手袋1つで家中お掃除「そうじの神様おそうじミトン」がズボラ向けで優秀だった!
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あなたは、掃除が好きですか?
インターネットで200名にアンケートをとってみたところ、65%の方が掃除が「嫌い」と答えています。
ぼくは以前、花王「ホームリセット」の取材をした際に、「現代家事3ないニーズ」という言葉を知りました。
花王さんに教えてもらった、現代家事3ないニーズという言葉は、ぼくにとって大きな共感をもたらすものでした。
「やりたくない」「考えたくない」「持ちたくない」という全ての「ない」に共感できます。
それでもやっぱり、ぼくらには掃除が必要です。ぼくらは掃除からは逃れられません。でも、面倒。「おすすめお掃除グッズ」を紹介するような話にも飽きました。
いいや、そんなことの前に、掃除が面倒なんだよ!
花王・松田さん
なんでしょうか?
大塚
ぼく、じつは掃除が……。掃除が、ちょっと……。
花王・松田さん
はい……。
大塚
どちらかというと、掃除がキライなんですよ……。すみません……。
花王・松田さん
いえいえ、そんな謝られるようなことではないですよ。ちなみにどうしてそう感じるのでしょうか。
大塚
もう、とにかく面倒でして……。それで、実際どれぐらい掃除って嫌われているのかなぁと思って、200人にアンケート調査をやってみたんですよ。
花王・松田さん
あ、もう調べていらっしゃるんですね……。
大塚
そしたら、こんな結果が出ました。
大塚
見ての通り、掃除が好きと答えた方は35%で、ぼくが多数派でした。みんな、掃除が好きじゃない。
花王・松田さん
掃除が好きではないという方にお話伺うと、取り掛かるまでのハードルの高さに苦手意識を持っている方が多いんです。
大塚
そうです。掃除に取り掛かろうと思うこと自体が面倒なんです。でも、それってどうしようもないじゃないですか。
花王・松田さん
いえいえ、実はちょっとした工夫で、掃除に取り掛かるハードルを低くすることもできるんです。一番のコツは汚れを溜め込んでしまう前に、きれいにしてしまうことです。
大塚
うーん、まぁ、そうか……。
花王・松田さん
溜めこんでしまった汚れは、ゴシゴシしなければなかなか落ちないので、時間も労力をかかってしまい大変ですよね。 汚れを落とす時間と労力がかかりますので。
大塚
たしかに。それで悪循環になるんでしょうね。既に汚れを溜め込んでますから……。逆に掃除が好きという方は、どんな思考回路なんでしょうか。
花王・松田さん
掃除が好きとお答えになる方は「掃除」自体が好きというよりは、「掃除をした後のキレイな状態」も含めて「好き」とお答えになっている方が多いんじゃないかと思います。
大塚
なるほど。状況はわかりました。どんどん深堀りしていきますよ。
大塚
掃除をできるだけやりたくないと思っている方は、73%もいました。そして、その理由を尋ねてみたところ、以下のような結果になったんです。
大塚
もう、とにかく「嫌いだからやりたくない」というシンプルな回答が1位になりました。僅差で「時間がないからやりたくない」という声も多くなっています。
花王・松田さん
「時間がない」というお声が弊社の調査でもお客様からよく頂きます。
大塚
悲痛な声がたくさん届いていますよ。
大塚
全部、めっちゃわかる……。
花王・松田さん
やはり、掃除の「ハードル」が高くなっているかもしれないですね。溜め込んだ汚れを一気に落とそうとするから大変になって、掃除が嫌いになるし、時間がないと思ってしまいますよね……。
大塚
汚れを溜め込んでしまう悪循環は、諸悪の根源なんですね。どうすれば、この悪循環から脱せられるんでしょうか。
花王・松田さん
掃除のスタイルを変えるきっかけが必要ですね。そのためには、掃除の作業自体にテコ入れできるアイテムが必要です。弊社の「ホームリセット」は、そういったアイテムのひとつですね。
花王公式サイトより
大塚
前回の記事『「ホームリセット」はさすがに言い過ぎだろと花王に聞いてみた』で取り扱った「ホームリセット」は、家じゅうの汚れや菌がサッと落ちる商品でしたね。ちょっと汚れたらすぐ拭き取るという……。
花王・松田さん
そうです。ふきんや雑巾を用意しなくても、スプレーしてティッシュでサッと拭きとるだけで2度ぶきもいらない、掃除ハードルを低くできればと考えられた商品です。
大塚
こうしたアイテムをうまく活用して、悪循環から少しずつ脱したいです……。ちなみに、掃除がやりたい人の理由も尋ねてみています。
大塚
「掃除の作業が好き」は2票しかありませんでした。
花王・松田さん
「掃除そのものが好き」というよりは「キレイな部屋が手に入るから掃除が好き」という発想の方は多いですね。
大塚
そういうことができるの、尊敬するなぁ……。キレイ好きな人って、1日のどんなタイミングで掃除をしているんでしょう。
花王・松田さん
キレイ好きな人は、掃除が習慣になっていて、掃除へのハードルが低いです。スキマ時間に掃除をするほか、ながら掃除をする方も多いと思います。
大塚
スキマ時間掃除に、ながら掃除……。そんな高等テクニック、自分には無理そうなんですけど……。
花王・松田さん
あまり掃除という感覚を持たずに、普段の暮らしに取り入れるのが大切なんです。
大塚
そんなこと、可能なんですか? 自分には無理そうなんですけど……。
花王・松田さん
たとえば、電子レンジ調理の待ち時間に、「ホームリセット」で調理台やコンロ周りを拭き上げたり……。
花王・松田さん
洗面所で歯を磨きながら「ホームリセット」のシートクリーナーで洗面台や鏡を拭き上げたり……。
花王公式サイトより
大塚
なるほど、そんなふうに生活の中に掃除行動を入れていくんですね。「掃除」と身構えないようにするのか……。
花王・松田さん
12月に大掃除をする方も多いと思います。そのお部屋が綺麗になったタイミングで、ながら掃除・隙間時間掃除は取り入れるチャンスですね。
大塚
掃除について考えたくない人は71%いました。具体的に何を考えたくないかというと……。
大塚
「時間の捻出」が、圧倒的な1位になるんですよね……。これもやっぱり「掃除には時間の捻出が必要」という固定概念が良くないということですよね。
花王・松田さん
そうですね。「普段の生活の中でちょっと綺麗にする」という意識なら、ハードルは下がるんじゃないかと思います。
大塚
その「普段の生活の中でちょっとキレイにする」って、具体的にどう考えたらいいんですかね。ちょっと、イメージが沸かないんですけど。だいたい、そんなこと、掃除嫌いなぼくらにできると本気で思ってます?
花王・松田さん
まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。まずは、スキマ時間に手の届く範囲を掃除をするところから、始めましょう。
大塚
いや、でも、そんなんじゃ、汚れたまり放題の状況は全然変わらないと思うんです。
花王・松田さん
そんな、一気に解決しようとしなくて大丈夫ですよ。現状をいっぺんにキレイにするのではなく、掃除の習慣をつけることを考えましょう。
花王の公式サイトより
大塚
キレイにするのではなく、掃除の習慣をつけることを考える……。そんな発想、初めて知りました。たしかに、問題の本質を突いている気がします。
花王・松田さん
掃除グッズを収納にしまいこんでいる方が多いと思うのですが、実はそれも掃除を億劫にしてしまう原因のひとつなんです。
大塚
うわぁ……。まさにその通りなんですけど。どうすればいいんでしょうか。
花王・松田さん
家事の導線の中に掃除グッズを置いて、気づいたときにサクッとキレイにできる環境をつくることが大切です。すぐ取り出せる場所に、適切な掃除グッズを配置しましょう。
大塚
なるほど……。明確な提案ですね。
花王・松田さん
掃除道具をどこに置くかが、掃除を定着させる重要なポイントです。花王でも、どこに何を置いておくか、お客様からいろいろなアイデアをもらっています。たとえば、以下のようなアイデアです。
大塚
掃除のアイデアって「汚れの落とし方」という切り口しか考えたことがありませんでした。「掃除グッズをどこに置くかというアイデア」って、すごく有用ですね。
花王・松田さん
主軸を「汚れを落とす」ではなく「掃除をラクにする」に置いた発想なんです。
大塚
溜まった汚れを落とす方法を考えるより、ラクに掃除する習慣をつけたほうが、幸せかもしれない。なんか、だんだん解決の糸口が見えてきた気がします。
大塚
最後に、掃除道具をなるべく持ちたくない人は66%でした。持ちたくない理由は、以下のとおりです。
大塚
ミニマリストが増えていることや、自宅に掃除道具を置くスペースがないなどの理由で持ちたくない人が増えているみたいです。
花王・松田さん
持ちたくない問題については、マルチに使える洗剤で在庫管理を楽にするという方法が有効かと思います。
大塚
たしかに、マルチに使える洗剤を知っておくのは大事かもしれませんね。
花王・松田さん
「ものを増やしたくない」とおっしゃる方に、洗面下の収納の写真を撮ってもらうと、詰め替え用のパウチでいっぱいになっているケースが多々あります。在庫管理でストレスになりますよね。
大塚
マルチに使える洗剤なら、それこそ「ホームリセット」ですかね。
花王・松田さん
掃除の習慣化のために、まずはサッと使える「ホームリセット」をどこに置いてみようか考えてみるのもいいかもしれません。
大塚
今、松田さんの話を聞いていて思ったんですけど、じつはボトル1本で詰替え用を何本も持つより、ホームリセットのボトルを複数本持っていたほうが、習慣化には便利じゃないですか?
花王・松田さん
おっしゃる通りです。愛用者の方の中には、いつでもサッと使えるよう、キッチンと洗面台の2カ所にボトルを置いてる方もいらっしゃいます。
大塚
そうですよね。自宅の中のさまざまな場所で、さっとに手に届くところにあったほうが便利だし、スマートですもんね。
花王・松田さん
掃除グッズを仕舞い込むのをやめて、使う場所に置くことから初めて見ると、掃除の習慣化は意外と難しくないと思います。
大塚
本日は、貴重なお話をありがとうございました!
取材しながら、掃除が好きな人と掃除がきれいな人の違いはどこにあるのだろうと考えていました。
そこで、もっとも大きく感じたのが、掃除へのイメージの違いです。掃除嫌いな方々は、掃除を「溜まった汚れを落とすもの」と考えていますが、掃除好きの方々は「きれいな状態を保つもの」と考えています。
掃除好きな方々は汚れが溜まる前に掃除をしています。簡易的な掃除で十分きれいになるからこそ、掃除の習慣が根付いているのです。掃除嫌いな場合だと「溜まった汚れを落とすもの」と考えているため、掃除がきつくて大変なものと思ってしまいがちなのでしょう。
そんな中で「掃除道具の置き場所を決めて、ながら・ついで作業で掃除する」という方針は、習慣付けの意味でとても参考になりました。ぼくもさっそく、自宅で実践します!
大塚
いつも取材を受けてくださって、たいへんありがたいと思っています。……ですけど、ちょっと言っておかなければならないことがありまして。今回の記事のテーマにも関係するんですが……。