寝袋がすぐ使えて撤収しやすい! キャンプ道具の収納術&グッズリスト【寝具編】
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地面・床面とドアの隙間があまりないときに便利な「ドアストッパー先薄型」
マンションやホテルなど部屋の扉が閉まらないように、ドアの下に滑り込ませて固定させるドアストッパー。非常に地味ながら、引っ越しの作業時など時にないと困ってしまうお役立ちアイテムだ。
実はこのドアストッパー、1990年前後を境に素材が大きく変化した。木製だったのが、ゴム製になっているのだ。昭和の終わり頃、ゴム製のドアストッパーを開発・販売したのが、大阪に本社がある株式会社光というメーカーだった。
代表取締役社長歴任後、現在は取締役副会長を務める佐野省治さんは、木製のドアストッパーしかなかった時代をこう振り返る。
「以前は、ドアストッパーの多くはカマボコの板のような木製でした。当時はみんながそういうものだと思っていましたし、私も特に疑問を感じていませんでした」
素材を変えるきっかけはゴム製品を扱うようになったこと。ゴムの弾性と滑り止め効果を活かせないか? と考え、ドアストッパーに目が向いた。
ドアストッパー先厚型
「弊社は加工メーカーなので、1次メーカーが作る素材を最終ユーザーに使っていただきやすいものに加工し製品化するのが仕事です。何とかゴムの特製を活かせないかと考えているとき、ホテルの部屋で目にしたカマボコ板のような木製のドアストッパー。これはゴムの方がいいに違いない! と思ったんです」
ところが当時、ゴムを扱い始めたばかりで成型の知識は皆無だった。苦労しながら製品化に漕ぎつけた経験は会社にとって大きな財産となった。
「ゴムのへこみの部分を作るのが、とにかくうまくいかないんです(笑)。地面に接しなくて意味を成さない試作品ばかりができましたが、最終的に何とか形にすることができました。発売は1988年頃で、これをきっかけに弊社では様々なゴム製品を販売することになります。ドアストッパー製品化の試行錯誤があったおかげですね」
発売後、マグネットを付けて使わない際にはドアに貼っておくことが可能に。
また、現在ではゴム製だけではなく、金属製や足形のかわいいデザインのものや超強力タイプなどをリリース。さらに、戸当たりクッションやクッションテープなど関連アイテムも多品種展開している。