「モーニング娘。'25」小田さくらが考える猫との向き合い方とは? 58匹の保護猫をお世話したからこそ話せるコツ
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誘拐や強盗、痴漢など、犯罪の被害に遭いそうになった際に鳴らす防犯ブザー。「いやいや、これまでそんな経験ないし……」、そう思う方もいるかもしれない。
しかし、性犯罪の相談件数は年々増え続け、令和4年度は年間6万件超え。なんと令和元年度の約1.5倍に増えている。また、強盗に至っては件数自体は減っているものの、路上やコンビニ、住宅など身近な場面での犯行が多く、いつでも、どこにいても被害に遭う可能性がある。
意外に物騒な日本社会において、自分の身を自分で守ることの重要性は高い。
「最近でも強盗団によって金品だけでなく命を奪われる事件もありました。こういった事件をはじめ、ひったくり、痴漢、盗撮など、悪い意味で犯罪が身近になっています」
物騒な世の中で犯罪に巻き込まれないために、田辺さんが防犯ブザーをおすすめする理由は5つあると話す。
愛知県警察の調査によると、防犯ブザーが使用された際、87%の不審者が逃走している。
また、大阪府警察のホームページには、実際に防犯ブザーによって助かった事例が紹介されている。
被害者は、深夜に自宅最寄り駅から徒歩で自宅に向かって歩いていたところ、いきなり後ろから、羽交い締めにされ、口をふさがれました。
そのまま路上に押し倒され、「静かにしろ」と脅され、恐怖で悲鳴を上げることもできない状態でしたが、鞄にぶら下げていた防犯ブザーを鳴らしたところ、犯人はあわててその場から逃げていきました。
しかし、これほど効果のある防犯ブザーも、持ち歩いている大人に出会うことはほぼ皆無。
さらに、セキュリティサービスを提供する警備会社ALSOK(アルソック)が2019年7月に、小学生の子どもを持つ保護者500人を対象に実施した調査によると、小学生においては登下校時は49.6%と約半数が持ち歩いているものの、習い事や遊びに行く際の所持率は15%以下にまで低下することもわかっている。
(参考:小学生の子供の防犯に関する意識調査)
「小学生の場合、ランドセルにつけっぱなしで放課後や休日は持ち歩かないというケースが多いようです。効果が立証されているにもかかわらず、日常生活においては、ほとんど防犯ブザーが活用されていません」
わざわざ防犯ブザーを持ち歩かなくても、いざとなったら声を出せばいい、そう思っている人も多いはず。しかし、実際には……。
「いざという時には恐怖で意外と声を出せない人がほとんどです。また、口をふさがれてしまうなど、物理的に声を出せない場面も。声の代わりになってくれるのはもちろんのこと、防犯ブザーの音は、電池工業会が定める規格を満たした警告音なので、人の声よりも人間の注意を引くことができる設計になっています」
防犯ブザーといえば鳴らして使うものだが、持っているだけでも「防犯ブザーを持っています」「いつでも鳴らせますよ」というアピールになり、一定の犯罪抑止力があるのだという。
「パッと見て防犯ブザーだとわかるものを、カバンの持ち手など、目につきやすい位置に取り付けておくだけで、かなり効果があります。特に、電車の中での痴漢など、犯人が人に気づかれたり、警察に通報されたりすることを恐れるような場合にはかなり効果アリです」
防犯ブザーという名前の通り、誘拐やひったくり、強盗、性犯罪、痴漢、盗撮など、さまざまな犯罪に対する防犯になるのはもちろん、他にも多様な場面で活躍する防犯ブザー。
「災害時や病気で倒れて起き上がれなくなった際に助けを呼ぶ、山で遭難した時に居場所を知らせるといった場面でも活躍します。
他にも、熊に遭遇した際に熊避けアイテムとして活用したり、しつこいセールス訪問が来た時には口頭で説得するのは諦めて、音で威嚇して近所に助けを求めたりと、防犯ブザーが活躍する場面は多岐にわたります」
音が鳴るということに関していえば、スマートフォンでもスマートウォッチでも十分。しかし、パニックに陥った状態でスマートフォンをポケットから取り出し、ロックを解除し、音を鳴らすことは非常に困難だ。それに、ポケットから取り出してみたら、バッテリーがなくなっている可能性もある。
その点、防犯ブザーはシンプルゆえに確実だ。警告音を鳴らすことに特化しているから、電力消費は最小限で、ワンステップで音が鳴る。
「娘には、防犯ブザー機能付きのキッズ携帯を持たせていました。ただ、ポケットの中で防犯ブザーが誤作動し、親に連絡が来てしまうことが頻繁にあったので、連絡が来ても『また誤作動かな?』と思っていました。それではまったく意味がない。
防犯ブザーは、いってみれば「音で助けを呼ぶためだけのツール」。誤作動も起こりにくく、やはり防犯に特化した防犯ブザーならではの強さがあるなと実感しましたね」
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