【2023年お正月プレゼント】自宅で簡単! キノコの栽培キットを使った育て方
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「大豆を育ててみたいけど、大きな畑がないから…」と諦めていませんか?
実は、大豆はプランターで育てることができます。大豆を育てるのに最低限必要なものは「プランター・土・支柱」の3点のみ。種まきから収穫までをプランターひとつで行えます。
ここでは、大豆の育て方を、土や気温、日当たりなどから詳しく解説。収穫量を増やす方法や、病気・害虫の対処法などについてもご紹介していきます。
大豆は、醤油や味噌、豆腐、納豆などの原料として、また枝豆として、古くから日本人に親しまれてきた植物です。
豆は、体内で作り出せない必須アミノ酸をバランスよく含み、消化吸収がとても良く、日本人の食生活に欠かせません。大豆に含まれるイソフラボンは、肌の健康やホルモンバランスの調整など、アンチエイジングの効果も期待できることが近年の研究でわかっています。
大豆の品種は多く、国産大豆だけでも300種類以上。北海道では「ユキホマレ」、北陸では「エンレイ」、関東では「里のほほえみ」などの品種が多く栽培されています。
育て方は比較的簡単で、水の管理を間違えなければ、初心者でも育てやすい作物です。夏には枝豆、秋には大豆として2度楽しめるのも大豆栽培のおもしろさではないでしょうか。
大豆は種からでも、苗からでも育てることができます。
種から育てる場合は、育苗ポットに種を2〜3粒植えて発芽させます。温度管理や間引きが必要で、はじめての場合は少し難しいと感じるかもしれません。
また、種は販売されている種類が非常に多く、選ぶ楽しさがあります。ひと袋あれば食べきれないほど収穫できるのも魅力です。
一方、苗から育てる場合は、植えてから収穫までが早いというメリットがあり、種のように発芽の心配もありません。はじめての大豆栽培で失敗したくないという方は、苗から育てると安心です。
大豆は「鉢植え」と「地植え」のどちらでも育てることができます。
鉢植えの場合は、ベランダや玄関先で手軽に栽培がはじめられます。地植えに比べて収穫量は少なくなりますが、大きめの菜園プランターを使えば、本格的な大豆栽培が楽します。
地植えのメリットは収穫量の多さです。土づくりや水やり、病害虫の対策など手間は増えますが、たくさん収穫したい方にはおすすめです。
大豆の種の発芽温度は10℃〜35℃と幅広く、暖かいほど発芽にかかる日数が短くなります。適温であれば1週間から10日で発芽しますが、10℃を下回る気温が続くと、発芽はかなり遅くなります。
苗がよく成長する気温は20℃〜25℃で、強い日差しと風通しが必要です。夏の日差しでぐんぐんと成長し、外の風に当たると太くて丈夫な苗が育ちます。
プランターで栽培する場合は、たくさんの日差しが降り注ぎ、風通しの良い場所に置くようにしましょう。
大豆は水やりがとても大切です。大豆は根を浅く張るため、鉢底や土深くにある水を吸収できません。鉢底が湿っていても、根が張っている表面近くは乾燥している場合があるので、水切れには十分注意しましょう。
種から育てる場合は、種を撒いた直後にたっぷり水をあげます。その後発芽まで水やりは控え、10日ほど雨が降らなければ再び水やりをします。これは水のあげすぎで種が腐るのを防ぐためです。
苗を植えた場合も同様に、植えた直後はたっぷりと水をあげ、その後は土の表面が乾いたら行うようにしましょう。
花が咲く時期に水が足りないと、花が咲かないだけでなく、サヤの中の実入りが悪くなったり、サヤすら付かなかったりすることがあります。
マルチ(土の表面を覆う資材)や敷きワラで土の表面を覆うと、土の乾燥を防げます。
大豆は、土を選ばない作物といわれていますが、収穫量を増やすためには土づくりもしっかり行いたいところです。
地植えの場合は、植え付けの3〜4週間前に苦土石灰を撒いて、1〜2週間前に堆肥と緩効性の肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。そして幅40cm、高さ10cmほどのウネを作ると水はけがよくなり、大豆に適した環境ができあがります。
プランターで育てる場合は、市販の野菜用培養土がおすすめです。野菜用の培養土には、大豆に必要な栄養素がはじめから入っているため、元肥の必要がなく手軽に始めることができます。
大豆は肥料をあまり必要としない作物です。その理由は、大豆の根に「根粒菌」という菌が自生していて、空気中のチッ素を常に大豆に送っているためです。
そのため、チッ素を多く含んだ肥料を与えてしまうと、チッ素が過剰になって、葉ばかりが増え実がならない「つるぼけ」という状態になります。もし大豆に肥料を与えるならば、チッ素の少ない大豆専用肥料を、実ができてから与えると良いでしょう。
大豆栽培の失敗の多くは肥料過多が原因です。大豆の場合は、肥料をたくさんあげるほど収穫量は減ってしまいますので、十分注意しましょう。
大豆は根の張りが浅く、倒れやすいため、支柱とビニールタイを使って倒れないように補強しましょう。
まず、苗のそばに支柱を立て、ビニールタイを支柱にしっかり固定します。そして8の字を描くように大豆の茎に巻き付け結んでいきます。成長に応じて、根元近くから数ヶ所行いましょう。
ビニールタイは、成長した際に茎に食い込まないよう、ゆるめに結ぶほうが良いでしょう。
「摘心」とは、茎の成長を意図的に止めて、脇芽の成長を促す作業のことです。大きい大豆をたくさん収穫するために大切な作業となります。
もし、茎の成長を止めずにそのまま上に伸ばし続ければ、栄養が分散し、実つきが悪くなる原因となります。
摘心のやり方は、主茎の先端を摘みとるだけですが、早すぎても遅すぎても効果が少なくなります。本葉が5枚〜6枚でたタイミングで行うようにしましょう。
大豆の収穫時期は一般に10月下旬から11月頃ですが、大豆の状態をよく確認してから収穫時期を決めた方が良いでしょう。
具体的には、サヤが黄緑→黄色→薄茶色の順に変化し、葉っぱがすべて落ち、サヤの中身がカラカラと音がするようになったら収穫時期です。
収穫は、株を根本から丸ごと引き抜くか、根元で刈り取ります。また、収穫の際に雨が降っているとカビの原因になるので、雨の日の収穫は避けるようにしましょう。
収穫後はサヤを完全に乾かすために、風通しの良いところに吊るし2週間ほど乾燥させます。品種によっては、乾燥するとサヤが自然と裂けて豆が落ちてしまうので、ネットに包んでそのまま吊るしても良いでしょう。
乾燥したサヤから大豆を取り出す時は、ひとつずつ手で取り出すほかに、ネットの上から棒で叩く方法もあります。
大豆は連作障害が発生しやすい作物です。連作障害とは、毎年同じ畑やプランターで大豆を栽培した際に、生育に必要な栄養が土の中で不足し、大豆が育たないことをいいます。
大豆は、特に連作障害を起こしやすい作物です。同じ場所で2年続けて栽培はせずに、2〜3年あけましょう。
プランターであれば土を丸ごと入れ替えれば、翌年も問題なく栽培できます。
大豆の病気で多いのは「モザイク病」と「白絹病」です。
モザイク病は、アブラムシを媒介として感染する病気で、葉がちぢれ、萎縮し、最終的には枯れてしまいます。白絹病は、梅雨時期に多く発生し根や茎が腐敗して、枯死する病気です。
どちらも治療法はなく、病気にかかった株をそのまま処分するのが一般的です。そのため、粒状の殺虫剤を土に混ぜ込んだり、土の上に撒いたり、病気になる前の予防が大切です。
大豆はハトやカラスの被害に遭いやすく、特に発芽直後は、豆が地表に出てくるため狙われやすくなります。
有効な対策は、防虫ネットや寒冷紗でトンネルをつくることです。防虫ネットはハトやカラスの侵入を防ぐだけでなく、カメムシ対策にもなります。種や苗を植えた直後に設置し、収穫まで設置しておくと安心です。
他にも、アブラムシが発生することがあります。アブラムシは大豆のサヤに群がって汁を吸い、実を付かなくする害虫です。
アブラムシは植物が密生していて、風通しの悪いところに発生します。植える間隔を広くとり、日当たり良く風通しのよい場所で栽培するよう心がけましょう。
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