。それまではクローゼットに入れていたのですが、玄関に靴下があると便利だなと。子供たちも同様に、ランドセルはリビングでも子供部屋でもなく、玄関のクローゼットに置いています」。なるほど、言われてみれば屋内では使わないのに、おうちの2階や手の届きづらい場所にあるなど、思い当たることがあるのではないでしょうか。

これは、ライフスタイルによって判断が変わってきますので、適材適所に物があるかということを、今一度子供と一緒に確認してみましょう。

ステップ3.秩序立てて収納する

秩序立てて収納する

物を整理して、収納場所を見極めたら、今度は秩序立てて収納するということを意識してみましょう。よく使う物の優先順位をつけるということですが、「同じ引き出しの中でも、よく使う鉛筆は一番手前にあった方がいいし、あまり使わない分度器は奥でいいかな、など。どこに何があったら便利かということを、お子さんと一緒に考えてほしい」とアリカさん。

ここでポイントなのは、子供は複雑な動作が苦手なためワンアクションが理想ということ。引き出しを開けて、さらにフタを開けて……などステップが複数あると子供は面倒になってしまうので、いっそフタを排除して引き出しを開けたらすぐによく使う物が見えるようにするなど、習慣づけるための工夫も大切です。

ステップ4.子供だけで片付ける

子どもだけで片付ける

これまでの1〜3のステップは、子供の性格やライフスタイルに合わせて、親子で取り組みましたが、最後は子供の仕事。自分で使った物の片付けをやってもらうということですが、ポイントは「片付けてね」と言うのではなく、「元の位置に戻してね」と言うこと。物の住所がしっかり決まっていれば、子供は迷うことなく片付けてくれるようになります。

アリカさん曰く「幼稚園や保育園でも、自分が使うお弁当やハンカチ、コップなどの定位置が定められているように、おうちの中でも、片付けの仕組みづくりを親子で一緒に考えることが大切」とのこと。子供と一緒に会話をしながら習慣づける、この4つのステップを実践してみましょう。

洋服、通園グッズ、おもちゃ……。これってどう片付けさせるのがベスト?

積み上げられた衣類

子供が片付けをするようになる基本ステップを学んだところで、次は物ごとの片付け方法について。洗濯した洋服やランドセルなどの通学・通園グッズ、よく使うおもちゃなど、子供が自分で片付けてくれる方法をアリカさんに聞いてみました。

洋服

洗濯物を干す子ども

洗濯した後に畳む工程がある洋服ですが、アリカさん宅ではトップスに限り畳むのではなく、ハンガー収納にしているそう。

「以前は畳ませていましたが、子供にとっては面倒くさいとなかなか根付かず……。ボトムスも、畳んで引き出しに入れるのが理想なのですが、カゴに入っていればいいという妥協点も用意して、来客があるときは畳もうね、という約束を子供としています」とのこと。理想を追求するよりも、子供が簡単にできる内容も用意してあげることで、日々の生活に根付くのかもしれませんね。

ちなみに、アリカさん宅の子供用クローゼットは2段に分かれており、上が休日用、下が通学用になっています。これは子供の身長を考えての工夫であり、普段使いとなる通学用の洋服をすぐにハンガーに掛けられるようにするなど、子供の片付けを簡単にするちょっとしたアイデアが散りばめられています。

子供用のクローゼット

子供用のクローゼット

通園・通学グッズ

ソファの上に置かれたランドセル

子供がそのままにしてしまいがちな、ランドセルなどの通園・通学グッズですが、基本ステップ2でも触れた通り、アリカさん宅では玄関が定位置。「子供が学校から帰って来たら、ランドセルは給食セットと宿題に使う教科書・ノート・筆箱だけ出して、玄関のクローゼットにしまっています。ランドセルがリビングに置いてあることはほぼないですね」と話す通り、何をどこで使うことが多いのかを見極めたうえで、子供に習慣づけてもらうことがポイントです。

ちなみに、現在単身赴任中のご主人が帰省するときも、通勤カバンなどは玄関クローゼットに収納して必要な物だけリビングに持ち込むという徹底ぶり。家庭のライフスタイルに合わせたおうちルールを策定することが、余計なストレスを軽減することにつながります。

アリカさんの収納スペース

アリカさんの投稿した動画の中でも大人気なのが、240万回以上再生されている次女の帰宅後ルーティン動画。「素晴らしいですね!」「すごく参考になります」などのコメントも多く寄せられています。

おもちゃ・本

おもちゃで遊ぶ子供

最後は、全国のパパ・ママたちを悩ませる、おもちゃや本の散らかり。アリカさんも最初は悩んでいたそうですが、「おうちの中で散らかっても気にしないというスペースを作る」という逆転の発想に行き着いたそうです。

「うちには4畳半のロフトがあるのですが、どういう風に使えばいいか分からず、持ち余していました。3人目が生まれたタイミングで遊具スペースにしたのですが、あわせて収納も買って、ここだけは散らかしてもいいよというルールにしています」とアリカさん。散らかしてしまう場所を最小限にしつつ、収納場所もすぐそばにあるから片付けも簡単という良いアイデアですね。

ロフトのような都合の良いスペースがなくても、たとえば和室の一角に子供のためのスペースを確保するなどでもOK。また、収納ケースはおもちゃごとに用意するなど、遊び終わったら簡単に片付けできるような導線作りも大切です。

部屋干しスペースとしても使っているロフト

部屋干しスペースとしても使っているロフト

まとめ

これまではスペースありきで収納場所を決めていた人も多かったと思いますが、片付けで最も大切なのはライフスタイルに合わせた導線作り。今回の4つのステップを参考にしながら、あなた独自の「お片付け育」をお子さんと一緒に見つけてくださいね!

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