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ルーフボックスを取り付けたい! 自分でorカーショップで? メリット・デメリットを解説

メーカー

オートアールズ マーケティング部 石神博邦(いしがみ ひろくに)

オートアールズ マーケティング部 石神博邦(いしがみ ひろくに)

ベイシアグループの車検・カー用品専門店オートアールズ店舗での経験を経てマーケティング部に着任。カー用品やメンテナンスサービスをどのように伝えていくか考えるのが日々の楽しみ。

車内が荷物でぎゅうぎゅう? ルーフボックスで積載量をアップしよう

荷物でぎゅうぎゅうの車内

キャンプをはじめ、大きくてかさばりがちなアウトドア用品。トランクに積みきれず、座席まで荷物で圧迫されていませんか? 必要なときだけ積載スペースを追加できればいいのに…そんなお悩みをかかえるファミリーキャンパーにおすすめなのが「ルーフボックス」です。

ルーフボックスはオートキャンプ場でよく見かける、車の屋根上に取り付けるサブトランクのこと。スタンダードなサイズでも、家族4人分のキャンプ用品がすっきり入る高い収納力が人気です。

ルーフボックスってどうやって取り付けるの? そもそも自分ひとりで取り付けられるの?

そんな疑問を解決すべく、ルーフボックスの取り付け方法を詳しく解説します! また、カーショップスタッフの石神が厳選した、おすすめのルーフボックスもご紹介します。

さあ、あなたもお気に入りのルーフボックスを取り付けて、荷物でぎゅうぎゅうな車内から卒業しましょう!

車にのせたい荷物

家族4人分のキャンプ用品

ルーフボックスなら家族4人分のキャンプ用品(椅子・ガスコンロ・シート・プッシュテント・ドームテント)が余裕で入る!

ルーフボックス取り付けの予備知識

黒色の車とルーフボックス

ルーフボックスは、基本的に単体では取り付けできません。「ベースキャリア」という土台と組み合わせて取り付ける必要があります。

ルーフボックスの主要ブランドは、「THULE(スーリー)」「INNO(イノー)」「TERZO(テルッツォ)」の3社。アフターサービスもしっかりしているため、初心者の方はまずはこの3社から選ぶとよいでしょう。

THULE(スーリー) 世界最大のカーキャリアブランド。スウェーデンに本社をかまえ、輸入車から日本までラインナップが豊富です。しかし、軽自動車には適合しないモデルもあるため必ずチェックをしましょう。
INNO(イノー) 日本の自動車用品メーカー「カーメイト」のカーキャリアブランド。輸入車にも国産車にも幅広く適合しており、リーズナブルな商品が豊富です。アタッチメントの種類が豊富なのも特長。
TERZO(テルッツォ) 日本のカー用品メーカー「PIAA」によるカーキャリアブランド。日本車でも特に軽自動車に適合するラインナップが豊富です。新型車への適合スピードが早いことにも定評があります。

ベースキャリア(ルーフキャリア)の選びかた

ベースキャリア

ベースキャリアは、荷物を運ぶために車の外に取り付ける道具。ルーフボックスだけでなく、スキーやスノーボード、自転車、サーフボードなどのアタッチメントを固定するパーツです。土台の「フット」、アタッチメントを支える「バー」、フットを車体に装着するための「フック」という3つのパーツで構成されています。

ベースキャリアとルーフボックスなどアタッチメントの適合については、各メーカーごとに調査・公表しているものになります。ベースキャリアとアタッチメントが別メーカーのお取り付けはおすすめしておりません。(オートアールズでもメーカー違いの取り付けは控えさせて頂いております。)

サイズを選ぶときは、車種に適合するものを選ぶ必要があります。自分の車にどれが適合するのかわからない! という方もご安心を。各メーカーサイトに車種別に適応商品を検索できるシステムや、適応一覧表が用意されています。

【THULE(スーリー)】車種別検索システム
【INNO(イノー)】車種別検索システム
【TERZO(テルッツォ)】適用表

【価格の目安】

ベースキャリア 20,000〜50,000円

ルーフボックスの選びかた

黒色のルーフボックス

ルーフボックスを選ぶとき、まず考えてほしいのがサイズ。ルーフボックスにはコンパクトなものから大容量なものまでさまざまなサイズがありますが、車体に合わなければ取り付けができません。

ルーフボックスにはさまざまな種類があり、使用時以外は折りたためるタイプ、取り外して持ち運べるタイプなどもあります。用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

【ルーフボックスの価格】

ルーフボックス 20,000〜100,000円

【メーカー別】ルーフボックスの取り付け方法

車と山、キャンプ用品

ルーフボックスの取り付けで注意したいのが、正しい方法で設置すること。なにか間違いがあり正確に取り付けられていない場合、落下する危険性も…。ここではベースキャリアとルーフボックスの取り付けかたを解説します。

ベースキャリアの取り付け方法は4種類

ベースキャリアは一般的な乗用車の場合、前後に2列取り付けます。取り付け方法は、屋根のタイプによって以下の4タイプ。あなたの車はどのタイプですか?

ルーフオンタイプ 設置用の装備がなにもない 車種専用取り付けキットを使い、一般的にドアとボディの隙間にフックを差し込み固定して取り付ける
ルーフレールタイプ 屋根との間に隙間がある一般的なルーフレールを装備 取り付け金具は不要。直接ルーフレールに取り付ける
ダイレクトルーフレールタイプ 屋根との間に隙間がない特殊なルーフレールを装備 車種専用取り付けキットを使い、ルーフレールに取り付ける
フィックスポイントタイプ 屋根にルーフレール取り付け用のネジ穴を装備 付属のボルト金具で取り付ける
レインガータータイプ ボディ側面のドア上部に雨どいを装備 レインガーター部分を挟んで固定

ルーフボックスの取り付け方法【THULE(スーリー)】

THULE独自のルーフボックス取り付け方法が「THULEパワークリック」。工具不要で簡単な装着方式で取り付けができます(一部のモデルを除く)。

取り付け方法は、ルーフボックス内部のダイヤルを回すだけ。ツメが閉じてベースキャリアのバーをつかんで固定できます。

ルーフボックスの取り付け方法【INNO(イノー)】

INNOのルーフボックス取り付け方法で代表的なのが「INNOメモリークランプ」や「INNOスイングクランプ」。工具を使わずに簡単に取り付けができるのが特長です。

取り付け方法は、レバーを倒したりダイヤルを回したりすることでツメが閉じ、ベースキャリアのバーをつかんで固定できます。

ルーフボックスの取り付け方法【TERZO(テルッツォ)】

TERZO独自のルーフボックス取り付け方法が「TERZOスマートクランプ」。THULEパワークリックやINNOスイングクランプと同様に、上部にあるダイヤルを回すとツメが閉じ、ベースキャリアのバーをつかんで固定します。

【自分で】ルーフボックスを取り付るメリット・デメリット&注意点

ルーフボックスを自分で取り付け

メリット・デメリット

ルーフボックスを自分で取り付ける一番のメリットは、取り付け費用=工賃がかからないこと。

デメリットは、ルーフキャリアの取り付けがはじめての方や詳しくない方には、適合するモデルがわかりにくく選ぶのに時間がかかること。取り付け方法に問題があった場合は、まれにルーフボックスが落下する等のトラブルが起きる可能性がある点は理解しておきましょう。

こんな人におすすめ

  • ルーフボックスの取り付けに費用を抑えたい方
  • 車にオプションパーツを取り付けることに慣れている方
  • 自分でルーフキャリア、ルーフボックス選びができる方

注意点①ベースキャリアとルーフボックスのブランドを統一する

ルーフボックスを自分で取り付けるなら、ベースキャリアとルーフボックスを同じブランドのものを選ぶのがおすすめです。異なるブランドでも取り付けられるものもありますが、取り付けの手間やかかる時間は倍増します。

注意点②2人以上で取り付ける

ルーフボックスを安全に取り付けるには、基本的に2人以上でおこないましょう。ルーフボックスは重いモデルだと30kgオーバーのものも。ひとりで車の屋根の高さまで持ちあげるのは簡単ではありません。バランスを崩して車にぶつけて傷つけてしまったり、転倒してケガをするなど身体を傷める可能性もあります。

注意点③仮止めしてから位置合わせをする

ルーフボックスを取り付ける際、バックドアを開けた開いたときに干渉せず、かつ荷物を取り出しやすい位置に取り付けることが大切です。一度で取り付けてしまわずに、仮止めしたあと、微調整しながら位置合わせをしましょう。

【カーショップで】ルーフボックスの取り付けるメリット・デメリット&費用

林の中を走る車

メリット・デメリット

ルーフボックスの取り付けをカーショップなど業者に依頼する場合のメリットは、取り付けだけでなく、自分の車に合う商品選びの相談もできること。取り付け後の扱い方などわからないことや不安なことも聞けるため、はじめての方にはおすすめです。

デメリットはやはり、取り付け費がかかることでしょう。

取り付け費用・工賃

カーショップで取り付けを依頼した場合の工賃はおおよそ5,000〜10,000円が目安です。作業時間は1時間〜2時間程度を見ておきましょう。

【オートアールズの場合】

工賃 6,500円
作業時間 約1.5時間

こんな人におすすめ

  • はじめての方、安全に取り付ける自信がない方
  • ルーフボックス選びから相談したい方
  • ベースとキャリアでブランドの異なるものを取り付けたい方

おすすめルーフボックス3選

おすすめ【1】INNO(イノー) ルーフボックス33

INNO(イノー) ルーフボックス33

軽ワンボックス・小型ミニバンからコンパクトカーまであらゆる車種にジャストフィット。スキーなら6-8セット、スノーボードなら4-5セット積載可能なルーフボックスです。

INNO(イノー) ルーフボックス33

マットブラック / ブラック(限定品)
容量 300L
サイズ W1825×H340×D820(mm)
重量 15kg

おすすめ【2】INNO(イノー) ルーフボックス55

INNO(イノー) ルーフボックス55

大型ミニバンからコンパクトカーまであらゆる車種にジャストフィット。レジャーから買い物まで幅広く使えます。ワンタッチバックルベルトで、ルーフボックスの荷物をしっかり固定。安全積載で万一の際にも飛出しを抑えます。

INNO(イノー) ルーフボックス55

マットブラック / ブラック(限定品) / ホワイト
容量 300L
サイズ W2000×H315×D830(mm)
重量 15.5kg

おすすめ【3】INNO(イノー) ギアキャリー160

INNO(イノー) ギアキャリー160

荷物の運搬が楽になる、簡単に着脱可能なタイヤ付きルーフボックス。コンパクトなサイズ感ながらも、全長900mmのチェアやテーブル等のアウトドア用品も収納可能です。自宅や倉庫に収納する際は縦・横に自立可能。省スペースに保管できるのも魅力です。

ギアキャリーを持つ男性

マットブラック / ブラック
容量 160L
サイズ  W1130×H280×D710(mm)
重量 8.8kg

※INQ60 クイックベース60が必要です

購入前に知っておきたいルーフボックスQ&A

湖と車

Q1.ルーフボックスはつけっぱなしにしてよい?

つけっぱなしは紫外線や雨風でルーフボックスの劣化が早くなるため、おすすめできません。

ルーフボックスは基本的に硬い樹脂で作られており、短期間で劣化するものではありません。しかし、野ざらし雨ざらしの環境にずっとつけっぱなしにすると、紫外線や雨風による影響を受けて早く劣化してしまいます。

使うたびに付けたり外したりするのはたいへんですが、オフシーズンは取り外して屋内に保管しておくとよいでしょう。

Q2.ルーフボックスをつけたまま洗車機を通してOK?

ルーフボックス付きの車に対応可能な洗車機であれば、そのまま通して問題ありません。オプション選択でルーフボックスやルーフキャリアの選択を忘れないようにしましょう。

しかし、ルーフボックスを避けて洗車しますので、ルーフボックス自体はきれいになりません。また、ルーフボックスに不具合が発生したとしても自己責任になる点は、あらかじめ理解しておきましょう。

なお、洗車機の注意事項にルーフボックスを装着した車は洗車できないと記載されている場合は、高さに問題がなくても通してはいけません。もし洗車機を破損させた場合、多額の修理代を請求されることも…。洗車機を通す前にしっかり確認するようにしましょう。

※メーカーにより、洗車機の使用は不可となる場合があります。

Q3.ルーフボックスをつけたまま立体駐車場に止められる?

ワンボックスカーなどの車高が高い車にルーフボックスを装着している場合、立体駐車場など車高制限では入れない場合があります。

機械式立体駐車場の高さ制限は1.55m前後、自走式立体駐車場は2~2.5mが目安。ルーフボックスを装着している場合はほとんどの場合は止められないと考えてよいでしょう。

自走式立体駐車場なら、薄型のルーフボックスであればぎりぎり止められる場合もあります。ルーフボックス込みの高さを把握しておくとよいでしょう。

Q4.ルーフボックスは縦にして保管してもよい?

縦位置で保管すると、重さでたわんで歪みがでたり、ひびが入ったりする可能性も。車に取り付けるときと同じ状態の横に寝かせて保管しましょう。

Q5.ルーフボックスのメンテナンス方法は?

汚れたらやわらかい洗車ブラシやスポンジなどを使って水洗いが基本です。洗い終わったら乾いた布で拭きあげ、日陰でよく乾かしましょう。

まとめ

ルーフボックスを取り付けるには、ベースキャリアや車によっては車種専用取り付けキットも必要です。自分で取り付ければ工賃がかかりませんが、重いルーフボックスを屋根上に持ち上げる作業は、ひとりでは危険なためおすすめしません。取り付けは2人以上で安全におこなってください。

自分で取り付ける自信がない方は、カーショップで取り付けるとよいでしょう。車に適合するベースキャリアやルーフボックスの相談もできるため、はじめての方におすすめですよ。

キャンプなどの大きなアイテムを使うアウトドアは、ぜひルーフボックスを取り付けて、ひろびろ快適な車内でおでかけください!

車検・カー用品専門店 AutoR's -オートアールズ

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