野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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はじめまして。たばねと申します。
普段は会社員をしつつ、休日には特に使いどころのないものを作っています。
年が明けたばかりだというのに忙しい日々が続きますね。
年末年始で溜まった業務のメールを卓球のように打ち返すような日々を送っています。
そんなギリギリの業務スタイルが続くと、仕事を抱え込んでしまい、いっぱいいっぱいになってしまう時、ありますよね。
「システムはビジー状態です」
なぜかそういう時はパソコンもクラッシュする。
そう言われたって、私もビジー状態なんだよ!
しかも最近はリモートワーク中心の生活で、対面のコミュニケーションを取れる人が周りに少なくなりがち。雰囲気や身振り手振りで忙しさをそれとなく伝える、みたいな動きが取りづらくなりました。
みなさんも、「先輩や上司に切り出すにも、切り出すタイミングが見当たらない……」とモヤモヤした経験が、多かれ少なかれあるのではないでしょうか。もちろん、まずは言葉で伝えることが大前提ですが、ただでさえ少ないコミュニケーションの機会。パソコンみたいに忙しさをストレートに伝えられたら、どんなに気が楽でしょう……。
伝えたい、このビジー(busy)な気持ち。
そんな時、一目見て忙しさが伝わるツールがあると、助かるのではないでしょうか。例えば、リモートで打ち合わせをする時などに、絶大な効果を発揮するのではないでしょうか。
その問題、工作で解決させていただきます。
思いつきで作ってみた「忙しボタン」はあまりにも安直すぎるので、一旦却下です。
今回こそは使いどころのあるものを作るぞ!
「忙しい イラスト」で検索すると、よく表示されるアイテムがあります。
それが、「山積みの書類」です。
アニメや漫画でも「上司から書類の山を渡されて登場人物がウンザリする……」というシーンはおなじみですよね。
とはいえ、さまざまな業界でペーパーレス化が推進される昨今。
昔に比べると、イラストのように大量の紙を使用するような場面は少なくなっていそうですが、それでも「山積みの書類」が仕事机にあると、切迫した雰囲気が出ますね。
なんとかして山積みの書類を机の上に出現させられないだろうか……。
でも、この演出をするためだけに時代に逆行して紙をバンバン刷るわけにはいかない……。
そこで考えついたのが、アクリル板で作る嘘書類山。
こちらになります。
物質の圧を感じますね。
ただ圧があるだけじゃありませんよ。
実は「書類ケース」になっているのです。
ただの演出ではあまりにも場所を取りすぎるので、無理やりにでも実用的な小物にいたしました。「書類」の中に書類を入れられる革新的な2WAYグッズです。
次に嘘書類山の作り方を紹介していきましょう。
まずは展開図のデータを作り、レーザーカッターと呼ばれる機材でアクリル板を切り出していきます。
ただ切っただけではツヤツヤな箱になってしまうので、書類らしさを出すため、サイドに紙の積み重なりを表現する細かい「溝」を彫刻しました。
切り取るだけならあまり時間は要りませんが、彫刻は少し時間が掛かります。
アクリル板の両サイドを忙しなく行き来する刃。こんなことのためにレーザーカッターの労働を増やしてごめんね……機械だって長時間働きたくないのにね。
溝を強調するために絵具を溝に流し込んでみました。なんとなく紙の質感が出てきた。
最後に組み立てをして完成!
所々穴を空けて、付箋を挿せるようにしました。2WAYを超えて3WAY!
これでより書類らしく見せられますね。
あらかじめ用意しておいた書類ケースにかぶせて完全なる擬態が完了。
遠目で見ると、書類の山そのもの。
1段ではインパクトに欠けるので2段重ねてみました。
忙しさに応じてどんどん積み重ね、周りを圧倒していきましょう。
おもむろに机に運ぶだけで、「今からとんでもない量の仕事をする人」の演出が可能です。
まあ、中に何を入れるかは自由なのですが……。
側から見れば「忙しい」を完璧に演出できる嘘書類山。しかし、「汚い机に馴染みやすい」という弱点もあります。机が汚過ぎて、肝心のインパクトが出ない。
また、普段から書類を使わない仕事だと違和感が出てしまうかもしれません。
パソコン業務がメインのオフィスにこの量の書類がある図はさすがに嘘が過ぎます。
「用法・用量」を守って正しくお使いください。
書類の山はややアナログなアプローチだったのかもしれません。
今度はもっと現代っぽくスマートに「忙しさ」をアピールしてみましょう。
アイデアは、あなたが今手に持っているスマホの中にあります。
そう、「スマホアプリの通知バッジ」です。
このバッジを抜き出して「実体化」。体やものに付けられるようにしました。
今日はあと4つタスクが残っているのか……
いろいろなところに通知を表示できます。
内部にはマグネットを埋め込んでいるため、自由に数字を変更できます。便利!
先ほどの書類の山ケースと同じようにデータを作り、素材のアクリル板をレーザーカッターで切り出していきます。
アクリル板を重ね、内部に小さなマグネットを埋め込んで完成です。
数字パーツはマグネットを埋めるスペースが無いほど小さいため、マグネットシートを裏面に貼り付けました。
このようにいろいろなものに通知を与えることができます。
え……?
今の忙しさは数字1桁では表せない?
確かに、忙しくてアプリに触れないと通知が溜まることはよくありますよね。
「私の忙しさは1桁なんかじゃない!」という声が聞こえてきます。
そんな時もご安心ください。通知拡張キットを用意しています。
忙しさを猛烈にアピールしたい場合は、ぜひこちらをご使用ください。
通知853675件
もうどうしようもなさがひしひしと伝わってきますね。
処理不可能なレベルのタスク量ですが、見た目のインパクトは抜群。
君だけのオリジナルな通知を作り出せ!
裏面の金具を付け替えて頭に装着すると、お手軽に「脳内が忙しくなっちゃってる人」にもなれます。
遠目でこの数字が見えると「何かが溜まっているのだな」と察してもらえるはずです。
この先「書類の山」がピンと来ない時代が来たとしても使いやすいのではないでしょうか。
もちろん、これらの工作も仕事で使えなければ意味がありません。ということで、私の忙しさアピールに上司が気付いてくれるのか、仕事中に試してみました。
カタカタカタ……ピロリン!
急ぎの案件があったのか、上司に呼ばれました。
しかし、積み残しの仕事が終わっておらず、私のタスク状況はパツパツ。
(今全然よくない…!)しょ、少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか。
工作の威力を発揮する絶好の機会が到来しました。
発動!!
バタバタバタ……
……
…
はい。
何かご用でしょうか?
攻撃力?
アピールしたい欲が高まり過ぎて、「全盛り」にしてしまった。
……よく分からないけど大変なことは分かった。
恐れ入ります。
忙しさアピール、成功……?
「何か異常事態が起きている」ことだけはアピールできたように見えましたが……。
大変なことは理解できたけど、 その小道具は一体……。俺、声掛けにくかったかな……?
上司の言葉にハッとしました。「忙しさを察してください」はやっぱり不親切なのかもしれません。
仕事をスムーズに進めるためにはやはり、口頭でコミュニケーションしたり、メモを共有したりすることが一番効果的なのかもしれませんね。一人で仕事をしがちなリモートワーク中であれば尚更。
しかし、今回「工作には伝えたいメッセージをシンプルに伝える力がある」ことは分かりました。反省点を次回に生かしたいと思います。
あと、業務が終わってないのに工作しないでください。
真面目に仕事をします。
今ちょっといいかな?