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4種類のきのこ栽培に日本で唯一のきのこライターが挑戦。気をつけるポイントと保存法、きのこレシピを紹介

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堀 博美

堀 博美

神戸市生まれで京都市在住。専門はきのこ。きのこライターとしての活動歴は約12年。「ときめくきのこ図鑑」(山と渓谷社)をはじめとする書籍の執筆や、WEBや電子書籍、雑誌、新聞などにも執筆経験あり。野生のきのこに出会いに山へ行く傍ら、栽培やグッズ作り、本やきのこ服、グッズ収集などにも手を出している。

こんにちは。私は日本で唯一のきのこライター・堀博美です。

キノコライター・堀博美

大学時代にきのこの魅力にどハマりして以来、そこから約30年間ずっと、毎日きのこについて調べ、きのこのことばっかりを考えています。

普段は毒きのこが専門分野の私ですが、今回は初心者の方でも簡単にできる「自宅でのきのこ栽培」に挑戦してみました。記事の後半では収穫したきのこの保存法やおいしく食べるためのレシピも紹介していますよ。

きのこの栽培は「原木栽培」と「菌床栽培」の2通り

原木きのこ

皆さまは、きのこの「原木栽培」や、「菌床栽培」などといった言葉を聞いたことはありますか?

原木栽培は、伐採した木にドリルで穴を空けて、そこに「種こま」と呼ばれるきのこの菌をつけた木片をハンマーで打ち込み、きのこを栽培する方法です。

打ち込み終わったものを「ホダ木」と言います。ホダ木を屋外の適切な場所に置いて、日照や雨など、気候を考えながら管理します。

原木栽培

原木栽培

 菌床栽培は、広葉樹のおがくずに水分や栄養を加えて、しっかり固めたものに菌を植え、きのこを発生させる方法です。光と湿度を保つため、屋内で栽培されることが多いです。

きのこの菌床栽培

菌床栽培

自然に近い原木が一番、と思われる方が多いですが、菌床きのこ生産者の方々の長年の取り組みで、最近は菌床栽培でも原木をしのぐほどの大きさや味わいのきのこが出てきています。

一般的に、菌床の方が小さめのスペースで栽培できるので、原木ほど栽培に体力を要しません。

自宅で栽培をする場合、私は西日のガンガンに当たるアパートの2階に住んでいて、西向きのベランダにホダ木を置くことができません。室内で栽培できる菌床栽培は、そんな環境の方にもぴったりです。

そこで今回は、菌床の家庭用栽培キット「もりのきのこ農園」から、「しいたけ」「えりんぎ」「ぶなしめじ」「なめこ」の4種類を栽培をしていきます。

実際に自宅でのきのこ栽培に挑戦

1日目

キットが4つ届いたので、さっそく1個ずつ箱を開けてみます。

もりのしいたけ農園

これが「しいたけ農園」です。

もりのしいたけ農園

次は「えりんぎ農園」。

もりのえりんぎ農園

そして「なめこ農園」。

もりのなめこ農園

最後に「ぶなしめじ農園」です。

もりのぶなしめじ農園

始めに同封の説明書を読んで、栽培の流れを把握します。思わぬミスを防ぐため、しっかりと読んでおきましょう。

まず最初に、しいたけは袋を取って水で全体をそっと洗います。(こすってはいけません)

えりんぎとぶなしめじとなめこは、袋の上だけ切り取って、上の面を少し削り取る「菌かき」をしてから、上に付属の土をしいて水やりをします。

菌床えりんぎ

菌かきをした菌床えりんぎの表面。少し削りすぎたかも……

ちなみに、私は菌かきにグレープフルーツ用スプーンを使っています。自己流なので、方法として正しいかは分かりませんが……。

専用の「栽培容器」の代わりに、100均の米とぎ容器2個を使うといい、と聞いたので試してみます。大きさと米とぎ用のスリットがあるため、通気性の良さが菌床栽培にぴったりなのだとか。

100均の米とぎ容器で覆った菌床しいたけ

菌床しいたけ

1個は受け皿にして、1個はフタにして使います。

ただ、しいたけ以外はサイズ的に容器の中に収まらなかったため、今回はしいたけのみ、この形でやってみます。

もりのきのこ農園

こうして、4種類のセットが完了しました! 本日から栽培開始です!

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