オキシクリーンの使い方! 画像付きで手順を一から解説!
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美味しいご飯が食べたい。せっかくなら新米だったらもっといい。
でも、新米は秋まで待たなきゃいけない…。
しかし、そんな希望を叶えてくれるお米がある。千葉県のお米「粒すけ」だ。
粒すけのパッケージには、チーバくんが載っている
「粒すけ」は2年前に千葉県で開発された新品種で、「大きい粒」「程よい粘りと弾力」「8月収穫の新米」と、いいとこ取りのお米だ。しかも、味はコシヒカリと同等以上。
簡単に開発されたと言っても、「粒すけ」の開発に費やした時間は実に13年!
関東でも米どころとして有名な千葉県が、本気を出して開発したお米が「粒すけ」である。美味しいに違いない!
千葉県の本気度を表すように、パッケージにはデカデカと千葉県マスコットキャラクター チーバくんが載っている。
ということで、「粒すけ」の特徴や魅力についてチーバくんと一緒に開発者に聞いてきました。
チーバくんと待ち合わせをして向かったのは千葉県香取市にある「(千葉県)農林総合研究センター 水稲・畑地園芸研究所 水田利用研究室」。
農林総合研究センターは、「粒すけ」を開発・誕生した場所で、その周囲は見渡す限り、田んぼ、田んぼ、田んぼ……。
文字通り田んぼに囲まれています……
緑の田園が広がる景色の中に、赤いシルエットが浮かび上がる。
チーバくん発見!
チーバくん発見! 隣の女性は……?
──こんにちは! 今日はチーバくんと粒すけというお米について教えてもらいたくて来たのですが……。
林さん:こんにちは! 今日は遠くまでありがとうございます。粒すけ開発担当者の林です。
──「粒すけ」を作った人だったんですね! ぜひお話を聞かせてください! ところで移動の途中にお腹が空いてしまったのですが、早速粒すけをいただきたいな〜なんて。
林さん:はい、ぜひ召し上がってください。でもその前に、粒すけがどんなお米なのか、少しお話させてください。知ってもらって食べたほうが、もっと美味しく感じると思います!
──たしかに! 林さん、お話聞かせてください!
千葉県農林総合研究センター 水稲・畑地園芸研究所 水田利用研究室室長で、粒すけの開発を担当した林さん。
──「粒すけ」のことを聞く前に、千葉県ってお米作りが盛んなんですか?
林さん:実はそうなんです。千葉県では早場米と言われる、8月には収穫できるお米がたくさん栽培されているんですよ。秋の長雨前に収穫できるので、いもち病(稲に発生する病気の1つ)にかかりにくくなるというメリットがあるんです。
──千葉県が米どころとは知りませんでした!
林さん:収穫期を早めると台風や洪水の回避ができること、春先に苗をビニール等で保温して育てる技術が開発されたことなどにより、昭和30年代には県全体に早期栽培が広がりました。
──千葉県ではどんなお米が育てられているんですか?
林さん:千葉県では、ふさおとめ、ふさこがね、コシヒカリ、そして「粒すけ」が栽培されています。ふさおとめとふさこがねはお米がふっくらしていているのと、稲の丈が低くて育てやすいのが特徴です。コシヒカリは、言わずと知れた美味しいお米ですが、稲の丈が高く、雨や風で倒れてしまうことが多いので育てるのが難しい品種です。
そこで、コシヒカリのように美味しく、ふさおとめやふさこがねのように育てやすい品種を作ろう! と開発したのが「粒すけ」なんです。
4種それぞれの特徴をまとめた表(画像:粒すけHPより)
──味が美味しいっていうのはなんとなくわかるのですが、粒が大きいのも美味しさに関係するんですか?
林さん:粒の大きさは見た目だけでなく、食感を大きく左右します。どんなに味が良くても粒が小さいと噛みごたえがないので、ふっくらしたお米は満足感が段違いなんです。
──なるほど!
水田利用研究室はこの辺(チーバくんは横から見ると千葉の形をしているよ!)