リュックの洗い方は? 洗濯機・手洗いで洗う方法と注意点
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目次/ INDEX
朝起きたときや帰宅したとき、駆け寄ってきた猫に頭をゴツンとぶつけられたことがあるでしょうか。
また同居猫同士で頭をぶつけ合ったり、家の机やベッドなどの家具に頭をぶつけたりするのを見たことがあるかもしれません。
このような「猫の頭突き」は、一般的に猫の挨拶と言われることが多いですが、なぜ物にも頭突きをするのか気になりませんか。
この記事では、なぜ猫は頭突きをするのか、頭突き以外の猫の挨拶方法はあるのか、また猫の頭突きにはどう対処するべきか解説します。
猫が頭突きをしてくるのは攻撃ではありません。
猫の額(ひたい)には皮脂腺があり、頭突きをするように頭をこすりつけてニオイをつけています。
では、猫が頭突きをするのは具体的にどんな意味があるのでしょうか。
猫が頭突きをする理由の1つ目は、自分より優位に見ているものに対しての挨拶です。
猫同士での挨拶で多いのは次のような場合です。
猫同士の挨拶で、オスからメスに対して頭突きをすることはほとんど見られません。
飼い主が帰宅したときや、朝起きたときなどに頭をこすり付けてくるのも、挨拶である可能性があります。
猫が頭突きをする理由の2つ目は、愛情表現です。
飼い主に「大好き!」と頭をグリグリと押し付けてくることもありますが、人懐っこい猫の場合、初対面でも頭を押し付けてくることもあります。
また、人に飼われていない猫同士でも頭や体ををこすり付け合うことがあります。
これは「アロラビング」といわれる愛情表現で、人間でいうハグをするような行為です。いつも一緒にいる相手よりも、久しぶりに会った猫同士ですることが多いようです。「久しぶり!」「元気だった?」と、お互いを確認しているのかもしれません。
猫が無防備に頭を下げて押し付けるのは、信頼している相手に対してのコミュニケーションの方法と言えます。
猫が頭突きをする理由は、額の皮脂腺からのニオイをつける「マーキング」をするからでもあります。
机やベッドなど、家具に対して頭突きをするのもマーキングの意味が強いです。
マーキングをすることで縄張りを主張し、人に対しても「自分のもの」とアピールしているといわれています。
外出から帰宅した飼い主に対しては、外のニオイを自分のマーキングで上書きしているのかもしれません。
猫同士でも、マーキングしあって仲間同士のニオイを作っているとされています。
飼い主に対して「遊んでほしい」「ご飯がほしい」などの要求を伝える手段としても頭突きをします。
猫は、どうしたら人が自分の思うように動いてくれるか考えて行動しています。
「頭突きをしたらご飯が出てきた」というような経験をすると、猫は「頭突きをすると良いことがある」と学ぶのでしょう。
「スマホを見ている飼い主にかまってほしい」という場合、手やスマホに頭突きして要求を伝えようとすることもあります。
頭をこすりつけることが、単に気持ちがいいからという理由もあります。頭の上の方は、猫にとってマッサージのようにこすりつけると気持ちいい場所のようです。
頭の上や背中など、自分で毛づくろいできない場所をなでられると猫は喜びます。何も要求がなさそうなのに頭突きを繰り返す場合は、頭や背中をなでてあげてください。
猫は頭突きによって挨拶をしたり、愛情や要求を伝えたりしていますが、頭突きの他にも猫の挨拶の方法があります。
では、猫は頭突きのほかにも次のような方法で挨拶をしたり、気持ちを伝えたりしています。順に解説します。
しっぽを立てて近づくときは、友好的な挨拶をしています。
人間でいう「おかえりなさい」「こんにちわ」「いらっしゃい」というような雰囲気です。
親愛している相手にしっぽを立てるのは、子猫のとき母猫におしりを舐めてもらっていた名残と言われていて、「甘えたい」という感情が出ているようです。
親しい人間に対してや猫同士で「ニャッ」と短く鳴くことがあります。
これは人間でいう「やあ!」というような軽い挨拶です。
猫に顔を近づけたり指を近づけたりすると、自分の鼻を近づけて、いわゆる「鼻キス」をすることがあります。
これは人に対してだけでなく猫同士でもする挨拶方法で、ニオイを嗅ぐことで相手を確認しているとされています。
ゆっくりまばたきをするのも、猫流の挨拶の一つです。
「猫の目をじっと見つめていたら攻撃された」ということはないでしょうか。
目をじっと見ることは、猫にとっては「威嚇」や「敵意」を表し、恐怖を感じることがあります。そのため、目が合ったときは敵意がないことを示すため、ゆっくりと目をまばたきさせることがあります。
「ケンカするつもりないよ」というサインですね。距離が離れていてもできる挨拶です。
猫の威嚇や猫と仲良くなる方法については、威嚇する猫をなつかせたい! 猫が威嚇する意味と対処法でも解説しています。
猫の頭突きは、猫のコミュニケーション方法なのでやめさせる必要はありません。
しかし、あまりにも頭突きがしつこくて終わらなかったり、突進してきて痛かったりするならば対応する必要があるでしょう。
前述の通り、猫は頭突きをすることで要求を伝えようとすることがあります。頭突きがしつこい場合、要求が叶えられなくて頭突きを繰り返すのかもしれません。
要求を叶えてあげれば頭突きをやめます。
ただし、早朝から起こされるような困った要求にも毎回答えていると、猫は「頭突きをすれば起きる」と覚えてしまい、毎朝早朝に起こされることになります。
困った要求には、絶対に従わないことが大切です。「なでてほしい」「遊んでほしい」などの、当然の要求にはなるべく早く聞いてあげてください。
猫と遊ぶときは、手ではなくおもちゃを使いましょう。手をおもちゃと認識してしまい噛み癖がついてしまいます。
おもちゃを使って遊ぶことは、猫とより仲良くなるためのコミュニケーションになります。カインズで購入できるおすすめの猫用おもちゃを紹介します。
猫じゃらしのおもちゃは、猫の頭の上でひらひらさせたり、地面をはわせたりして猫の狩猟本能を刺激すると、夢中になって遊びます。
猫が頭突きをしてきて甘えたい様子だったのでなでてあげたら、いきなり噛まれたということがあります。
これは、なでる場所が悪かったとか、なで方が気に入らなかったなどの理由もありますが、なでられたのが嬉しくて興奮して、じゃれるつもりで噛んだということもあります。
また、なでられるのに飽きて噛んでしまうこともあるようです。
猫が飼い主を噛んでくる場合、放置すると噛み癖がついてケガや感染症につながることがあります。
噛むおもちゃを与えることで矯正できることがあるので、噛み癖は早めに直しましょう。
猫の甘噛みについては、猫が甘噛みするのはどんな時? 理由と噛み癖の対処法で詳しく解説しています。(内部リンク)
飼い主の手をすぐに噛んだり蹴ったりしてしまう猫には、ケリぐるみがおすすめです。またたびやカシャカシャ音で、猫の本能を刺激してくれます。
帰宅して駆け寄ってくる猫はとても可愛いですが、いきなりズン!と頭突きをしてきたらびっくりするかもしれません。
猫が頭突きをするのは攻撃ではなく、頭突きをすることで挨拶をしたり愛情を表現したりしています。
外出から帰宅した飼い主にマーキングして「自分のもの」と主張したり、家具に頭をこすり付けて縄張りを示したりしています。
また、頭突きをすることで「ご飯がほしい」「遊んでほしい」などの要求を伝えることもあります。
頭突きがしつこい場合は、猫が何かを要求しているのかもしれません。ご飯やおもちゃで遊んであげるなどして叶えてあげましょう。
頭突きをするのは飼い主を信頼している証です。猫の気持ちを読み取って猫との幸せなコミュニケーションを取ってくださいね。